W杯!ベルギー基本情報:観光地・日本との関係・歴史を簡単に

 

いよいよ今日は、決戦の月曜日!

もちろん、ワールドカップ・ロシア大会の決勝トーナメントのこと。

日本がベルギーに勝てば、史上初のベスト8進出が決定。
日本が負ければ,夢から覚めて現実の生活に戻る。

運命の一戦を前にして、栃木県の「那須どうぶつ王国」で、インコの「オリビア」が勝敗を占った。
たぶん、オリビアを聴きながら。
そのインコは「ベルギーの勝利」を予言する。

この結果にネットの反応は?

・予想終わったら、焼かれて出荷か
・くだらねえ
・動物占いに頼るしかない
・PK戦までもたないと思うなあ
・予想が当たったら焼き鳥だな
・ぜんぶ当てたタコは茹でられたのにインコときたら、、、
・タコ「外せば良かったのか…」

「タコ」とは北海道のミズダコ「ラビオ君」のこと。

「ラビオ君」も日本戦の試合結果(グループリーグ)を予想していた。
3戦すべてを的中させて、ラビオ君は一躍注目をあびたのだけど、「活きのいいうちに」という地元漁師の判断で出荷されてしまった。
占い師は自分の運命は占わないというけれど・・・。

 

とにかく、いま日本はベルギー戦で盛り上がっている。
このビッグウェーブには乗るしかない。
ということで、今回はベルギーという国を紹介しようと思う。
ベルギーの観光名所・基本情報・日本との関係・歴史について、簡単に知っていこう。

古代中国の戦略家・孫氏は「彼を知り己を知れば、百戦あやうからず」と言った。
敵と自分をよく理解していれば、何回戦っても負けることはないという。
今夜の敵・ベルギーはどんな国なのか?

 

 

ベルギーで有名な観光名所といえば、「小便小僧」がある。
世界一周をした日本人旅行者と会ったとき、彼は「世界三大ガッカリ像」として、ベルギーの小便小僧・デンマークの人魚姫・シンガポールのマーライオンをあげていた。

ベルギーにある小便小僧の由来は、ハッキリとは分かっていない。
でも、12世紀にこんな話がある。
戦場に2歳の赤ん坊を連れて行き、その子に敵軍に向かって小便をさせた。
それで自軍が勝利したことから、小便小僧の像が作られたという。

他にも説があるから、興味のある人は調べてください。

 

もしベルギーを旅行するなら、アントワープにある「ノートルダム大聖堂」にも足を運んでみよう。
ここはアニメ「フランダースの犬」の最後の場面になったところ。

真冬の大聖堂にたどり着いた少年ネロは、愛犬パトラッシュにこう言う。

「パトラッシュ、疲れたろう。僕も疲れたんだ。なんだか、とても眠いんだ」

そう言ったあと、ネロはパトラッシュと一緒に凍死してしまう。

これに全日本人が涙する。
この場面から、もう立てないほど疲れた様子を表すネット言葉「パトラッシュ、僕はもう疲れたよ」が生まれた。

 

 

そんなベルギーとは、ドイツ・オランダ・フランス・ルクセンブルクに囲まれた国。
ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの3国で、「ベネルクス」と呼ばれている。

 

ベルギーの基本情報

面積:30,528平方キロメートル(日本の約12分の1、九州より少し小さい)

人口:1,132.2万人(2017年1月)

首都:ブリュッセル

言語:オランダ語,フランス語,ドイツ語

宗教:伝統的にはカトリックだが,近年はムスリム移民が増加

以上の数字は、外務省ホームページ「ベルギー王国(Kingdom of Belgium) 基礎データ」から。

EUやNATOの本部がブリュッセルにあることから、ブリュッセルは「ヨーロッパの首都」と言われることもある。

 

 

日本とベルギーの関係は?

日本には16世紀に、ベルギー人のイエズス会宣教師・テオドロ・マンテルスが長崎に来て、キリスト教の布教活動をした記録がある。

1866年に、日本とベルギーとの間で修好通商航海条約が結ばれた。
現在の両国の関係はこのときから始まる。
2016年は「日本・ベルギー友好150周年」になり、両国でいろいろなイベントが開かれている。

ベルギーの面積は日本の約12分の1と小さい。
第一次世界大戦のとき、そんな小国ベルギーが大国ドイツと戦っていることを日本人が知る。
これに心を動かされた。
朝日新聞社はベルギー国王に日本刀を献上し、ドイツと戦うベルギーへの義援金をつのっている。

現在の日本とベルギーの仲は比較的いい。
日本には天皇がいて、ベルギーには国王がいる。
皇室と王室の親密な関係も、両国にいい影響をあたえている。

 

 

ここからはベルギーの歴史。

むかしむかし、ベルギーとオランダはスペインの一部だった。

でも、「おまえたちも、カトリックを信じろ!」というスペイン国王に、オランダが嫌気をさしてしまう。
そして「もう無理。スペインとは一緒にいられない」と、オランダが独立戦争を始める。

これは高校世界史の重要事項。

オランダ独立戦争

ネーデルランドの新教徒を主体とする、スペインへの抵抗運動。カトリック強制などフェリペ2世の圧政に対し戦いが勃発

「世界史用語集 (山川出版)」

 

でも、先ほどの外務省の説明では、ベルギーについて「伝統的にはカトリック」と書いてあった。
このときネーデルランドの南部10州は戦争を止めて、またスペインの支配下に入ってしまう。
ここにはカトリック教徒が多かったから。
これが現在のベルギーになる。

一度スペインに戻ったベルギーは、その後、オランダに支配される。
1830年にオランダから独立して、今のベルギーができた。

ベルギー独立

ウィーン会議でオランダに併合された、南ネーデルラント地域の独立。七月革命の影響下、1830年に同地域で武装蜂起が発生し、独立を宣言した。

「世界史用語集 (山川出版)」

ベルギーの国旗

オランダから独立した翌年、1831年にこの国旗が制定された。

このデザインは「黒地に赤い爪や赤い舌を出している黄色いライオン」というブラバント公の紋章に由来している。

ブラバント公は、中世ネーデルラントのブラバント公国の領主。

 

ブラバント公の紋章

 

さて、こんなベルギーに、我らが日本代表はどんな戦いを見せてくれるのか?
楽しみですね。

次回もベルギー戦にちなんで、ベルギーの食文化(チョコレート・ワッフル・ビールの由来など)を紹介します。

 

おまけ

ベルギー政府観光局が公開している㏚動画

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。