日本の創造力、中国人や韓国人から見た日本人のノーベル賞の受賞

 

はじめの一言

旅館主人らの礼儀正しい対応から、日本人の礼儀正しさが推定される。旅行中、突然の訪問の折にわれわれが気付いたのであるが、世界中のいかなる国民でも、礼儀正という点で日本人にまさるものはない。(ケンペル 江戸時代)
「日本賛辞の至言33撰 ごま書房」

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ケンペルの想像図(ウィキペディア)

ケンペル(Engelbert Kämpfer)

[1651~1716]ドイツの医学者。1690年、オランダ東インド会社の医師として来日、2年間滞在。日本の歴史・政治・社会・宗教・地理・動植物などを「日本誌」「江戸参府紀行」などに著述。

(デジタル大辞泉の解説)

今回の内容

・前回の内容をサラリと。
・中国人や韓国人から見た日本人のノーベル賞の受賞
・喜んだらいいじゃん

 

前回の内容をサラリと。

「日本人は、創造力があるか?」

この答えは、日本人と外国人とで大きく違っているらしい。

日本人は「日本人には創造力がない」と考える人が多い。
外国人は「日本人には創造力がある」と考える人が多い。

そのことを具体的に書いているのが、「サーチナ」のこの記事。

日本人の「創造力がない」という自覚は、外国からの評価に反する=中国メディアが調査結果を紹介

中国メディア・捜狐は20日、世界からはクリエイティブだと思われている日本人の多くが「自分はクリエイティブではない」と思っている理由について論じた記事を掲載した。

記事はまず、アドビシステムズが今年6月に発表した調査結果のなかで、日本のクリエイティビティが米国を抑えて世界第1位であるにもかかわらず、「自分はクリエイティブな人間」と答えた日本人の割合は44%にとどまり、先進国の平均である59%を15ポイントも下回って先進国中最低だったことが明らかになったと紹介。

「日本のクリエイティビティが米国を抑えて世界第1位である」にもかかわらず、
「自分はクリエイティブな人間」と考えている日本人の割合は、先進国のなかで最も低かった。

 

外国人は「日本人は創造力がある」と考えているけど、日本人は「日本人には創造力はない」と考えている。
この辺のくわしいことは、前回の記事を見てくれ。

 

日本国内にいると気がつかないけど、外国に行ったり外国人向けのイベントを知ったりすると、「日本人って、けっこう創造性があるんじゃないの?」と感じることが多い。

最近でも、日本人によるノーベル賞の受賞が話題になっている。

 

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タイのトゥクトゥクも、日本生まれの乗り物。

 

・中国人や韓国人から見た日本人のノーベル賞の受賞

最近、大隅教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したことが大きく報道された。
日本人のノーベル賞の受賞は3年連続だ。

 

このことは日本だけではなく、中国や韓国でもテレビや新聞で大きく報じられた。

もちろん日本ではないから、伝える内容は違う。

簡単に言ったら、「なんで日本人は、たくさんの人がノーベル賞を受賞することができるのか?」「なんで、自分たちにはできないのか(少ないのか)?」という論調のものが多い。

たとえば、これは中国のマスコミ報道。

紙幣を見て納得した! 日本がノーベル賞受賞者を輩出できる理由

中国では毎年この時期になると「なぜ日本はノーベル賞受賞者をこれほど多く産出できるのか」といった議論が盛り上がる。

日本人がノーベル賞を多く受賞している秘密をさぐっている。

でも、日本人のノーベル賞の受賞について、日本人以上に注目しているのがお隣の韓国だ。

韓国、日本の3年連続ノーベル賞に「なぜだ?」 いまだに科学分野で受賞ゼロ

こういった状況に気をもんでいるのがお隣の韓国だ。過去には00年に金大中大統領(当時)が平和賞を受賞しただけで、自然科学分野での受賞はいまだにゼロ。韓国メディアでは、「原因探し」を試みる社説やコラムが相次いでされている。

「日本人は受賞して、なんで韓国人はできないのか?」

これはもう、韓国では毎年あきれるぐらいよく報道されている。
韓国の分析を知ると、逆に日本のことが分かってくる。

 

日本のネットでは、韓国があまりにノーベル賞に執着することから、ノーベル賞ではなくて「ノーベル症」と揶揄(やゆ)されることもある。

 

 

・喜んだらいいじゃん

一方の日本では、新聞やテレビで「日本人、ノーベル賞受賞!」という報道があると、ネットではこんな書き込みがされる。

「受賞したのは、おまえではない」
「おまえには関係ない」

同じことはオリンピックのときにもあった。

日本人選手が金メダルを取ったことが大きく報道されると、「すごいのはメダリストであって、おまえではない」という書き込みがされる。

そりゃ、そうだ。
確かにすごいのは本人で、それ以外の人ではない。

でもそんなことを言ったら、ノーベル賞の受賞者やメダリストの親や家族も「本人以外の人」になる。

 

ノーベル賞の授賞者やメダリストは、どう思っているんだろう?

授賞者のコメントを聞く限りでは、「多くの人が喜んでくれたり勇気を与えたりすることができたらうれしい」というものが多い。

素直にそのコメントを信用していいだろう。
単純に考えて、自分がメダルを取ったことでたくさんの人が喜んでくれたら本人もうれしいはず。

ただ、他人が喜んでいると自分が不愉快に感じたり、世間とは逆のことを言いたくなったりする人はいる。
日本が良く言われると、けなしたくなる人もいる。

別に悪いことではなくて、昔からそういう人はいた。
いろんな考え方やとらえ方をする人がいるのが健全な社会だしね。

 

そういう人はいるけど、日本人や金メダルやノーベル賞を取ったら素直に喜んだらいい。
世の中良いことはあんまりないし、良いことがあったら喜ばないと損損。

それと、外国人は「日本人は創造力がある」と思っているんだから、その認識に日本人も近づいた方がいい。

 

「自分には力がある」、「やればできる」と思って、自分が損することより得することの方がきっと大きいい。
「日本のクリエイティビティが米国を抑えて世界第1位である」という、具体的な根拠もあるんだから。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。