在日外国人「日本人は盗まない!」。でも”盗難の時期”がある。

 

日本を旅行した韓国人が、家の前に置いてあった花を見て、「とてもうらやましかった」とため息をもらす。
日本では、キレイな花を外に出していても、盗まれることがない。
韓国でこれをやったらどうなるか?

それは前回の記事をお読みください。

 

イギリス人・タイ人・インド人・台湾人など、いろいろな在日外国人に日本の治安について聞くと、声をそろえてこう言う。

「日本では物が盗まれない!」

あるベトナム人はコンビニの駐車場で、カギのついた原付やエンジンをかけたままの車を見て驚いていた。

「ベトナムだったら、1分以内になくなりますね!」

 

でもつい最近、アメリカ人が盗難にあった。
ジムで体を動かして自転車でアパートに帰る途中、のどのかわきを感じた彼はコンビニに立ちよった。

「そういや、透明のコーラが出たらしいじゃねえか。日本は相変わらず、変なことをするなあ」

と思いながら、彼はコンビニに入る。
Tシャツやシューズを入れたバッグを、自転車のかごに入れたまま。
クリスタル・コーラを手にして戻って来たとき、バッグはもうなかった。

「あのコーラのせいで、1万円以上を失った」と言うおまえは油断しすぎだ。

彼はすぐに交番へ行った。
盗まれたときの状況を警察官に話して、「じゃ、見つかったら、連絡しますね~」という言葉をもらう。
それから1週間ぐらいたったけど、いまだに連絡はない。
彼ももう、あきらめている。

この件については、彼も反省していた。
バッグを入れっぱで買い物をするというのは、あまりに不用心。

「それでも日本なら・・・、日本ならきっと大丈夫」と思ったらしいのだけど、日本だって盗まれるときは跡形もなく盗まれる。

 

 

ここで話は少しそれる。
このアメリカ人の話を聞いて意外に思ったのが、彼が「ボストンバッグ」を知らなかったこと。

警官に「それじゃあ、ボストンバッグを盗まれたってことですね?」と聞かれたとき、「ボストンバッグって何ですか?」と聞き返している。
これは警官にとっても予想外で、「アメリカじゃ、ボストンバッグって言わないんですか?」と彼に質問していた。

彼にとって、ボストンバッグという言葉は初耳。

「ボストン」はアメリカの都市のことだろうけど、なんでそれに「バッグ」がつくのか?
それはどんなバッグなのか?

アメリカ人でも、さっぱり分からなかったという。

ネットで見てみたら、ボストンバッグはアメリカのボストン大学の学生が使っていたバッグで、日本では大正時代からつくられている。
だからボストン大学の学生なら、知っているかもしれない。

 

 

「日本人は物を盗まない」ということには、ボクが話を聞いたすべての外国人が感心していた。

でも、あるアメリカ人が「日本では、盗難がよく起こる時期がある」と言う。

分かりますか?
日本の「泥棒のシーズン」はいつか?

それはいま。

梅雨の時期になると、傘をよく盗まれてしまう。
そのアメリカ人は日本に3年間住んでいたけれど、物を盗まれたことは一度もない。
梅雨の時期をのぞけば。
サイフを落としたときも、交番に行ったら「これですか」と一瞬で戻って来た。

でも、梅雨の間は、1シーズンで2本の傘を盗まれたことがある。
日本人は基本的に物を盗らない。
でも、梅雨になると変身してしまう。
それで梅雨になると、そのアメリカ人は「泥棒の出る時期が来た」と思うらしい。

言われてみれば、梅雨どきには、たしかに傘がよくなくなる。
外国人が「日本で盗難が発生するシーズン」と言っても、間違ってはいない。

 

 

そんな話を思い出したのは、つい先日、別のアメリカ人がフェイスブックにこんな文を書いていたから。

「To whoever took my umbrella during a typhoon when I was in the supermarket I hope it breaks on you 💢 get your own umbrella or mark yours so you don’t take some else’s ya troglodyte」

彼女は買い物をしていたとき、傘を盗まれてしまった。
お気に入りの傘だったのか、「自分の傘を持って来い!それか印でもつけやがれ💢」とお怒り。

ちなみに、このアメリカ人は最近ツイてない。
キッズ英会話では、幼稚園児からおもちゃを顔に投げられて、少しケガをしてしまう。
日本人スタッフに相談しても、「今度からは、よけてください」と言われただけ。

 

おっと、話がそれた。
このコメントには、他の外国人も思い当たることがあったらしい。
こんな返事が来ていた。

「日本Same experience, mine was stolen and left with a shitty smaller clear umbrella…」

この外国人も同じ経験をしている。
でも、自分の傘の代わりに、shitty(とても悪い、ひどく劣った)透明な傘が置いてあったらしい。
100均のビニール傘だろう。
これをした日本人は、わらしべ長者のつもりだろうか?

「Exact thing happened to me a couple years ago… victimless crime my ass!」

この外国人にも、数年前に同じことが起きている。

 

 

以前、日本に住んでいて、いまは韓国で英語を教えているアメリカ人の友人がいる。

彼女に別件でメールをしたとき、「日本の梅雨は、盗難のシーズンと思ったか?」と聞いてみた。
すると、こんな返事が来る。

」i…have never thought of the rainy season as the season of thieves. Then again, I HAVE STOLEN someone’s umbrella.(but I returned it the next day~~)」

このアメリカ人は、そう思ってはいなかった。
それはいいのだけど、コイツ、韓国で傘を盗みやがった。

「I HAVE STOLEN」と大文字で書かれているときは、意味を強調したいとき。
「やっちゃった!」という感じだろう。
次の日に返したらいい、ということでもない。

傘を盗まれて「💢」と怒っていたアメリカ人も、ひょっとしたら、別のアメリカ人に盗まれたかもしれない。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。