日本で嫌韓が増える理由?韓国社会の反日を知ったからじゃね?

 

いまから3年前だけど、「huffingtonpost」の記事(2015年07月08日)で、日本にいる韓国紙の記者が韓国の反日と日本の嫌韓について話をしている。
そのなかで、ある韓国人記者がこう言った。

日本は、嫌韓コンテンツを数十万人が買うなど、厚い層をなしています。簡単に言えば、嫌韓をビジネスチャンスとしているんです。韓国は、社会全体に反日感情が根ざしているため、他の市場がない。

韓国の記者は「嫌韓」や日本社会をどう見つめているのか 特派員座談会

 

個人的に言えば、知ってた。

「日本では嫌韓がビジネスになっている」という指摘は、それまでに何回も聞いていた。
それに韓国の新聞を15年以上読んでいれば、「社会全体に反日感情が根ざしている」ということはイヤでも分かる。

だからここに書いてあることで特に驚くことはなかったけれど、あえて言えば、韓国での反日が「他の市場がない」ほどとは思わなかった。

でも、日本に来たこの韓国人記者はちがう。
嫌韓や嫌中が日本でビジネスになっていることに、「私が日本社会に最も失望したことの一つ」とショックを受けている。

そうか、日本に失望してしまいましたか・・。
だが、待ってほしい。
反日と嫌韓は結びついているのだが?

「韓国の反日が理由となって、日本の嫌韓をつくり出している」とうことは事実として言える。

韓国社会に根ざしている反日感情を知って、韓国に抵抗を感じたり嫌いになったりする日本人は多い。

 

 

韓国社会で反日は常識的にある。

ここではその例として、読売新聞の社説(2017年8月16日)を見てみようと思う。
「文大統領演説 『慰安婦』蒸し返しは許されぬ」という社説のなかで、読売新聞は文大統領に対して「独善的な主張であり、到底受け入れることはできない」と強く批判している。

でも言われて当然。
すでに日韓両政府のあいだで解決が確認されている慰安婦問題と徴用工問題について、文大統領はまだ未解決だとスピーチで主張し、日本政府の歴史認識を問題視した。

そして、韓国が日本との合意を守っていないにかかわらず、韓日の関係改善がうまくいかないことを日本の責任にする。

くわしいことは読売新聞の社説を読んでほしい。

 

国のトップが独善的で一方的なことを主張している。

大統領が「反日なら何を言ってもいい」という態度だから、その考え方や価値観が韓国社会に広がってしまう。
2017年にソウル市で、慰安婦像を座席に乗せる「慰安婦バス」が現れた。
この発想にはボクもビックリですわ。

読売新聞はこの反日パフォーマンスの背後に、文大統領の反日的な姿勢があると指摘する。

ソウル市内では、慰安婦を象徴する少女像を座席に置いた路線バスが登場した。慰安婦問題の記念日を制定するといった文政権の姿勢が、韓国民の反日感情を煽(あお)っていると言えよう。

「文大統領演説 『慰安婦』蒸し返しは許されぬ」という

 

大統領が反日感情をあおるような社会なら、国民が反日活動をするのはあたり前。

でもこれは結局、どんな結果を生んだのか?

この慰安婦バスを知って、それまで韓国に関心はなかったけど、韓国が嫌いになった日本人はボクのまわりで数人いた。
日本全国で見れば、かなりの嫌韓を増やしたはず。

それに対して、このバスで韓国側が得たメリットがよく分からない。
そういう夏イベントだったのか?

