日本「韓国は約束を守らない」 VS 韓国「正義を実現している」

 

韓国は正義が大好き。
過去の不正をあばき、それを正していく運動を国をあげてやっている。
でも、現代の基準や感覚で歴史を裁くから、それをする側はスッキリして気持ちがいいのだけど、された側からすると一方的で自己中心的でしかない。

たとえば先週あったハンギョレ新聞のコラム(2019-04-03)だ。

歴史の正義と外交現実の衝突

ここで韓国側が「歴史の正義」と主張しているのは徴用工訴訟のことで、日本に“強制徴用された被害者”が日本から賠償を受けることを「正義」と称している。
でも、これは前提からしておかしい。
新日本住金を訴えた「元徴用工」は、自分で仕事に応募して働いていたということを日本政府が明らかにしている。
つまり、「強制」でも「徴用」でもなければ、「被害者」ですらなかったのだ。

だから日本政府は事実にもとづき、こうした人たちを「旧朝鮮半島出身の労働者」と呼んでいる。
くわしいことは外務省ホームページをご覧あれ。

旧朝鮮半島出身労働者問題

 

1965年に日本と韓国が国交を正常化させたとき、日本は過去を直視し、反省をふまえたうえで、韓国に対して無償3億ドル、有償2億ドルの計5億ドルという巨額の経済協力金をわたすことを約束した。
これによって両国の請求権に関する問題は「完全かつ最終的に解決」したと、日韓両政府が確認する。
その後、日本から受け取った資金をもとに、韓国は「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長を実現した。
でも、この奇跡は奇跡的に起こったわけではなくて、現実的な裏付けがあったからこそ。

とにかく、この請求権協定がその後の日韓関係の基礎となったわけだ。

それを去年10月、韓国の最高裁判所がこの協定をひっくり返して、日本企業に賠償を命じてしまう。
日本との約束を破り、両国関係の基礎を破壊する行為を「歴史の正義」と言って開き直るのだから、韓国が「一方的で自己中心的」と書いた理由はわかってもらえると思う。
付け加えるなら、韓国は不当でもある。
日本からばく大な協力金を受け取っていて、54年後に約束を「なし」にして、賠償を命じるというのはあまりに理不尽だ。

でも韓国ではこれが「正義」になる。

 

 

いま日本のネットで「韓国 約束」と入力&検索すると、圧倒的に「守らない」と出てくる。
これが韓国文政権に対する日本人の共通認識といっていい。

 

韓国がなんでここまで約束を破るのか理解できず、「そもそも日本とは、「約束」の考え方が違うのではないか?」ということで、韓国の「約束の概念」を調べる人もいる。

日本人が「韓国の約束破り」と非難するのは、主に先ほどの日韓請求権協定と2015年の慰安婦合意がある。
過去の歴史問題について二度の「最終的解決」を確認した韓国はいま、日本に「真の謝罪」を要求している。
もはやキリがない。

これについて韓国側はどう思っているのか?
ハンギョレ新聞のコラムを見てみよう。

1965年の請求権協定や2015年の慰安婦の合意は、過去の歴史問題の外交的解決を目指した試みだった。しかし、被害者の要求に背を向けたこれらの外交的妥協は、軋轢の解消に失敗し、後に新たな混乱の火種となった。

 

「目指した試み」ではなくて、これで解決したんです!
いまになって問題解決に失敗したと言うなら、それは韓国政府に言えばいい。

いまのマスコミ報道や政治家の発言、ネットの反応を見れば、「韓国は約束国を守らない国」と日本側が認識していることは明らかだ。
でも、韓国側は「歴史の正義を実現している」と本気で思い込んでいる。
そんな両者が話をしても違いがわかるだけだから、最近はことばを交わす雰囲気もない。
とくに日本が韓国を「放置」しているのは、韓国を理解することはもうあきらめたように見える。

韓国社会で正義はジョーカーと同じ。
日本との約束を何度破っても、「正義を実現している」と言えば正当化できてしまう。
だから韓国はこのカードだけは手放そうとはしない。
でも、これは仕方ない。
一方的だろうが自己中だろうが、韓国が「正義」を失ってしまうと「約束破り」しか残らないのだから。
これだけは主張し続けるしかない。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。