イギリス人が日本で誇らしく、うれしく感じた2つのこと。


 

前に、2人のイギリスと愛知県の「明治村」に行ってきた。

このとき、イギリス人が「それは誇らしいね」「うれしいよ」と喜んだものがあった。
今回はそのことを書いていこうと思う。

 

イギリス人が誇らしくうれしく思ったものは、まずはこの橋。

 

この橋にある英文を読んだイギリス人の女の子がこう言う。

「ねえ見て。この鉄橋、リバプールって書いてある!」

この鉄橋がリバプールでつくられたのか?
それともリバプール港から日本に運ばれて来たのか?
それは分からないけど、とにかくこの鉄橋がイギリス製であることはたしか。

リバプール

英国,イングランド北西部,マージーサイド特別州西部の港湾都市。ロンドンに次ぐ英国第2の貿易港。綿花,穀物,木材,タバコ,石油などを輸入,綿・羊毛製品,機械,鉄鋼などを輸出する。

百科事典マイペディアの解説

リバプールはビートルズの故郷としても有名な都市。

 

「明治時代の日本にとって、ヨーロッパは先生みたいなものだから」
とヨイショを言ってみたりする。
「日本はヨーロッパからいろいろなことを学んで、優れたものを積極的に取り入れていたからね。これもそのひとつでしょ」

そんなことをイギリス人に話して、感想を聞いてみた。

「それはいいねえ」
「イギリス人としては誇らしいよ」

そんなことを言う。
続けてこんなことを話す。

「日本でイギリスのものって、あんまり見ないよね?」
「そうそう。イギリス人は日本製の家電を使っているけど。今では、日本製品の方が質が高いイメージがある」
「でも、キットカットは日本でもよく見るよね」

そういえば、まわりでイギリスのものって見かけない。
キットカット、バーバリー、ダイソンの掃除機ぐらいなもんか?

 

 

明治時代、日本はヨーロッパ各国から様々なことを学んでいた。

そのなかでも日本はイギリスを特別視していたように思う。
日本とイギリスは同じ島国で、国王と天皇という君主がいる国。
そんなことで親近感をもっていたのかもしれない。

福沢諭吉はこんなことを言っている。

日本の軍艦東洋の海面を蔽ひ、日章旗は西洋諸国まで吹き及ぼすは、愉快ならずや。アジアの東辺に「新英国」を出現するは難からず。

「福沢諭吉と朝鮮 時事新報社説を中心に(杵淵信雄)」

日本の軍事力や経済力を強大にして、いつかは「東洋のイギリス(新英国)」にしたかったらしい。

 

これは大正時代のことだけど、昭和天皇が皇太子だったときにイギリスをご訪問されている。

皇太子が外国に行ったというのは、日本の歴史上これが初めて。

1921年(大正10年)3月3日から9月3日までの6ヶ月間、当時皇太子であった裕仁親王(昭和天皇)によるヨーロッパ各国の歴訪を扱う。日本の皇太子がヨーロッパを訪問したのは初めてのことであり、日本国内でも大きな話題となった。

皇太子裕仁親王の欧州訪問

 

その初となる国として、イギリスを選んでいる。
日本にとってイギリスという国は、ヨーロッパの他の国に比べて別格だったのだと思う。

 

これは皇太子の訪問を伝えるイギリスメディア

「NHKの映像の世紀 11」から。
バンザイって、意味が分かってたのかな?

 

せっかくイギリス人と明治村にいるんだし、明治時代の日本とイギリスの関係も話してみようか?

と思って、イギリス人に日英同盟と日露戦争のことを話してみた。
明治時代の日本とイギリスといえば「日英同盟」を抜きにして語れない。

「日露戦争で日本はロシアに勝利することができた。でも、それはイギリスの協力があったからなんだ。日本海海戦で活躍した戦艦三笠はイギリスでつくられているしね」

戦艦三笠は、日英同盟が結ばれた1902年にイギリスでつくられた。

 

神奈川県の横須賀に行けば三笠を見ることができる。

世界三大記念艦「三笠」 Memorial Ship MIKASA

 

このとき、アニメ「進撃の巨人」を大好きなイギリスの女の子がいた。

この子はカンが鋭い。
女型の巨人がアニーであることには、ボクより先に気がついている。

この子はミカサ・アッカーマンの大ファン。
それは知っていたから、こんなことを話してみた。

「ミカサ・アッカーマンのミカサは、戦艦三笠からつけられたんだ。だからミカサとイギリスは関係があるってことになる」

これを聞いたその子は、驚いて目を丸くする。

「それ本当?ミカサとイギリスがつながってるの?」

それは本当。

 

ミカサ・アッカーマン

ミカサの由来は、1890年代から1910年代にかけて活躍をした日本の戦艦、三笠。

進撃の巨人に登場するキャラクターの由来をまとめてみた。

 

イギリスが戦艦をつくった。
日本がそれを三笠と命名した。
進撃の巨人の作者が三笠にちなんで、キャラクターをミカサと名づけた。

だから、ミカサ・アッカーマンとイギリスはつながっている。
こう言っても、まあ、まちがいではない。

 

「ミカサとイギリスがつながっている、ってのは良いわね」

と、そのイギリス人は上機嫌。

この子にとっては、リバプールの鉄橋よりも、イギリスが戦艦三笠をつくったことのほうが誇らしいというか、うれしかったらしい。
それによって、憧れのミカサ・アッカーマンとのつながりを見出せたから。

*ちなみに、戦艦三笠は奈良県の三笠山からその名がつけられている。

 

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