韓国与党「(日本は)最低限の恥も知らない」。よし、覚えた。

 

「俺はいいけど、お前はダメ」というジャイアンのような国がある。

どこか知らないけど、コリアまいった。

それが起きたのは、今月11日に韓国主催でおこなわれた国際観艦式でのこと。

*この”旭日旗パニック”のことは前にも書いたけど、初めてこのブログを読んでくれる感謝感激な方もいるから、簡単に流れを説明させてほしい。

 

日本の海上自衛隊も韓国に招かれて、この艦船式に参加する予定だった。
でも、あり得ないがアリエールの国では、予定はいつも未定。

式が近づくにつれ、2人はソワソワする。
じゃなくて、海上自衛隊がかかげる旭日旗に韓国国民が大反発する。
それで韓国側は、日本にこの旗を降ろすよう要求してきた。

だがそれはできぬ。
海上自衛隊が艦船にこの旗をかかげることは、法律によって決められている。
韓国は日本に「法律違反をしろ」と言っているようなもの。
だから、日本の拒否はあたり前。

くわしいことは産経新聞の記事(2018.9.28)をどうぞ。

海自幹部も「国籍を示す自衛艦旗は国の主権の象徴でもある。『降ろせ』というのは非常識かつ礼儀を欠く行為で受け入れられない」と韓国側への不信感を隠さない。

「旭日旗」掲揚自粛、日本は断固拒否 海自「要請は非常識」

ホストがゲストにこんなことを言ってはいけない。

 

これは海自の義務なんです。

 

「それはできません」と日本に言われた韓国は「そうですか。仕方ないですね」と納得するような国だったらいいなあ、と思う今日この頃。

日本のノーに、韓国もノーで返す。

何がなんでも日本に旭日旗を揚げさせたくない。
そのため韓国は、参加国に「それぞれの国旗と韓国の国旗以外の掲揚は認められない」という原則を発表する。
するてーと、どういうことか?

これだと、日本は日の丸と太極旗(韓国の国旗)しか掲揚できないことになる。
つまり、旭日旗を狙い撃ちしたのだ。

結局日本は式への不参加を発表する。
予定は未定に変わり、最後は白紙になった。

 

すったもんだの騒ぎがあって、いよいよ国際観艦式の当日を迎える。
そして”事件”は現場で起きた。

文大統領が演説をしていた駆逐艦には、豊臣秀吉の朝鮮出兵で戦った李舜臣将軍を象徴する旗がかかげられていたのだ。

「自国の国旗と韓国の国旗以外は認められない」と自分で決めたルールを自分で破っている。

日本の政治家や自衛隊員は、信じられない思いだったはず。

韓国のダブルスタンダードはNHKニュース(2018年10月11日)でも報じていた。

「韓国 観艦式 秀吉と戦った将軍象徴の旗掲揚 当初説明と矛盾も」

 

言っていることとやっていることが違う。
この矛盾を韓国政府はこれをどう考えているのか。

李舜臣の旗を掲揚した行為について、韓国大統領府は「未来の海洋強国への意志を表明したもの」と正当化している。

つまり「俺はいいけど、のび太はダメな」ということ。

 

李舜臣の像

 

「李舜臣軍の旗です」と韓国人が説明していた。

 

自ら掟を破った韓国政府には、国内メディアからも批判の声が上がっている。

朝鮮日報の記事(2018/10/13)もNHKと同じく”矛盾”を指摘。

韓国は参加各国の艦船に対して自国国旗と太極旗のみ掲揚するよう要請したのにもかかわらず、自ら矛盾する対応を取ったということだ。

李舜臣旗掲揚、自ら通達破った韓国に日本政府が抗議

日本がホスト国でこんなことをしたら絶望的になる。

 

さらに朝鮮日報は、韓国政府を「未熟」で「病的ヒステリー」と怒る読者の声を紹介している(2018/10/13)。

やることがなくて、日本の軍国主義という過去の亡霊に永遠にこだわり続けようとする未熟さと愚かさの病的ヒステリーに過ぎない。日本のことを勉強しなければ。日本を無視して遠ざければ、永遠に日本に勝てないだろう。

13日付「李舜臣旗掲揚、自ら通達破った韓国に日本が抗議」記事への韓国読者コメント

勝ち負けの問題じゃない。

 

 

さて、NHKと朝鮮日報は「矛盾」と指摘した。
韓国国民は「病的ヒステリー」と非難した。

これに対して韓国政府はどう反応したか?

中央日報の記事(2018年10月15日)にそのことが書いてある。

韓国「帥字旗」に驚いた? 「旭日旗はためかせながら」自衛隊を査閲した安倍氏

「驚いた?」って、驚くに決まってるだろ。

 

韓国与党「共に民主党」は日本に対して、「戦犯国として最低限の恥も知らない」と日本を逆批判した。

これでイラッときた人は、次の言葉を知らない方がいい。

同じ「共に民主党」の朴ギョン美院内報道官はこう言い放った。

「帥字旗は外勢の侵略に対抗して自国の領土を守るための大韓民国海軍の歴史、朝鮮海軍の象徴」

「どうして我々の領土を侵略して入ってくる外国軍、それも第2次世界大戦の加害国が戦争犯罪に使った旭日旗と比較することができるのか」

「過去に対する徹底した反省と謝罪なしには、韓半島(朝鮮半島)の平和と繁栄で再編される東アジアの未来に日本はいないことをはっきりと述べておく」

 

いや、日本は旭日旗と李舜臣の旗を比較してません。
自分が決めた原則を自分で破ったことに怒っているのです。

でも、韓国がこう出るとは思わなかった。
話をすり替えて、「この戦犯国が~」と反省と謝罪を日本に要求するとはね。
「のび太のくせに生意気だぞ~」ということか。

こんな韓国与党より、こんな言葉を受け入れる韓国社会の方がおそろしい。

でも、公人である政治家の言葉には重い責任がある。
自分の言葉にはちゃんと責任を取らないといけない。

日本は「最低限の恥も知らない」か。
よし、覚えておこう。

韓国の政治家には、フィリップ・マーロウの言葉を覚えおいてほしい。

「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ」

 

朴ギョン美報道官の言葉はぶっ飛んでいる。
大統領でもないのに、ヤフー知恵袋で質問される韓国の政治家はめずらしい。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。