 

これは2018年7月3日のヤフーのトップページ

韓国が日本の抗議を蹴とばしてくれたらしい。
韓国の新聞を読んでいると、韓国政府は日本の抗議をよく一蹴する。
「ネット前」の時代ならそのことに気づく日本人は少なかったけれど、今では広く知られてしまう。

「一蹴」は韓国では普通のことだけど、こういう実態を知って、韓国好きになる日本人はいない。

 

日本人観光客がほしい韓国は、よく日本で誘致イベントを行っている。
ビビンバやチーズタッカルビを日本人にふるまって韓国の好感度を上げても、こういう韓国紙の報道がそれを台なしにしてしまう。

日本人相手に商売したいけど、反日は捨てられない。

アクセルとブレーキを同時に踏むから、韓日関係はなかなか前に進まない。

 

 

今年7月、集中豪雨によって、西日本で200人以上の犠牲者を出す大災害が起きた。

このとき韓国のインターネット上では、「日本列島は沈没すればいい」というコメントが書き込まれている。
まあ、匿名のネット掲示板なんてそんなもんだ。
日本にも心ない書き込みをする人はいる。

おかしいのは、それを韓国のマスコミが認めてしまうこと。
くわしいことはこの記事をどうぞ。

反日を認める韓国社会①日本は韓国の善意に応えなかった?

 

上の書き込みを見て、思い出したことがある。

2011年に東日本大震災が起きたとき、韓国の有力紙・中央日報が1面に、でかでかと「日本沈没」と書いて大問題になった。

韓国の全国紙「中央日報」とソウル特別市の地方紙「ソウル新聞」は、3月12日朝刊の記事で、日本に対する反日感情から、このことを本作品にたとえ『日本沈没』という見出しをつけて掲載した。

日本沈没を引用したメディアなど

 

日本でこれはあり得ない。
韓国で1万人以上の死者出す大災害が起きたときに、読売新聞が1面に「韓国沈没」と書いたら大騒ぎになる。

でも、反日が常識となっている社会ではこんなことが起きる。

全国紙だから、複数の専門家が記事の表現や内容をチェックしたはず。
「日本沈没」をOKと判断した感覚には、驚くしかない。

 

 

この記事のはじめに登場した韓国人記者は、嫌韓が日本でビジネスになっていることに「私が日本社会に最も失望したことの一つ」と言っていたけど、それは韓国でも同じこと。
韓国社会でも愛国反日がビジネスになっていて、愛国心や反日感情を刺激するような記事や映画がよくつくられる。

でも、「日本沈没」はやり過ぎた。

読者からクレームが殺到した結果、中央日報はこの言葉を取り消した。
そして今度は「がんばれ日本」と書いた記事を載せる。
この変わり身の早さはさすがの一言。

でも遅かった。
「日本沈没」の4文字は、たくさんの日本人を怒らせた。
それを「がんばれ日本」の一言でカバーするのは無理。

 

でも中央日報には、もっとヒドイ言葉が載っていたことがある。

「日本に原爆が投下されたのは神の懲罰だ」
「原爆投下は旧日本軍の731部隊の生体実験に動員された犠牲者の復讐」

これは、日本政府が抗議する外交問題に発展した。

在大韓民国日本大使館が中央日報に遺憾の意を伝えると、「社の意見ではない」と弁解したが、菅義偉内閣官房長官は「断じて許すことはできない」と批判した。

「原爆は神の懲罰」問題

「この言葉を紙面に載せていい」と判断したのは中央日報なんだから、「社の意見ではない」という言い訳は通じない。

 

 

嫌韓が日本でビジネスになっていることに「私が日本社会に最も失望したことの一つ」と韓国人記者は言うけれど、その大きな原因は、日本人が韓国社会を知って失望したことがある。

韓国のマスコミは、国民の反日感情をあおるような報道をよくする。

「社会全体に反日感情が根ざしている」ということは、このネットの時代には隠すことができない。
韓国の反日が海をわたって、日本で嫌韓に変わるのだ。

 

サッカーワールドカップ・ロシア大会での報道もひどい。
日本を下げて韓国を持ち上げる記事は、国民情緒に合うから読者に受ける。
商売としてはそれが正解なのかもしれないけど、韓国紙はそれが露骨。

「韓国は、社会全体に反日感情が根ざしているため、他の市場がない」と言ってそれに迎合するから、日本で嫌韓が増えてしまう。

 

「ベスト16落ちでも拍手受けた韓国、ベスト16行きでもヤジ飛ばされた日本」の記事には、それ相応の反応が返ってくる。

こういう記事を書いていて、なんで日本で嫌韓が増えることに驚くのか?

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。