徴用工問題:韓日で解決?いいえ、全て韓国政府の仕事です。

 

例えば、車で信号待ちをしているときに、後ろから追突されたとする。
これは追突した側が100%悪い。
だから車の修理代は全てその人間が払わないといけなくなる。

でも世界は広い。
そんな常識が通じない相手もいる。

徴用工訴訟で韓国の最高裁が、日本企業にまさかの賠償金の支払いを言い渡した。
どうやら、50年ほど前の記憶をなくしてしまったらしい。

その問題は1965年に終わったのに。
日本経済新聞が「日韓請求権協定」についてこう説明している。

互いに未払いの賃金など個人の財産・請求権問題について「完全かつ最終的に解決された」(第2条)と確認した。

日韓請求権協定とは 国交樹立の礎、巨額支援も

 

解決したといっても、もちろんタダじゃない。
日本は韓国に経済協力として5億ドルを渡している。
これは当時の韓国の国家予算の2倍近くになる。
日本は過去の行為を認めて、巨額の支援をおこなったのだ。

これで完全かつ最終的に解決されました、とお互いに握手をして日韓関係はスタートした。
それを2018年になって、「まだ終わっていません。日本企業は賠償金を払いなさい」と過去を否定したのが韓国の最高裁判所だ。
歴史を忘れた民族に、未来はなかったんじゃないの?

5億ドルを出して、なんでまた53年後にお金を出さないといけないのか?
それは無理筋。

これで徴用工問題が日韓の大問題になってしまった。

 

 

最高裁の判決は日韓関係にとってクリティカルヒットだ。
韓国メディアはその衝撃をこう書く。

「韓国大法院(最高裁)の判決による余波が尋常ではない(中央日報)」

「日本側は外交戦争も辞さない構えで、韓日関係は再び激しい嵐に見舞われることになった(朝鮮日報)」

上は分かるとして、下は無責任でしょ。
韓国側が宣戦布告をするからこうなったのだ。
買われて困るなら、ケンカを売るな。

 

とにかくこの2つの全国紙は、この判決によって、日韓関係は過去最悪レベルの乱気流に突入したことを伝えている。
でも、墜落させてはいけない。
日韓関係を破たんさせてはならず、何とか維持しないといけない。

では、そのためにはどうすればいいのか?

朝鮮日報の社説(2018/10/31)にはこうある。

両国の首脳が今後の関係について虚心坦懐(たんかい)に話をする場を設けることも一つの方法だろう。

韓日両国は強制徴用問題の荒波を乗り越えねばならない

 

「完全かつ最終的に解決された」と確認して、日本は5億ドルの経済協力金を渡したはずなのに、それを今になって否定されてしまった。
韓国に対して空前絶後の不信感を持っているのに、虚心坦懐に話なんてできるわけがない。
実際、11月に日韓首脳会談を行う話もあったのだけど、吹き飛んでしまった。

それに「韓日両国は荒波を乗り越えねばならない」というのもおかしい。
車を追突させた側が「2人で困難を乗り越えねばならない」と言うようなもの。
「いやいや、それはおかしいでしょ。アンタが全額払いなよ。それと、なんでこの状況で上から目線?」となるはず。

ということは、全額韓国負担なら、この荒波を乗り越えることは可能だ。

 

 

中央日報も社説(2018年11月01日)で同じようなことを書いている。

韓日間に再び激しい波が打ち寄せている。北東アジアで民主主義と市場の価値を共有する韓日両国がもう一度、未来のために知恵を絞る時だ。

危機の韓日関係、未来に向かって知恵を絞る時

 

その波はどこから来たのか?

この騒動に日本の非はない。
韓国最高裁の判決が危機のきっかけになったのだから、韓国政府が責任を負ってもらわないと困る。
追突事故の例えを出したのはそのこと。

ネットの反応を見ても、韓国の意見を支持する声は皆無だ。

・もう遅い。日本人の対韓感情は決定的に悪化した。
・約束を守れない国とは未来を語りたくない
・日本が全力で知恵を絞り続けてきた結果を韓国が台無しにしたんだよ。
・日本が個人補償するって言ったら韓国がするから一括でくれって、当時の2年分の国家予算を払った
・韓国にどういう事情があったとしても
もはや終了したことであって日本は関係ない話。
・>韓日両国
いつまで甘えてんだ?
韓国が解決する問題だぞ

 

荒波を乗り越えるのは韓国丸だ。
日本丸はそんな海に出航していない。
そもそも、なんで荒波がくると分かっていて船を出すのか。

未来に向かって知恵を絞るのも、全て韓国政府の仕事。
日本政府の知恵は、日本企業を守るためにあるのだから。

まずは「韓日両国が」と、解決の責任を五分五分にするのをやめたほうがいい。
自分で荒波を起こしておいて、「激しい波が打ち寄せている」なんてポエムを詠んでいる場合じゃない。
国際司法裁判所への提訴、というツナミにのまれるぞ。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。