首相の真珠湾訪問③2つのアジア・日本人が忘れてはならないこと


 

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今回は、東アジアと東南アジアの「2つアジア」についての記事なので、こんなニュースをピックアップしてみた。

残念ながら、韓国には日本を「敵性国家」とみる向きがあるみたい。

 

2016年12月24日、「日本が軍事大国化して朝鮮半島に派兵する日が来るかもしれない」。

これは韓国内で少なからず共有されている見方だ。背景にあるのは日本への根強い不信感。加えて、そうした見方を生む朝鮮半島の歴史と地政学的な現実や、日本とは異なる対中国・対北朝鮮観がある。

韓国次期大統領選の有力候補として急浮上しているソウル近郊・城南市の李在明(イ・ジェミョン)市長も、日本への警戒感を隠さない一人。「韓国のトランプ」と呼ばれ、過激な発言で知られる李市長は「軍事的には日本は敵性国家」と言い切る。

韓国内に根強い「日本が軍事大国化して朝鮮半島に派兵」の見方

 

日本が韓国に攻め込むためには、憲法の問題をふくめてどれだけのハードルをクリアしないとけないのか?

そもそも、そこまでして日本が韓国を攻め込むメリットはないでしょ。

大統領の候補者がこんなことを言っているとは、頭がイタイ。

 

東南アジアの国からは、「日本は軍事的な敵性国家だ」なんていう声は聞こえてこない。

やっぱりアジアといっても、東アジアと東南アジアの国々とでは、日本に対する考え方がかなり違っているということですね。

 

 

 

前回、日本のマスコミ(新聞)が安倍首相の真珠湾訪問をどう評価しているかを書いた。

それぞれの新聞で「アジア」という言葉が出てきたけど、新聞によってアジアの意味がチョイと違っている。

だから、ややこしい。

 

日本の近くにあって、マスコミでよく使われるアジアには大きく分けて2種類ある。

○東アジア:中国・韓国・北朝鮮

○東南アジア:タイ・ベトナム・カンボジア・インドネシアなどの国々

 

別の分け方をすると、太平洋戦争のことについて日本への反省と謝罪を要求しているアジアと「そんなことは、求めてないですよ」というアジア。

日本への反省と謝罪を求めているのが、東アジア。
今はそんなことを言っていないのが、東南アジア。

この2つのアジアをごちゃごちゃにしないように、気をつけよう。

 

 

 

朝日新聞と毎日新聞であまり見られなくて残念なのが、次のような東南アジアの視点。

 

一九九四年八月下旬、東南アジア四か国を歴訪した村山富市首相は、フィリピン人とシンガポールで戦争責任問題について謝罪し、各国で事実上のODA増額を約束した。

そしてマレーシアでは、マハティール首相に「日本が五0年前に起きたことを謝り続けるのは理解できない。過去のことは教訓とすべきだが、将来に向かって進むべきだ。日本はこれからアジアの平和と安定のために国連安保理常任理事国入りして、すべての責任を果たしてほしい」と求められ、面食らってタジタジとなってしまった。

(アジア人と日本人 大前研一)

 

朝日新聞や毎日新聞にも、「日本に謝罪を求めないアジア」に目を向けてほしい。

「日本が五0年前に起きたことを謝り続けるのは理解できない」というアジアの人の視点には立った記事えお見た記憶がない。

そのうち、そんなアジア人目線の記事がのるものと期待してる。

 

繰り返しになるけど、東南アジアの国々は日本に謝罪を要求してはないよ。

それを求めているのは、韓国、中国、北朝鮮の東アジアのほう。

これは良い悪いの問題ではなくて、東アジアと東南アジアとでは価値観や考え方が違うというだけ。

 

 

さて、これまで「安倍首相の真珠湾訪問を、海外や日本がどう評価したか?」というテーマで記事を書いてきた。

これを大ざっぱにまとめると、こんな感じになる。

 

○首相の真珠湾訪問を高く評価をしている。

与党、85%の日本の国民、アメリカとヨーロッパ

 

