マレーシアの日韓戦・エビチリは日本生まれ・黄金の信長像

 

はじめの一言

「日本の子供は名誉、親切、孝行、そして何より愛国心といった原則を、真面目かつおごそかに繰り返し教えられます。我が英国の小学生ならば、小馬鹿にして笑い転げるところでしょうが(フレイザー 明治時代)」

「日本絶賛語録 小学館」

 

 

今回の内容

・岐阜駅前の黄金の織田信長像
・エビチリは日本生まれの料理
・ペトラスツインタワーの「日韓戦」

 

最近、旅好きの人たちが集まる会に行ってきた。
今回は、そのときに知ったことを書こうと思う。

 

・岐阜駅前の黄金の織田信長像

ちょうどそのときに、織田信長のことをブログに書いていた。
そのとき感じた疑問がこれ。

「なんでJR岐阜駅の前に、織田信長の像があるの?」

織田信長は、愛知で生まれている。
なのに岐阜が織田信長をアピールをしたら、愛知県民としては複雑な気持ちにはならないのだろうか?

ボクの出身地の浜松市では、徳川家康を市のゆるキャラにしている。

「愛知に生まれて、東京で幕府を開いて、静岡で亡くなった徳川家康が、なんで浜松のゆるキャラになってんだよ?」

と責められたことは、1度や2度ではない。
だから、愛知県の人としては、岐阜が織田信長を「取ってしまう」とか思わないのかな?

 

あと、これも大事。

「しかも、なんで信長像は全身が黄金なんだろう?」

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黄金の織田信長像

 

「旅人の会」で会った愛知県民にさっそくきいてみた。

すると、岐阜市が織田信長をアピールしてもまったく気にならないらしい。
浜松市が家康をアピールすると、いろんなところから文句を言われるのに。

愛知の人は、大らかな県民性があるらしい。
すばらしい。

 

 

ちなみに、岐阜駅に信長像がある理由をきいたら、「織田信長が岐阜と命名したからじゃない?」とのこと。

これはウィキペディアにも書いてあった。

「岐阜」の名は諸説あり、一説には、織田信長の命名によるとされる。

政秀寺の僧侶であった沢彦宗恩の案によって、「岐山」(殷が周の王朝へと移り変わる時に鳳凰が舞い降りた山とされ、周の文王はこの山で立ち上がり、八の基を築いた)の「岐」と、「曲阜」(学問の祖、孔子が生まれた集落があった魯国の首府にして儒学発祥の地)の「阜」を併せ持つ「岐阜」を選定して、太平と学問の地であれとの意味を込めて命名したとされる。

(ウィキペディア)

 

なるほど。了解。

じゃ、黄金の理由は?

これは、分からないという。
ただ、岐阜の市民からあまり評判は聞かないらしい。

 

IMG_8322[1]

 

・エビチリは日本生まれの料理

名古屋駅の近くで、「台湾ラーメン」の店を見た。
名古屋で生まれた台湾ラーメンだ。

一緒にいた人が、こんな話をする。
台湾からきた研修生が、名古屋で初めて「台湾ラーメン」を見たという。
その研修生に台湾ラーメンを食べさせたら、「これは、辛くて食べられません」と言っていたらしい。
台湾人が食べられない台湾ラーメンって・・・。

 

じつは、こういう料理はけっこうある。

「異国料理と見せかけて、じつは日本で生まれた料理だった」というもの。
前に会った中国人は、日本に来て初めて「天津甘栗」と「天津飯」を知ったという。

「でも、エビチリも日本で生まれた料理ですよ」
とボクが話すと、旅好きの人が「へ~、そうなんですか」と意外そうな顔をしていた。

 

じつは、そうなんです。
なんなら、オムライスもハヤシライスもドリアも冷やし中華もぜ~んぶ、日本で生まれた料理。
スパゲティーのナポリタンは横浜、石焼ビビンバは大阪で生まれた料理だ。

 

 

長崎には、ご当地グルメの「トルコライス」がある。

前にテレビ番組でトルコ人が、「なんでこれが『トルコ』なんですか?」と不思議そうにたずねていた。
トルコライスには、トンカツがのっている。
トルコでは、99%がイスラーム教徒で、彼らは豚肉を食べることはできない。
何でトンカツがある料理に、「トルコ」と名付けたんだろう。

 

さらには、中華料理の店にある丸いグルグル回るテーブルも日本で生まれだ。
今では中国に逆輸入している。

 

IMG_8337[1]

 

・ペトラスツインタワーの「日韓戦」

マレーシアの観光名所に、「ペトラスツインタワー」という建物がある。

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ペトロナスツインタワー

1998年に完成したマレーシアのクアラルンプールに建っている高さ452mの超高層建築物である。ペトロナスタワー、ペトロナスタワーズとも呼ばれる。

(ウィキペディア)

マレーシアに行ったことがあるという人から、このペトロナスツインタワーについての話を聞いた。

ここを舞台として、「日韓戦」がおこなわれていたらしい。

 

この建物には、日本と韓国がかかわっている。
「ツインタワー」の一方のタワーは日本の企業が建てていて、もう一方は韓国の企業が建てているのだ。

建築に関しては日本の建設会社ハザマがタワー1を、韓国のサムスン物産建設部門がタワー2を、それぞれ建設した。

(ウィキペディア)

韓国側は、何でも早くやりがたる「パリパリ(早く早く)」の韓国人気質と、日本へのライバル意識をもって建築をしたため、さっそく問題発生。

サムスン物産建設がハザマを追い抜くため、41階まで急ピッチで建設されるタワー2に垂直性の問題が発見された。

(ウィキペディア)

で、困ったときの日本頼み。

経験不足と技術力の限界で自社では解決できず、ハザマに相談した結果、ハザマからの提案は、タワー1側からタワー2側を支えるためのブリッジを追加することでタワー2の直立性が維持できた。

(ウィキペディア)

これは、最近でもスワップで見られた韓国の「お約束」のようなもの。
詳しくは、この記事を↓

メンツ捨て日本にスワップ再開を頼みこんだ韓国 助けてあげるのも外交だ

でも、平昌オリンピックは、がんばって韓国の力で開催してくださいね。

 

このペトロナスツインタワーについて、こんな話を聞いた。

「韓国がつくった方の建物が傾いているって噂があるんです。それで、韓国が建てた方のタワーには、オフィスが入っていないらしいですよ」

これも、ウィキペディアに書いてあった。

サムスンが建設するタワー2が「傾いている」の噂が広がり、タワー2は実質的にテナントが集まらず、2015年の時点でも多くの空きが確認される。

(ウィキペディア)

日本が建てた方は、オフィスがたくさん入っている。
なんで韓国はこういうオチをつけないと気がすまないのだろう?
さっぱり分からん。

次回は、出会った人と話した感想なんかを書いていきます。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。