バンコク(カオサンロード)で買い物をするときは、ここにご注意を!

 

写真は、1996年のカオサンロード。
建物が低い!!

いつもと同じようにスマホのアラームで起きた。
でも、今朝はいつもとは違う。枕元には、でかいバックパックがある。
そうだ、今日は、出発の日だ。

 

このバックパックとも、予想以上にも長い付き合いになっている。
買ったときは、すぐに壊れると思っていたのに。

タイに旅行中、それまで使っていたバックパックが大きく裂けてしまって物を入れられなくなってしまった。物を入れられないバッグなんて、バッグでも何でもない。ただのごみだ。

そこで、急きょ、バンコクでこれを買うことになった。ものだから、
でも、日本製とタイ製とでは、どうしても物が違う。

それに、買った場所が、「カオサン・ロード」のうさんくさい店だったから、まあ、2年くらいもてばいいかな、と思っていたら、もう、5年以上活躍してくれている。

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ここでちょっと、カオサン・ロードという、ボクにとって思い出深く、日本にはない不思議な場所の話をさせてほしい。 

300メートルほどの通りにはバックパッカー向けのホテルゲストハウスが軒を連ね、レストランインターネットカフェ旅行代理店古本屋、ランドリー、衣料品店、土産物店等、旅行者に必要な店がずらりと並ぶ
(ウィキペディア)

カオサンロードという言葉、聞いたことありますよね? 世界中のバックパッカーがこの場所を『聖地』と崇め、アジア旅行の出発地点にした有名な場所です。約300メートルほどのカオサンロードにはとても安く宿泊できるドミトリー、ゲストハウスなどが軒を連ね、タイ国内、国外への旅行を扱う代理店、ネットカフェなどもいち早くできた地域と言われています(バンコクナビ)

 

普通、日本人の旅行者は、ここを「カオサン」と呼んでいる。
今は知らないけれど、一昔前は、カオサンで売られていた物は粗悪品が本当に多かった。

ゲストハウスで知り合った女の子の場合、ここでコロ付きのバックパックを買ったのだけれど、それを転がして宿に帰る途中に、もうコロが取れてしまったという。
「いくらカオサンの店でも、それはひどいね」
と、ベテランぽい旅行者に慰められていた。

「でしょ?でも、ひどいのは、それからなの!」
すぐに、彼女は店に戻って文句を言おうとしたのだけれど、自分でも悲しくなるほど英語が出てこない。自分の思いを伝えられない悔しさと、うまく怒ることができない苛立ちで、このときはのストレスは、相当なものだったらしい。

ところが、怒り出したのは、店のスタッフだった。

「バックが壊れたから、文句を言いに来た」ということを理解したスタッフは、返金に応じたりバッグを新しい物に買えたりするどころか、「バックパックに問題はない、おまえの使い方が悪い!」とキレだしたという。

「日本だったら、店員が平謝りで私がブチ切れてもいい場面。ここで、まさかの店員逆ギレって、ありえない。買って5分でコロが取れるのに、使い方も何もないでしょ」

という彼女の声には悔しさがにじんでいた。
早速、アウェーの厳しさを味わったようだ。

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「もらったものは何でも食べないといけない」という僧侶は、
肥満が深刻な問題になっているらしい。

 

 

そんな話を聞いていたから、カオサンで買ったこのバッグにもすぐに「賞味期限」が切れるだろうなあ、と思っていたけれど、いい意味で期待を裏切ってくれている。


ただ、ボクの場合、このバックパックを買ったときにタイ人が一緒だったから、良かったのかもしれない。
彼が、バックパックの細かいところまで、チェックしてくれていたから。

ちなみに、日本にいる友だちのタイ人は、このカオサン・ロードには行ったことがないという。
「危険な感じがして、行きたくないですね。カオサン・ロードのイメージは良くないですよ」
と言っていたのが、意外だった。

このカオサン・ロードには、もう20年前から何度も来ていたのだけれど、あるとき驚いたことがある。
カオサンの店で並べられている商品に、「値札」が貼ってあったのだ。
カオサンといえば、「値札って何ですか?」という、値段交渉が当たり前の場所だと思っていた。

店のスタッフの言い値から、どれだけ値段をさげられるかが、腕の見せどころで、同じ商品でも、人によって買った値段が違っていることなんてよくことだったはずなのに。

値札や定価という、カオサンの「文明開化」の波がやってきのか。

「あのカオサンも、時代が変わったんだな」と、感慨にふけっていたら、案外、そうでもなかった。

ボクのバックパックを買うときにも、値札があり、確か7000円(もちろん、実際にはタイ・バーツ表記)ほどだったと思う。
「これがいいけど、ちょっと高いな」と、一緒にいたがタイ人に言うと、彼が店に人と何やら話を始める。
そして、ボクの方を向いて、こう言う。

2000円までは下がるって。でも、それ以上の値引きはできないみたい」
 いや、2000円ならいいです。買います。即決で。
でも、驚いた。値札からも、値段が下がるんだ。

じゃあ、値札があるといっても、結局は、言い値と同じじゃないか。
定価ではなくて、言い値をそのまま値札に書いていただけだった。

でも、定価はなくて、言い値だろうと値札があろうと、「値段は動く」というのが、カオサン・ロードらしい。

数字はウソをつかないけど、ウソつきは数字をつくる。

ここは、きっと、そういう世界だ。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。