○首相の真珠湾訪問を低く評価をしている。

野党、10%の日本の国民、韓国と中国

 

*あまり関心がない。

東南アジアや他の世界の国々

ボクが知る限り、東南アジア諸国から安倍首相の真珠湾訪問について、政府レベルで謝罪や反省を求める声明はでていない。
この点が韓国・中国の東アジアとは違う。

 

ちなみに、今回の真珠湾訪問で「安倍首相に謝罪の言葉がなかった」と非難する声があるけれど、もともと今回の訪問にそんな予定はなかった。

 

2016年12月29日の産経新聞に、こんな記事がある。

 

首相の演説に直接的な謝罪がなかったとして、問題視するのもおかしい。「謝罪ではなく慰霊のため」の訪問だからだ。菅義偉官房長官が「米国と協力し、世界の平和と安定に貢献していくことを伝えた」と、その意義を語ったのは妥当な判断だ。

真珠湾での慰霊 平和保つ同盟を確認した

 

 

 

ここで1つ注意!

この記事で、こんなことを書いてきた。

「韓国や中国の東アジアの国とは違って、東南アジアの国々は日本に謝罪を求めてはいない」

 

でも、だからといって、太平洋戦争で日本が東南アジアでしたことを忘れていいということではないですよ。
誤解のないように。

 

天皇陛下は、そのことを何度もおっしゃっている。

2016年1月27日の産経新聞の記事には、「日本人が決して忘れてはならないこと」として、天皇陛下の次のようなお言葉がある。

 

天皇陛下のお言葉全文 フィリピンでの晩餐会

昨年私どもは、先の大戦が終わって70年の年を迎えました。この戦争においては、貴国の国内において日米両国間の熾烈(しれつ)な戦闘が行われ、このことにより貴国の多くの人が命を失い、傷つきました。

このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないことであり、この度の訪問においても、私どもはこのことを深く心に置き、旅の日々を過ごすつもりでいます。

 

かつて日本は、アジアの国の人たちに苦しい思いをさせてしまった。
それは間違いない。

 

でも、東南アジアの国々は、日本に反省や謝罪を要求してはいない。

東南アジアが日本に求めていることは、いろいろな分野での協力や支援。

 

実際に東南アジアの国に旅行に行くと、地下鉄や道路などで日の丸を見たり、現地の人にから感謝されたりすることがある。

日本がアジアにしたことを「なかった」ことにしてはいけないけど、求められていないのに謝罪する必要もない。

 

そんなことより、日本の技術をいかしてアジアに学校や橋をつくるといったことを積極的にすすめていったほうが良い。

アジアの人たちが日本に望んでいることは、そうしたことなのだから。

 

 

日本の支援でつくられたカンボジアの「KIZUNA(キズナ)橋」

 

 

このキズナ橋は、カンボジアの紙幣のデザインにもなっている。
今の紙幣のデザインもそうだと思う。

 

 

日本の技術支援で国道がつくられたことを伝えている。ラオスで。

 

 

日本の支援でバンコクの地下鉄が完成したことを紹介している。タイで。

 

いいですか?
「アジア」といっても1つじゃないですよ?

中国、韓国、北朝鮮の「東アジア」
タイ、カンボジア、インドネシアなどの「東南アジア」

マスコミでよく使われるアジアには、この2種類があります。
それぞれ、日本に対する考え方や態度が大きく違ってますよ。

 

これからテレビや新聞で「アジアの諸国」と知ったら、どちらのアジアのことが考えてみよう。

 

 

おまけ

2016年12月28日の産経新聞に、こんな記事があった。

 

「謝りにこいという国とは違う」日米の絆 アリヨシ元ハワイ州知事

謝罪ではなく、慰霊だった。「米国は首相に謝ってほしいといったことはなく、首相も自らお越しになった。謝りにこいという国との違いは大きい」。

アリヨシさんはこう語り、日米の関係が、歴史認識で日本を揺さぶろうとする中国などの国とは違うことに触れ、「真珠湾攻撃の生存者と首相の握手はすばらしかった」と改めて述べた。

 

 

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