旅㊵飛行機に乗ると分かる日韓関係。日本海呼称問題。東海って?


 

*最初に注意。
この記事のはじめの部分はこの記事と同じです。

旅㊴飛行機で感じる日本と韓国の「近くて遠い関係」。竹島問題。
内容はちがいますけど。

 

韓国の飛行機に乗ると、日本と韓国との近さを感じる。

韓国人のCAが日本語で「イヤホンでございます」というときは、「ざ」が「じゃ」になる韓国人の日本語発音に親しみがわく。

機内アナウンスの韓国語には、「さんそますく(酸素マスク)」「あんじぇんたいさく(安全対策)」と日本人が聞いて分かる言葉がある。

 

日本と韓国は中国の文化圏にあるから、共通しているものも多い。
同じ言葉もたくさんあるから、こうしたことがおこる。
こんなとき、「日本と韓国の関係は近いんだな」と感じる。

「初めてなのになつかしい」

韓国観光のキャッチコピーに、そんな言葉があったと思う。

 

 

「初めてなのになつかしい」なんて思っても、機内地図を見ると「やっぱり日本と韓国は近くて遠い関係なんだな」と感じてしまう。

日本海が「EAST SAE (東海)」に変えられている。

 

機内地図を見ただけで、日本と韓国は竹島と日本海の2つの問題をかかえていることがわかる。
竹島のことは前回書いた。
今回は「日本海呼称問題」について書こうと思う。

 

韓国が「日本海呼称問題」でめざすゴールはこの地図にあるとおり。

世界中の地図から「JAPAN SEA(日本海)」を消して、韓国が正しいと主張する「EAST SEA(東海)」に書き換えること。
世界各国の地図が上の機内地図と同じようになることをねらっている。

 

この影響は広がっている。
たとえば、今年(2017年)にはこんなことがあった。

日本人のフィギュアスケート選手が自分のSNSに下のような投稿をする。
すると、韓国人がこの投稿を問題視した。

 

もう分かったと思うけど、この「Japan sea」という表現に韓国人が怒る。

このときこの選手は、国際大会に出場するために韓国にいた。
だからこの投稿は韓国滞在中にしたものになる。
そのことを考えても、日本人が「Japan sea(日本海)」と書くのはあたりのことでまったく問題ではない。

 

でもこの常識が韓国には通じない。
韓国人から抗議を受けたこの日本人選手は、上の投稿を削除して新しくこんな投稿をしている。

画像は한국에서 동해를 ‘일본해’라고 한 일본 피겨선수から。

 

「im sorry for the misunderstanding. the beautiful east sea!!」
「誤解してごめんなさい。美しい東海!!」

この日本人はなにも誤解していないしそもそも韓国に謝罪する必要もない。

こう書いてきたけど、もちろんこの選手を責めているわけではない。
それに韓国を一方的に非難しても意味がない。

日本も反省しないといけないことがあるはず。
日本海呼称問題について、日本はこれまで韓国にどれだけ強く抗議してきたか?
そもそも一般の日本人は、この問題にどれだけ関心をもっていたか?

 

領土問題や政治問題はむずかしくて面倒くさいけど、選挙権をもつ年齢になったらある程度の知識や関心はもったほうがいい。

領土問題や政治問題に対して距離をおいたり何も言わなかったりするというのは、韓国の主張を認めたことと同じ。
韓国に抗議しないということは、「JAPAN SEA(日本海)は間違いでEAST SEA(東海)が正しい」という主張を支持しているとみなされても仕方がない。

 

日本人が「Japan sea(日本海)」と書いたことは、まったくおかしくないし韓国人に謝罪する必要もない。
でもそうなってしまった理由には、今まで日本人が韓国に強く抗議しなかったことや、一般の国民もこの問題に対してあまり関心がなかったことがあるはず。

当たり前のことだけど、「日韓友好」を考えて韓国の主張を認めたり抗議しないで黙っていたりすることは間違っている。
そんなことをしていたら、不満や怒りがどんどんたまってしまって逆効果になる。

