【インドの鉄道】1000人乗せた列車が逆走。人々パニック。

 

さて、クイズです。
世界でもっとも鉄道が長い国はどこでしょう?

 

 

答えは、アメリカ合衆国。
鉄道の長さは22万8218キロメートル。
ダントツで世界ナンバーワン。

では、続いて2位から5位はどこでしょう?

 

 

答え(キロメートル)

2位 ロシア 8万5266
3位 中国  6万6989
4位 インド 6万5808
5位 カナダ 5万2131

日本はというと2万140キロメートルだから、国土のせまさから考えると驚異的に長い。

以上は、外務省ホームページ「鉄道の長い国」から。

今回の記事は、世界第4位のインド鉄道について。
「鉄道は長けりゃいい」というわけでもない、という話。

 

では、まずはインドの鉄道駅を見て、雰囲気をつかんでほしい。

人がレールを線路上を歩いている!
ということはインドの日常。
線路上に入って来た牛を、たたいて追い出したのを見たことがある

 

先月5月11日に、「日本ならでは」という出来事があった。

JR西日本の琵琶湖線で、新快速列車が定刻時刻より25秒早く発車してしまう。
それを知ったJR西日本は、すぐに「お客様には大変ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません」とホームページで謝罪した。

「25秒で公式謝罪って、日本はなんなんだ⁉」と、これをイギリスBBCが伝えて世界的なニュースになる。

これを知ったインド人がツイッターにこんなコメントをしていた。
*日本語はだいたいの意味。

If it’s in India it would never have happened. Our train waits for passengers even for a day…..

インドでは絶対に起こりえない。インドの列車は、乗客を一日でも待たせる・・・。

In india..we have 25 Hours late running trains without any apolologies from government or authorities ..hahhahhaa

インドなら25時間遅れて、謝罪もなしだよ。ハハハ。

 

そう、これがインド鉄道。

でも、25時間遅れるのならいい。
ボクのばあい、13時間遅れて大変な目にあった。

駅のオフィスで列車のチケットを買うとき、「何時にそこに着きたい?」と駅員に聞かれる。

できれば昼間のうちに着いて、宿を探したい。
インドで「深夜の宿探し」だけはしたくない。
ということで、13時到着のチケットを買った。

列車は順調に13時間遅れて、深夜2時に到着。
丑三つ時じゃねえか。
こういう事態を避けたかったのに。
これだったら、いっそのこと25時間遅れたほうがいい。

このときは「駅で朝まで待とうか?」と思ったけど、それもおそろしい。
それで駅前のホテルに飛びこんで、一命をとりとめることができた。

 

列車の中から

 

日本の鉄道で”らしい”出来事があった一ヶ月ほどまえ、インドの鉄道でも”らしい”ことがおきた。

インドのオリッサ州で4月7日、1000人の客を乗せた列車が11キロ逆走した。
この暴走列車の止め方も、インドらしい。
鉄道会社のスタッフが「岩」を線路上に置いて、列車を止めたという。
さいわい、乗客や従業員にけがはなかった。

このときの様子を収めた動画ある。
異常事態に気づいた人たちがパニックになって叫んでいる。

Guardian NewsTrain rolls backwards for miles without engine in India

これを岩で止めたインド人がすごすぎる。
こんなことがあっても、たぶん鉄道会社は謝罪しない。

 

イギリスBBCの記事(2018年04月10日)によると、インドの鉄道でこんな事故は珍しくない。

インドではこのような事故は珍しいことではない。(中略)昨年11月には、旅行中のインド人農家の集団を乗せた列車が、時速160キロで「間違った方向に」走った。寝ていた農業従事者が目を覚まし、異変に気づいた。また昨年8月には、インド北部のウッタル・プラデシュ州で列車が脱線し、少なくとも23人が死亡した。

機関車ない列車、1000人乗せ11キロ逆走 インド

 

「鉄道事故の多い国ランキング」なら、インドは世界一かもしれない。
やっぱり、インドはいろいろすごい。

 

こちらの記事もどうですか?

JR、25秒早い出発を謝罪←日本人と外国人の反応の違い。

インド 目次 ①

インド 目次 ②

インド 目次 ③

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。