チョイと韓国と中国の歴史を。高句麗の朱蒙、タラス河畔の戦いの高仙芝

 

はじめの一言

「語らざる美。ほとんど何もない部屋。物の巧みな整理。茶碗の中の緑茶の色。箸台の上にのせられた箸の姿。床の間に掛けられた掛軸の文字。紙障子を通した白い光。障子に映る竹の葉の影。まだまだ限りなく挙げることができるが、それらの美は真に感受されるものの中にこそ存在するのでなければならない
(バーナード・リーチ 明治時代)」「日本絶賛語録 小学館」

 

 

「人類の紙の歴史」を話すうえで欠かせないことが2つある。

・製紙法(紙の作り方)が中国で生まれこと。

・製紙法がイスラーム圏やヨーロッパに伝わったきっかけ「タラス河畔の戦い」。

 

中国で発明された製紙法は、タラス河畔の戦いによって8世紀(751年)にイスラーム圏の国に伝わった。
その後、12世紀ごろにはヨーロッパに伝わっている。
これが、いわゆる製紙法の西伝(せいでん)というヤツ。

 

このタラス河畔(かはん)の戦いでは、中国(唐)とイスラーム教の国(アッバース朝)が戦っている。

 

タラス河は、現在のキルギスという国にある。
タラス河はないけどキリギスならあるで、探してみて。

 

タラス河畔の戦いでは、「高仙芝(こうせんし)」という唐の将軍が戦っていた。
この人は、高句麗系の人。
この「高句麗」ってとこが、ポイント。

 

高句麗とは、韓国の昔の国。
「こっくりさん」というのはじつはこの高句麗からきた、という話は今つくってみた。

まあ気にしないで、次に進んで。

 

こうくり【高句麗/高勾麗】

古代朝鮮の三国の一。
紀元前後にツングース系の扶余(ふよ)族の朱蒙(しゅもう)が建国。朝鮮半島北部を中心に領土を広げ、4世紀末、広開土王のとき最も栄えた。427年以後平壌に都し、百済(くだら)・新羅(しらぎ)と抗争。668年、唐・新羅の連合軍に滅ぼされた。高麗(こま)。

(デジタル大辞泉)

 

この説明文のなかに、高句麗を建てた「朱蒙(しゅもう)」という人物がでてくる。
この人は、覚えておいて損はない人物。
高校の世界史を習っている人なら覚えないといけない重要人物だし、韓国でも「民族の英雄」とされている有名な人。

 

 

前に韓国ドラマで、「朱蒙(チュモン)」というのがあった。
日本でも放送された韓国ドラマだから、知っている人もいると思う。
このドラマの韓国は全81話という超大作にして、平均視聴率は驚異の40%越え。

まさにお化け番組。

平均視聴率40.98%は、韓国テレビドラマ史上4位の記録。
(ウィキペディア)

 

最高視聴率ではない。
81話の「平均視聴率」で40%越え。
アンビリーバボー。

日本なら紅白歌合戦なみ。

 

でも、こんなツッコミもある。

倉山満は、「大人気作『朱蒙』は高句麗建国の祖、朱蒙という人の伝記作品の体裁をとっていますが、あれを『歴史ドラマ』と認めるなら、本宮ひろ志氏の『織田信長がチンギスハンの魂を継いで世界征服』というマンガも『歴史ドラマ』です。そもそも、『朱蒙って本当に朝鮮人ですか?』という話からはじめなければなりません。」と評する。

(ウィキペディア)

 

韓国のドラマは視聴率が命。
史実の正確さよりも、視聴者を楽しませることが重視されている。

だから韓国の歴史ドラマは、ファクト(事実)とフィクションが合わさった「ファクション」と呼ばれることがある。
韓国の歴史ドラマは韓国語の勉強にはいいけど、あれが韓国の歴史だと思うとかえって勘違いしてしまう。

なんて話もちらほら聞く。

 

それはともかく、韓国人が朱蒙を英雄とするのはいい。
でも、タラス河畔の戦いのときの「高仙芝(こうせんし)」を韓国人の英雄としてしまうと問題が起こる。

中国人が怒っちゃうよ?

 

唐の都だった長安(現在は西安)
長安は、京都のモデルとなった都市

 

「高仙芝(こうせんし)」は高句麗系の人ということから、韓国では「西方に製紙法を伝えたのは、韓国人だった」と主張することがあった。

何か優れた業績があった人と韓国とのわずかなつながりを見つけると、「あれは韓国の~」と言い出すのは韓国のお約束。

 

でも、製紙法を発明したは中国人。
で、高仙芝は唐の将軍。
だから、韓国が「西方に製紙法を伝えたのは、韓国人だった」と主張すると、「中国文化を自分のものにするな!」と中国人を怒らせることなる。

 

実際に、韓国人が「週刊東亜(韓国語)」のコラムでそう主張している。

このコラムのタイトルがすごい。

【韓国歴史】 高句麗人の末裔、高仙芝はヨーロッパ文明の父~これは中国史?韓国史?

 

「高句麗人の末裔(まつえい)」とは、「われわれの先祖」という意味でOK。
それが「ヨーロッパ文明の父」。
タイトルがすでに一線をこえている。
さすが大韓民国、そうこなくっちゃ。

 

このコラムが韓国らしさにあふれている。
ということで、このコラムを紹介したいけど、その前に「ホルホル」って言葉を知ってる?

このコラムが、そのホルホルなんだけどね。

次回に「ホルホル」というものを書きたい。
その後に、上のコラムの内容を書いてきます。

 

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「チャンスン」という村の入口に立っていた魔除け。
「天下大将軍」と「地下女将軍」なんかがよくある。

 

さあ、今回の復習だ。

・製紙法を発明したのはどこの国?
・高句麗を建てた人物は?
・京都のモデルとなった唐の都は?

 

答え

・中国
・朱蒙(しゅもん)
・長安

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。