時の記念日。でも日本人は、コロンビア人の生活に学ぶべし!

 

きょう6月10日は「時の記念日」。
ということで、銀座では、こんなことが行われた。

TOKYO MX NEWS(2018年6月9日)から。

6月10日は時の記念日です。これを前に時間について見つめ直すきっかけを作ろうと銀座のシンボルである和光の時計を「休ませる」取り組みが行われています。

銀座のシンボルが「お休み」

この時計を止めた。

 

このニュースにネットでは?

・毎度ゴジラに壊されるあれか。
・あ?仕事休んでもいいけど有給は使うなよ?
・こっちは休みたいけど会社と上司がさせてくれないんだよばーか
・今はもう動かない
・時よ止まれ!ザ・ワールド!
・江戸川区のシンボルは船堀タワー!異論しか認めねえッ!!
・>江戸川区のシンボルは新堀ギター!
に見えた 違和感はない

 

ということで、今回は「日本人の時間感覚」について書いていこうと思う。

日本人は、世界でもっとも時間厳守と言われている。
その象徴が1分単位で運行される電車。

先月には、新快速列車が定刻より25秒早く発車して、JR西日本が公式に謝罪した。

イギリス人はこんな日本が気に入っていて、「25秒で謝罪するのは日本だけ」とツイートする。

また別のイギリス人は、こう書きこんでいた。

In GBUK it is more like a train departs 25 minutes late and we get no apology at all.

(意訳)イギリスなら25分遅れて出発して、謝罪はなしだな。

でも、そんな日本人だからこそ、コロンビア人の生活から学ぶべきものがある。

 

 

日本人の時間厳守の感覚はいま、世界で「あり得ない」と言われるレベルにまで達している。

でも、昔はそうでもなかった。
日本人はけっこう、時間にルーズだった。

それで1920年(大正9年)に、東京天文台と文部省の団体が、日本人に時間厳守の感覚を身につけさせるために、「時の記念日」を制定したのだった。

日本国民に「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」と呼びかけ、時間の大切さを尊重する意識を広めるために設けられた。

時の記念日

 

そんな1920年とは、どんな時代だったのか?

1918年に第一次世界大戦が終わって、1920年に国際連盟ができている。
日本人も、グローバルスタンダードな時間感覚を身につける必要があった。

 

日本人に「時の記念日」が必要な理由は分かったとして、じゃ、なんでそれが6月11日なのか?

その答えは日本書記にある。

日本書記によると、671年6月10日に、日本で初めて時が刻まれた。

近江神宮のホームページから。

天智天皇の10年(671年)4月25日、漏刻と鐘鼓によって初めて時を知らせたという『日本書紀』の記事にもとづき、その日を太陽暦に換算して、定められました。

時の記念日の由来

日本人はこのときから、時間を認識できるようになったのだろう。
その意味では、時の記念日というより時の誕生日だ。

 

 

だが待ってほしい。

現代の日本人を見れば、「時間をきちんと守り、欧米並みに生活の改善・合理化を図ろう」という時の記念日の目標はすでに達成されている。

むしろ日本人はいま、時間に縛られないユルイ過ごし方が必要なのでは?

じつは、銀座和光の時計を休ませた理由もそこにあった。

「もうちょっとのんびりしてもいいんじゃないとか、あるいは時間に対する考え方を見直しましょうということで「時を休もう」というメッセージを和光の時計塔に掲げることにしました。

銀座のシンボルが「お休み」

 

この考え方に同意!
でも、やり方が手ぬるい!

いっそのこと、コロンビアを見習って「一日中、なまける日」をつくってもいい。

AFPの記事(2017年8月21日)から。

毎年恒例の「世界怠惰の日(The World Day Of Laziness)」を迎えたコロンビア北西部アンティオキア(Antioquia)州イタグイ(Itagui)では20日、屋外に設置されたベッドやハンモックの上でリラックスする人々の姿が見られた。

みんなでゆっくり「世界怠惰の日」、工業都市にも休息 コロンビア

 

ストレスによる過労死が問題になっている日本では、一年に一日ぐらい、ソファやベッドでリラックスする日が必要だ。

だが待ってほしい。

逆にコロンビア人には、時の記念日が必要だ。
「みんなでゆっくり」ではなくて、君たちは、時間をきちんと守る感覚を身につけたほうがいい。

 

日本人はアラビア人の「ラーハ」に学んでもいいと思う。

中東(イスラムの国)の旅で味わう「ラーハ」という異文化交流

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。