【恥ずかしい日本】イギリス政府「痴漢に注意」/盗撮と撮影音

 

日本へ行くイギリス人女性が気を付けないといけないことは何か?

いろいろあるけど、その中のひとつが「痴漢」。
イギリス政府が自国民に向けたアドバイス(Foreign travel advice Japan)で、「chikan」という日本語を使って注意を呼びかけている。

Reports of inappropriate touching or ‘chikan’ of female passengers on commuter trains are fairly common. The police advise that you shout at the perpetrator to attract attention and ask a fellow passenger to call the train staff.

Safety and security

 

もし日本で痴漢にあったら「叫べ」と。
しかも、痴漢行為は日本で「とてもよくある(fairly common)」と書かれている。
なかなか恥ずかしい。

「イギリスには痴漢なんていない。そんなものは日本だけ」ということはないものの、イギリスでは社会問題になるほどではないらしい。
だから女性専用車両なんてものもない。

 

 

イギリスといえば最近、盗撮が違法になった。

CNNニュース(2019/1/17)

イングランドとウェールズで施行される見通しで、違反すれば2年以下の禁錮刑が科される。
法案は15日に上院を通過し、女王の裁可を経て成立する見通し。

スカート内盗撮禁止の法案、英国で成立へ 違反には2年以下の禁錮

 

スカート内の盗撮(アップスカーティング)がいままで合法だったとは!

でもこれはイングランドとウェールズでの話。
スコットランドには、すでにこれと同じような法律がある。

話がそれるけど、外国人に「イギリス」と発音しても通じない。
イギリス人ですら、日本人にそう言われても分からなかったぐらいだから。
外国人には「UK(ユーケー)」と言った方がいい。

 

外国人が持っているスマートフォンで、写真撮影をするときにシャッター音が出ないものがある。
それを見ると、「母国で買った物だな」と思う。
日本のスマホは撮影時に「カシャッ」と音がするから。

「TIME&SPACE」というメディアの記事(18/09/11)で、スウェーデン人も日本に来てこの違いに気づいている。

「目立った違いは、スマホ撮影時の音です。日本では写真を撮るとき、すべてのスマートフォンから“パシャ”という音が鳴りますよね。これはひとつの発見でしたね」

なぜシャッター音が必須? 外国人から見た日本人のスマホ文化【スウェーデン編】

“発見”されてしまいました。

いまネットを見てみたら、日本の他に韓国のスマホもシャッター音が出るらしい。
それ以外の国が見つからないんだが?

 

前にアメリカ人かイギリス人にスマホ撮影で音が出ない理由を聞いたら、「こっちが聞きたい。なんで日本のスマートフォンにはシャッター音が必要なんだ?」と逆に質問された。
「まあ、盗撮防止が一番の理由だろうね」と答えるのが恥ずかしかった。
なんせ痴漢が「fairly common」の国だから。

2020年の東京オリンピックまでに、こういう日本の恥部が減ってほしいと思う。
イギリス政府が日本渡航のアドバイスで、「chikan」という言葉が必要なくなるぐらいには。

 

でも、世界は広い。
2018年にレイプが違法になった国もあるのだ。

祝・文明開化!「ソマリランドでレイプ犯罪化」に”女性勝利”の声。

日本の感覚からすると、なんでこの行為が合法だったのかが分からない。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。