正義と反日の国・韓国が恐れること。国際法による世界の裁き

 

安倍首相の言葉で韓国側が激怒した。

「過去を否定する認識が哀れで見るに忍びない」

「過去の戦犯国に反省を期待するのは無理なことなのか」

韓国の野党「正しい未来党」を代表してキム氏がこう嘆いて怒っている。
上2つとこれから出てくるキム氏の言葉は朝鮮日報の記事(2019/01/06)にある。

強制徴用:韓国野党、安倍首相発言を激しく批判

 

ここでいう「過去」とは、1910年~1945年の日本による朝鮮統治のこと。
でも韓国の言う過去はいつも極端で不公平。
日本の支援金と指導を受けて実現した経済発展(1960年代の漢江の奇跡)をすっとばすから。

ちなみに韓国はよく日本を「戦犯国」と呼ぶけど、韓国は戦勝国ではない。
戦勝国(連合国)の立場になろうとしたけど、アメリカやイギリスによって拒否されている。
このへんのことに興味があったら、これを開いてほしい。

「戦勝国」としての請求

 

おっと話がそれちまったぜ。
安倍首相がNHKの番組「日曜討論」で話した内容に、韓国野党が「哀れで見るに忍びない」と言っている。
だったら見るな。
日本企業に賠償命令を下した韓国最高裁の判決について、安倍首相はこう言った。

「先般の判決は国際法に照らしてありえない。そもそも1965年の日韓請求権協定で完全かつ最終的に解決済みであり、国際法にもとづき、きぜんとした対応をとるため、具体的な措置の検討を関係省庁に指示した」

数十年前に解決した問題を持ち出して、日本側に有罪判決を下すなんてありえない。
死体を掘り返して魂をあたえれば、死体が暴れ回って混乱が生じるのは当たり前。
日本と韓国のどちらが正しいか?
国際法にもとづいて、世界に判断してもらおうとする安倍首相の態度は公平だ。

でも、韓国はグローバルスタンダードを徹底的に嫌う。
国際法による解決を口にした安倍首相に、韓国野党のキム氏は「だからといって恥ずかしい過去が消えるだろうか。いつまで恥ずかしい歴史に対する健忘症、国際法への執着症を続けるのか」と怒りを爆発させる。

日本も韓国も国際社会の一員だから、国家間の争いを国際法で解決しようとするのは常識的な発想だけど、韓国にはこれが「執着症」という“病気”に見えてしまう。
これは野党のスポークスマンという立場で言ったことだから、個人的な意見ではない。
なんで韓国は国際法の裁きをここまで嫌がるのか。

 

韓国野党は安倍首相の「歴史に対する健忘症」を指摘した。
でもそれは韓国も同じ。
元徴用工の個人請求権問題について、韓国政府はこれまで「韓日請求権協定で解決済みとの立場を貫いてきた(朝鮮日報)」。
いま日本政府が主張していることを、2005年に盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権も確認している。
しかも現在の文大統領は、「徴用工問題は解決済み」という政府見解をまとめた関係者の一人。

自分たちは14年前の出来事から目を背けるけど、日本には「恥ずかしい過去が消えるだろうか」と迫る。
恥の概念が日本と韓国ではぜんぜん違うらしい。

 

時代や状況が変わっても、日本にたいする韓国のこの態度は不動。
「安倍首相はわが民族のつらい歴史の前に最低限の罪の意識を示せ」とキム氏は要求する。
どんな問題も、結局は「日本=加害者、韓国=被害者」のフレームに入れてしまう。

そして都合の悪いことは一切排除する。
日本から支援を受けた歴史や韓国政府が過去に示した見解には触れない。
この一方的で独善的な態度は、韓国の与党も野党も変わらない。

正義と反日で国民感情に訴えるやり方は与党・文政権も同じ。
「JB PRESS」の記事(2019/01/07)で、東アジア問題にくわしいアメリカのシンクタンク研究員がこう言っている。

「その錦の御旗は『民族』『自主』『正義』そして『反日』。韓国人は何人でも『反日』を無条件に受け入れなければ生きていけないような土壌が出来上がってしまった」

「反日」だけが頼みの綱に、韓国・文在寅政権

韓国では、反日を叫ぶとそれがそのまま正義になってしまうことも多い。

 

でも、そんな韓国的発想が通じないのが国際社会だ。
韓国側もそれをよくわかっている。
だから安倍首相が、日韓平等に世界の裁きを受けようと提案すると、上のように激しく反発する。
国際司法裁判所に訴えたところで、日本が勝つとは限らない。
それに日本から言いだした手前、日本が敗訴してもそれは100%受け入れないといけない。
「裁判で片を付けようぜ!」からの敗訴で、「韓国はこれで問題が終わったと言ってはいけない!」なんて負け惜しみを言い出したらあまりにカッコ悪い。
この決断には、日本にもそれなりのリスクがあるのだ。

 

正義を自称するけど、国際法によって世界から判断されることは断固として拒否する。
日本人の立場からすると、そんな韓国の態度は哀れで見るに忍びない。

これから日本が国際司法裁判所に訴えるかはわからないけど、世界の裁きを受けても、韓国は「日本=加害者、韓国=被害者」の対日フレームを変えることはないだろう。
韓国社会には、そうしなければ「生きていけないような土壌が出来上がってしまった」のだから。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。