 

 

この問題に対する日本政府の考えは、外務省ホームページの日本海呼称問題に書いてある。

「日本海は、日本海に対する国際的に確立した唯一の呼称です」

これは政府だけではなくて、日本人が共有するべき認識だと思う。
政治思想の右や左の違いは関係なく、「日本海」という名称は守らないといけない。
「あの海は日本海ではなくて東海が正しい」と考えている人は別だけど。

領土問題で「中立の立場」はない。
それは第三者の外国人だけだろう。

 

この日本海呼称問題というのは新しい問題だ。

外務省のホームページには、1992年という具体的な年が書いてある。

1992年の第6回国連地名標準化会議において、韓国及び北朝鮮は「日本海」の呼称変更を突然提起し、その後も国連の関連会議や国際水路機関(IHO)の会合などの国際会議において、この問題を再三提起しています。

日本海呼称問題の概要

 

ここでいう「呼称変更」とは、日本海から「東海」に変えることを意味する。
つまり、世界の地図を先ほどの機内地図のように変えてしまうこと。

日本にとってやっかいなことは、韓国が問題を「突然提起」したり「再三提起」したりすること。
韓国が問題視すると本当に問題になってしまう。
「韓国人の問題視による問題化」という問題がある。

 

それは今の旭日旗問題も同じ。
日本海呼称問題も旭日旗問題も韓国人が「突然提起」して問題になってしまった。
今になって日本政府が「旭日旗には差別的な意味はまったくない」と言っても、遅すぎる感がある。

サッカーの旭日旗問題 菅義偉官房長官が差別的でないとの認識示す「大会管理者の対応を注視」

 

まだ問題が小さかったときに、韓国にしっかり抗議したうえで旭日旗のことを世界に説明していたら今とは違っていたように思う。

「韓国が何をしてもこちらは放っておく」、「問題が起きても何も言わない」というのは大人の態度ではなくて、問題を大きくして解決をさらに困難にしてしまうだけ。

 

 

今回の記事のように、韓国に対して批判的なことを書くと「嫌韓め!」と怒り出す日本人がいる。
今までにはこんなコメントがきた。

「韓国の悪口を書くべきではありません」
「他国の悪口ばかり」
「嫌韓は日本の恥」
「レイシズムは本当によくないことです」
「気持ちの悪いブログ立ち上げてるもんだW」
「右翼の人が、どんな家庭で育てられたのか、察せられます」

 

このブログでは、過激なことや極端なことは書いていない。
日本政府の主張や小中学校の教科書の記述と同じことを書いている。
そんな常識的なことを書いても、「ネトウヨ!」と怒り出す日本人がいるのが現実。

日本と韓国は対等な国同士なのだから、おかしいと思ったら抗議すればいい。
今まで日本が韓国に声をあげてこなかったから、嫌韓が進んでいるという面はある。

 

くり返しになるけど、韓国の主張を認めて日本海を「東海」にすることは日韓友好とは関係がない。
そんなことをしていたら、日本人の韓国への不満がたまってしまう。

長い目で日韓友好を考えたら、日本は韓国に抗議したり自分の考えをハッキリ伝えたりしたほうがいい。

現実的な可能性は低いけれど、もし「日本海(Japan sea)」という呼称が世界の地図から消えるとしたら、それは韓国のせいではなくて日本人の無関心のせいだろう。

 

 

おまけ

吉田兼好が徒然草でこんなことを書いている。

子孫がおられないのは、まことに結構です。子孫が先祖に劣るのは、みっともないことだからです

 

立派な日本人にはなれなくても、せめてご先祖様から「みっともない」と言われないような日本人でいたいとは思う。
旭日旗が「戦犯旗」にしたり日本海を「東海」にしようとする動きには、しっかり声をあげていったほうがいい。
韓国に配慮して黙っていても、日本と韓国のためになるわけでもない。
そんなことをしたら、問題を大きくして日韓関係はよけい悪化してしまうだけ。

 

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