韓国少女像③反日するけど友好も求める。韓国側の言い訳は?

 

日本に対して反日パフォーマンスを行う。
でも同時に、日本との友好交流を求める。
この困難に挑戦しているのが韓国だ。

韓国の平沢市が慰安婦像を設置したことで、秋田県の高校生との交流事業が中止になってしまった。
水原(スウォン)市がドイツ・フライブルク市に慰安婦像の設置をすすめていたことで、福井市長の韓国訪問がキャンセルになる。
釜山市と福岡市の友好関係も、慰安婦像によって傷つけられた。

平和の少女像が持つ「平和のチカラ」は本当にすごい。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

韓国少女像②日本の中高生・市長が韓国訪問を中止した理由。

 

慰安婦像によって、日本との友好交流に悪い影響が出たことは他にもあった。

2017年の春に、韓国南部にある麗水(ヨス)市に慰安婦像が建てられた。
10月には2体目の像が登場する。

3体目ができる前に、麗水市と姉妹都市にあった佐賀県唐津市が像の設置に不快感をしめす。

唐津市は「日韓合意の誠実な履行を期待する」という親書を、麗水市長の朱(チュ)氏にわたす。
でも、このあと出てくる中央日報の記事(2017年11月24日)の時点では、麗水市は唐津市に返事をしていない。

 

前回の記事で、福岡市長の言葉を紹介した。
姉妹都市関係にある釜山市が、市内に慰安婦像の設置を認めてしまう。
これを受けて福岡市長は釜山市にこう伝えた。

「長い交流の歴史があるが、領事館前に像があることが日韓関係を冷え切らせている。耳の痛いこともしっかり伝えることが大切な関係だと思う」

前回、「見て見ぬふりをしてはいけない。日本側は『慰安婦像を認めない』という立場を、ハッキリしめしたほうがいい」と書いたのは、そうしないと、麗水市のようになってしまうから。

日本側が何も言わなかったら、「日本も慰安婦像を認めた」ということと同じ。
だったら、麗水市が2体目の像を建てても不思議ではない。

 

 

反日パフォーマンスを行うけれど、日本との友好交流を求める。

韓国側はこの矛盾をどう考えているのか?

中央日報の記事(2017年11月24日)によると、「慰安婦像の設置は友好交流に影を落としかねない」という唐津市に対して、麗水市は「少女像の設置と国際姉妹都市間の交流は別問題」という立場をしめした。

この理屈は、韓国政府の「ツートラック」と同じ。
反日と経済協力を切り離して考えて、同時に進めるのと変わらない。

反日パフォーマンス(慰安婦像の設置)も友好交流も捨てられなかったら、麗水市は「それは別問題」と言うしかない。
そして唐津市には譲歩を求める。

朱市長は「慰安婦問題は歴史の教訓として記憶されなければならず、このため麗水市民の自発的な努力に対して唐津市が言及することは両都市の国際交流の発展に何の役にも立たないと考える」とし「純粋かつ自発的な市民意識と歴史精神から出発した平和の少女像設置を尊重してもらえるよう願う」と付け加えた。

麗水市長「少女像設置で唐津市との35年間の交流が揺らがないことを願う」

 

麗水市側は、慰安婦像を1体2体と建てる。
でも、唐津側は一切何も言わない。
そしてこれまで通り、友好交流を行う。
たしかに韓国側にとってはこれがベストだ。

でも、「少女像の設置と国際姉妹都市間の交流は別問題」というのは、韓国国内で通じる「反日無罪」の言い訳でしかない。
こういう身勝手な価値観に、日本人を従わせるのは無理だろう。

 

 

慰安婦像を設置することと友好交流を両立させる。

これが自己中心的・一方的であることにいて、簡単に書きたいと思う。

まず慰安婦問題で一番重要なことは、「2015年の日韓合意で最終的な解決が確認されている」ということ。
つまり、これは解決済みの問題。
だから今になって、この問題を掘り起こすべきではない。

「慰安婦問題は韓日合意で解決が確認されました。これからは、韓国と日本が合意の精神を守っていくことが大事です」と碑文に書くのならいいけど、韓国側がそんなことをするわけない。

 

それに、そもそも「少女像」というのがまちがっている。
慰安婦に中学生のような少女はいなかった。
それで、「『少女像』という呼び方は誤解をまねく」ということで、日本政府は少女像ではなくて「慰安婦像」と呼ぶことにしている。

実際にはいなかった「少女」の形をしている時点で、これは歴史のわい曲だ。

 

ただ、像を少女にしたのにはワケがある。
韓国としては、日本の加害性・残酷性を高めて、韓国側の被害性を強調したい。
「少女像」にはそんな悪意がある。
「少女像」は歴史の事実と真実ではなくて、わい曲と悪意によってつくられている。

だから日本の政府もマスコミも、この像に反発している。

「慰安婦問題は歴史の教訓として記憶されなければならず」と言いながら、歴史的事実を無視している。
そんな韓国理論は日本に通じない。

「この像を建てたら、日本側は不愉快になる」ということを知っていながら、像を建てたり設置を認めたりするのは、日本に対する嫌がらせでしかない。

 

福岡市長が釜山市に言ったことが、少女像設置への日本の答えだ。

「像があることが日韓関係を冷え切らせている。耳の痛いこともしっかり伝えることが大切な関係だと思う」

それでも像の設置に対して、「(日本が)言及することは両都市の国際交流の発展に何の役にも立たない」と韓国側が突っぱねるのなら、また交流中止が起きても仕方ない。
その責任は韓国側にある。

「平和の少女像設置を尊重してもらえるよう願う」と日本に甘えるのも、そろそろ通じなくなっている。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。