3・11 東日本大震災:韓国人も驚いた日本の「ヤシマ作戦」

 

これは今日、3月11日のヤフー・トップ画面。

 

2万2131人の犠牲者(死者・行方不明者の合計)を出した8年前の悲劇はまだ終わっていない。

NHKニュース(2019年3月11日)

東日本大震災と原発事故8年 全国で今も5万人以上が避難生活

世界最悪レベルの原発事故(メルトダウン)が起きた福島県には、いまも立ち入ることができないところがあるし、この地震によって避難生活を強いられている人は全国で5万人以上いる。
災害公営住宅での「孤独死」も大きな問題だ。

あれから8年がたったけど、まだまだ復興支援金を必要としている人がいる。

 

 

さて、少し前にこんな記事を書いた。

韓国人が感じた日本人との違い「非常時の国民的な協力体制」

知り合いの韓国人が2011年の東京に住んでいて、東日本大震災を経験している。
その韓国人の女の子は、そのあとに日本人が見せた官民一体の協力体制に驚いていた。

韓国だったら、「いま電力が足りない」と政府が国民に節電を呼びかけても、政府の言うことを信用しないで自分で判断する人が日本よりは多い。
儲けがかかっていたら、節電に協力する店も少ない。

国内で大きな災害が起きたら、韓国でも募金活動などいろいろな支援活動がおこなわれるけど、日本のような官民・民民一体の全国的な協力体制はきっと無理。

東京に住んでいた韓国人の子はそんな話をする。

 

別の韓国人(20代・男性)に話を聞いても、この意見には同意していた。
日本では救急車が近づくと、自然に車が左右に分かれて「専用道」ができる。
キリスト教徒の彼からすると、これは「モーゼの奇跡」に他ならない。
ショッピングモールや高速道路のサービスエリアの駐車場では、障害者用スペースがいつも空いている。
日本では他人に配慮することが常識になっているから、節電時の協力体制もきっとレベルが違うだろうと言う。

そんな韓国人に、「ヤシマ作戦」の話をしてみた。
日本のアニメが好きな彼なら、「エヴァンゲリオンに出てくるヤシマ作戦を知っているかも?」と思ったけど、それは知らなかった。

日本中の電力を「ポジトロン・ライフル」に集めて超強力ビームを発射することで、「ラミエル」という敵を撃破するのがヤシマ作戦。
この作戦を成功させるために、日本が一時、停電状態になってしまった。
これ以上のことは、ググればよろし。

 

東日本大震災のときにも、この作戦を連想するような出来事があった。
地震によって福島の原子力発電所などが大ダメージを受けて、東北や関東では十分な電力を供給することができなくなる。

くわしいことはここをどうぞ。

東日本大震災による電力危機

そのため、東北や関東の人たちが安定して電気を使えるよう、日本政府が国民に節電をよびかけた。

ツイッターでも節電を呼びかける運動がおこなわれて、いつしかそれは「ヤシマ作戦」と呼ばれるようになる。
ちなみにハッシュタグは「#84MA」。

エヴァンゲリオン公式ブログもこの作戦に賛同の意を示す。
さらに制作スタッフはこんなイラストをつくって、節電キャンペーンを応援した。

 

 

当時のネットの声

・真に勝手ながらプロフ画像に使わせていただきました、明日は我が身、今後とも節電に努めたいと思います。
・すごいイイですねこれ!ミクシのプロフ写真にお借りしていいですか?
・いただいていきまーす!ありがとうございます!がんばる!
・すごくやる気が出ます!!みんなで節電頑張りましょう!!!

こんな感じで自然発生的にヤシマ作戦が生まれて、多くの人が節電に協力する。
こうした運動もあって、日本で電力供給がストップするところはなかった。

東日本大震災のときにこんなことがあったことを話すと、韓国人は「そういう発想や協力は本当に日本的ですね~」と驚いていた。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。