日本の夏の”異常な”暑さに、外国人観光客の反応は?アジア人編

 

2018年、日本の夏はおかしかった。
猛烈な暑さが続き、全国各地で熱中症の人が続出する。

夏本番をむかえる前、7月からしてすでに異常だった。
NHKニュース(2018/07/14)から。

14日は、西日本と東日本を中心に各地で猛烈な暑さとなり、内陸では、国内でことし初めて気温が
38度を超えました。15日以降も厳しい暑さが続き、ところによって最高気温が40度近くになる見込みで、熱中症に警戒が必要です。

「いよいよ夏本番! 気温、あすも40度近くに」

 

このニュースにネットの反応は?

・日本も夏さえなければいい国なのに
・街歩いてる人みんな死んだような顔しててワロタw
・今日若狭に泳ぎに行ったけど
海がめちゃくちゃ温かい
・どうか冬将軍様、この忌々しい夏の暑さを踏み潰してくだされ
もう限界でございます
・明日ゴルフやが死ぬな
・大阪もう嫌やわ
この先一週間35度越えとか引っ越したい
・直射日光でたこ焼き焼けるやん!
・日本はもう、日本人が生きられる土地じゃなくなってきているのかもしれんな
・朝の四時で室温33.5度ってバカかよ

 

こんな猛暑の一方で、日本は旅行先として海外で人気上昇中。
2018年の訪日外国人の数は、過去最高の3000万人超えるとみられている。

 

ゲストハウスの共用スペース
日本の夏に負けた者たちがここで涼んでいた。

 

今年の8月に、外国人旅行者が集まる京都へ行ってきた。
それでそのとき出会った外国人に、日本の夏の暑さについて聞いてみた。
前回は欧米人の話を書いたから、今回はアジア人の感想を書いていきたい。

・タイ人男性

ゲストハウスの共用スペースに、2人のタイ人が座っておしゃべりをしていた。
話を聞くと、日本の8月のほうがタイよりずっと暑いらしい。
タイの8月は雨期だから、いまは雨が降ってそれほど暑くはないとか。

旅行Info」によるとバンコクの8月の最高気温は32度だから、今年の日本の夏にはかなわない。

彼らと話をしたのは午前9時ごろで、彼らは午後から大阪に向かうという。
宿の近くに三十三間堂や東本願寺があったけど、彼らはそこに行っていない。
「せっかく京都に来たんだから、行ってみたらいい」と拝観をすすめたけど、タイ人は「この暑さで、そんな元気はない」と力なく笑う。

「これから重いスーツケースを引きずって、大阪に行かないといけない。それを考えたら、ここで休んでいるほうがいい」

ということで、彼らは世界遺産より、冷房の効いた部屋で涼んでいることを選んだのだった。
タイ人は意外と暑さに弱かった。

 

・フィリピン人男性

ヘタレのアメリカ人と金閣寺へ向かっているとき(前回参照)、京都駅でフィリピン人に声をかけられた。
彼は嵯峨野のバンブーフォレスト(竹林)に行きたいと言う。
ちょうど同じ電車に乗るから、途中まで彼と話をすることになる。

日本の暑さについて感想を聞くと、彼は「信じられない暑さだ」と目を丸くする。
フィリピンも暑いけど、日本では、歩くとすぐに汗がふき出してくる。

「額からは絶え間なく汗が流れるし、Tシャツも汗で重くなった。フィリピンにいたときは、こんな汗をかいたことはなかったよ」

熱中症がコワいから、彼は飲み物をよく飲むようにしているらしい。
「これほど頻繁に飲み物を飲んだことも、フィリピンではなかった」とも話していた。

 

あのフィリピン人は汗だくでここを歩いたはず。

 

・イスラエル人女性

夜、宿の部屋で、エルサレム出身の2人のイスラエル人と出会う。
ネットで見たらエルサレムの最高気温は29度だけど、降水量はなんと0。

エルサレムは高地にあるから、けっこう涼しいらしい。
だから、京都の蒸し暑さは耐えられなかった。
その日彼女たちは自転車をレンタルして京都市内を走ったけど、お寺や神社にはひとつも行っていない。

「大きなお寺(たぶん東本願寺)の横を通ったけど、中には入らなかった」と言うおまえたちは、一体何しに京都に来たのか?

「大きなショッピングモール(たぶんイオン)があったから、エアーコンディショナー(冷房)のためにそこへ入った。中にある店でアイスクリームを食べたら、外に出られなくなっちゃった」

それでその日は、冷房の効いた店でアイスクリームを食べておしまい。
たぶんそれなら、エルサレムでもできる。

「でもあの暑さの中で、自転車をこぐことは私たちには不可能」と言う。

 

これがそのイスラエル人
次の日、一緒に鞍馬へ行った。

 

・台湾人の男女

台湾人の友人2人が、台北から京都にやって来た。
ボクが会った外国人のなかでは、この台湾人が一番暑さに強い。

「日本の夏は暑いけど、いまの台湾も同じぐらい暑いです。だから平気です」

この言葉のとおり、冷房の効いた部屋で涼んでいたタイ人とは違って、この2人は朝から積極的に神社仏閣めぐりをしていた。
後半は、ボクのほうがばててしまった。

台湾人は日本の夏に負けない。
「観光はもういいって。宿に戻ってシャワーを浴びて、ビールを飲もうぜ」と言っていたダメリカ人(前回参照)とは天地の差がある。

 

ということで今回の調査の結果、ボクが話を聞いた外国人(アメリカ人・フィンランド人・タイ人・フィリピン人・イスラエル人・台湾人)のなかで、一番暑さに弱いのがフィンランド人で、台湾人が最強だということが判明した。

大体こんな感じ。

フィンランド人 <イスラエル人 < アメリカ人 < タイ人≒フィリピン人 < 越えられない壁 <台湾人

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。