サッカー日本戦:実況の”反日解説”に、韓国人から批判の声。

 

ワールドカップ・ロシア大会で、格下の日本が世界の強豪コロンビアを撃破した!

このミラクルに、ある外国人がFIFAの公式動画にこんなコメントを書きこんでいた。

So many unbelievable moments!
Mexico beats Germany, Japan beating Colombia, Iceland holding off against Argentina!
This World Cup is shaping up to be amazing!

信じられない瞬間が本当にたくさんだ!
メキシコがドイツを破って、日本がコロンビアを破る。アイスランドはアルゼンチンをおさえた!
このワールドカップは素晴らしいものになりつつある!

その他の外国人の反応はこの記事をどうぞ。

【必見】日本、コロンビアを撃破!世界から祝福の声!

 

日本がコロンビアを倒すなんて、ほとんどの日本人も考えていなかった。
だから外国人がこう驚くのも分かる。
でも、「これは意外!」と思った反応が韓国であった。

今回はそれを紹介しようと思う。

 

 

「日本 vs コロンビア」の一戦は韓国民も注目していた。

たしかこの試合は、韓国の地上波3局で中継されていたはず。

韓国で日本の試合が中継されるのは普通のこと。
だけどこの試合中継では、解説者がコロンビア寄りで”反日的”だったことが韓国で批判されたという。

その解説者はアン・ジョンファン氏。
2002年のW杯で韓国をベスト4に導いた韓国サッカーのレジェンド。
J1のマリノスでプレーをしたこともあるから、日本のサッカーも知っている。
日本戦の解説には、まさにうってつけの人物。

 

試合開始すぐ、コロンビア選手が反則をして日本にPKがあたえられる。
香川選手がこれを冷静に決めると、アン氏は「日本、これはなんという棚ぼたか!」と叫ぶ。

逆に日本選手の反則によって、コロンビアに直接FKがあたえられる場面があった。
コロンビア選手がこれを決めて、同点に追いつく。

このとき、GK川島選手の態度をアン氏が問題視する。
相手が蹴ったボールはゴールラインを越えたのだけど、川島選手は主審に指を左右に振って、「入ってないアピール」をする。
これを見たアン氏は「ゴールとボールの間に高速道路を敷けそうだ」と言う。

結局この試合は、2-1で日本が勝つ。
この結果がアン氏には不満だったらしい。
こう話している。

「韓国と比較されることは明らかだが、元サッカー選手としてはとても悔しい。(韓国代表を)侮辱するファンが増えそうでとても心配だ」

こうしたアン氏の言葉に、試合後、韓国のネットユーザーから批判の声が飛び出したという。

レコードチャイナの記事(2018年6月20日)から、それを抜き出す。

ライバル心むき出し?W杯日本初戦で韓国人解説者の実況が物議

 

「解説者があからさまにコロンビアを応援していいの?」
「日韓戦なら分かるけど、コロンビアと戦っているのになぜそんな発言を?同じ韓国人として恥ずかしい」
「愛国心の強過ぎる解説者はいらない」
「スポーツと国同士の関係は分けて考えるべき」
「彼は日本に批判的な解説をすることで有名。ライバル心むき出しで情けない」
「誰がどう見ても日本がうまかったのに、なぜ皮肉ばかり言うの?」

 

 

この記事に日本のネットでは、「ライバル心むき出し?」という記事のタイトルに反応する人が多かった。

・こういうのはライバル心でなく嫉妬と言うんだがな
・もっと悔しがってもええんやで?
・日本と韓国関係ないだろ
・日本が勝ったら韓国が侮辱されそうとか意味わからん。
・枠内シュートゼロの国がいつからライバルになったんだ?
・高速道路を敷けそうだの比喩を使う程と言うわけではなかったが
確かに川島のアレは止めろや恥さらしがとは思った
・あれはビデオ判定するまでも無く、ゴール内でキャッチしたと分かったわw
・棚ボタなのは事実、相手は1人減ってそのうえ1点もらえるんだから
はっきり言ってアン解説員の言いぶんが全く正直

 

 

これ以外にも、数は少ないけど、アン氏の”反日解説”を批判する韓国民に驚く人もいた。

・韓国の英雄、安様をたたくとはな
・>「誰がどう見ても日本がうまかったのに、なぜ皮肉ばかり言うの?」
え?
・韓国人からの批判があったことに驚き

ボクにもこれが意外。
このていどの解説は、韓国ではあたり前と思っていた。
韓国に住んでいた日本人から、こんな話を聞いたことがある。
その人が見ていた日本戦の中継では、日本の選手がシュート打つと、解説者やアナウンサーが「入るな!」と叫ぶ。
そして相手選手がシュートをすると、「入れ!」と言う。

だから、韓国で日本戦を中継するなら、アン氏の言葉ぐらいは普通のことだと思っていた。

2014年の仁川アジア大会は、さすがにヒドイ。
日本選手団が入場してきたときに、韓国のテレビ局が「周辺国と深刻な問題がある国」とテロップを入れていた。

「news-postseven」の記事(2014.09.29)で、韓国通のジャーナリスト・室谷克実氏がこう言っている。

日本選手団が入場してきた時、韓国のテレビ局SBSは『周辺国と深刻な問題がある国』とテロップを入れて紹介していました。

韓国TV局 アジア大会で日本を「周辺国と深刻な問題ある国」

 

こうした報道に比べれば、アン氏の言葉なんて大したことはない。
と思ったのだけど、「スポーツと国同士の関係は分けて考えるべき」「愛国心の強過ぎる解説者はいらない」「同じ韓国人として恥ずかしい」という批判が韓国民から出てくるなんて、本当に意外。
こういう声がどれだけあったのかは知らないけど。

So many unbelievable moments!
Korean society is shaping up to be amazing!

信じられない瞬間がたくさんだ!
韓国社会は素晴らしいものになりつつある!

とうまくはいかないけれど、政治とスポーツを切り離して考える韓国人が増えるのはいいことだ。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。