イギリス人が嫌いな日本人「馴れ馴れしい」を「フレンドリー」と勘違い


 

 

インドネシア人から見たら、日本人と中国人の違いなんて分からない。
それで、中国人に間違えられて「中国人は出て行け!」と石を投げられた日本人がいた。

インド人からし見たら、日本人と韓国人の違いなんて分からない。
それで、「あなたは、日本人ですか?」と韓国人に声をかけてしまって、どなられたインド人がいた。

そんなことを前回までに書いた。

今回は、日本人のかんちがいからイギリス人から「ウザい・・」と思われてしまうことについて書いていきたい。

 

日本人からしたら、見た目でその人がイギリス人かアメリカ人かなんて分かるはずがない。
それで失敗することもある。

さらには、相手がイギリス人だと知っているのに、「アメリカ人をおしつけて」不快にさせることもある。

 

イギリス人の友人と「国際交流パーティー」に参加したときのこと。

そのイギリス人の友人というのは、20代の白人の女の子で日本に来て3年目、簡単な日本語を話すことができる。

 

パーティーのテーブルに座ったその子は、向かいにいた日本人のおじさんからこんな質問をされた。

「アメリカは、今寒いですか?」

その子は一瞬、キョトンとした顔をしたけど、相手が誤解していることにすぐ気づいた。

「アメリカのことは分かりません。私はイギリス人ですから」

今度は、質問したおじさんがキョトンとした顔をする。

「ああ、そうなんですか!すみません、アメリカ人かと思ってしまいまして」

と謝る日本人のおじさんと「いいですよ、気にしません」と言うイギリス人。

 

このやり取りを見ていて、ちょっと気になった。

本当にこの子は、気にしないのかな?

この子はアメリカ人と間違われて、本音ではどう思ったんだろう?

 

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たくさんの人と同じ部屋のドミトリーは、出会いのチャンス。
でも、かんちがいには気をつけよう。

 

それで、後からきいてみた。

「さっき、アメリカ人に間違えられてたけど、あれって、イギリス人的にどうなん?」

「別に不快には思わないわ。前にも同じことがあったし、アメリカ人の友だちもたくさんいるから」

なら、良かった。

 

「そんなことより、ディズニーアニメの悪者がイギリス英語を話すことの方が気になる」

確かに。
アメリカはそういうことをやる。
映画「スターウォーズ」では、悪人の帝国軍の兵士はイギリス英語を話している。
これが、偶然なワケがない。

興味がある人は、この記事を↓

スター・ウォーズのもう一つの見方~なぜ帝国側はイギリス英語を、反乱同盟軍側はアメリカ英語を話すのか?~

 

 

この子の場合は、気にならないらしい。

「じゃ、ふつうのイギリス人だったら、どう?アメリカ人と間違えられらたらイヤな気にならない?」

「思わないんじゃないの?そんなに気にしないと思う」

 

へえ、そうなんだ。
イギリス人でも、イングランド人の彼女にとって気になるのは別のところだった。

「でも、スコットランド人が『あなたは、イングランド人(イングリッシュ)ですか?』と言われたら、絶対怒るわね」

そりゃ、そうだ。
同じイギリス人であっても、スコットランド人にそれは言ってはいけない。

スコットランドは、イギリスにある地方のこと。
だから、イギリスのパスポートをもつイギリス人でもある。

「イギリス人にあなたはイギリス人ですか?」ときいたら、相手が怒りだす。
日本人の感覚からしたらよくわからないけど、実際にそう。

スコットランド人とイングランドは難しい関係だから。

 

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マラッカ(マレーシア)

 

「自分がアメリカ人に間違えられたら、どう思う?」

このことを、別の30代のイギリス人の男性にもきいたことがある。

彼も、それは気にならないという。

 

ても彼の場合は、日本人から「アメリカ人のような接し方」をされるのを嫌がっていた。

「ボクがアメリカ人と思われてもいいんだ。でも、イギリス人のボクに『アメリカ人のノリ』を求められるのはイヤだね。なんか馴れ馴れしいし、疲れるね」

 

彼が言う「日本人がするアメリカ人のノリ」というのは、だいたいこんな感じ。

・スキンシップが多い。
やたらと「ハ~イ」とハイタッチをしたり、会話中に何度も肩をたたいたりする。

・ジェスチャーが大げさで、声が大きいハイテンションな人たち。

一部の日本人が想像する「陽気なアメリカン」のイメージだろう。
ボクが一緒にいたら、すぐに消耗して疲れてしまう人たち。

 

でも、「ノリ」でいえば、アメリカ人は日本人の1ランク上をいっている。

普通の日本人というのは、根暗なアメリカ人になる。
「あの人、オープンで陽気だよね」と言われる日本人だと、普通のアメリカ人。
まわりが引くくらいクレイジーな日本人は、ノリのよいアメリカ人に相当する。

「クレイジーなアメリカ人」にあたる日本人はいない。
「出る杭は打たれる」の日本の社会は、そうした人の存在を認めないから。

もちろん、これはボクの勝手なイメージ。

 

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スコットランドの風景

 

先ほどのイギリス人の話に戻る。

彼は、アメリカ人と間違えられることは大丈夫だという。

でも、(日本人が思う)アメリカ人のノリを、イギリス人の自分に求めてくることはすごく不快だし、面倒くさい。
すぐにファーストネームで呼ぶ人も苦手。

 

「イギリス人は、アメリカ人とはノリが違いますね」

「それは、説明する必要があるのか?」と思うような、当たり前のことを言われたこともあったらしい。

 

これは彼だけではなくて、他のイギリス人にも当てはまると思う。

日本人の「陽気なアメリカ人のノリ」は、アメリカ人には「フレンドリー」になるかもしれないけど、イギリス人には「馴れ馴れしい」、「疲れる」と感じてしまう。

こういうことはあると思う。

アメリカ人が外国人の代表でも典型ではないし、日本人がアメリカ人になる必要もない。

 

「イギリス人は、対人感覚で一定の距離を望んでいる」

ボクが外国人と日本語で話をするときに、そんなことを感じる。

アメリカ人やオーストラリア人と話すときは、相手であっても敬語を使う必要を感じない。
でも、イギリス人と話すときは「あ、敬語の方がいいかな?」と感じることがある。

 

アメリカ人とつき合うなら、馴れ馴れしいぐらいでいい。

イギリス人とつき合うときは、少しずつ距離を縮めていった方がいい。

 

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

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