イスラム教もユダヤ教もキリスト教も同じ神を信じる!違いはよび方


 

中国は大きい
どでかい国だ。

 

日本と比べるとこんな感じになる。

 

北海道のさきから沖縄県の先までの長さは、北京からヤンゴン(ミャンマー)までの長さとだいだい同じ。
こう見ると、「日本っていがいと広いかも」という気もする。

 

中国でいちばん大きい省は「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」で、その面積は166万4900㎢。
日本の面積は38万㎢だから、中国の1つの省で日本の4.4倍の広さがある。

デカい。
中国はデカすぎる!
だいたい、首都の北京市の面積が1万6410㎢というのがどうかしてる。
これは四国(1万8297㎢)とほぼ同じ大きさだ。

 

10年以上前この広大な中国を旅行していたときに、北京からウルムチという都市まで列車で移動したことがある。

ウルムチは、さっきの新疆(しんきょう)ウイグル自治区になかにある都市。

さて、北京からここまでどのくらいかかったと思いますか?

 

 

3泊4日かかった。

中国の列車と日本の電車はちがうけど、それを考えても「さすが世界第3位の大きさをほこる中国だ!」と思ってしまった。

 

 

世界史を学んでいる人は、「新疆(しんきょう)ウイグル自治区」の「新疆」という地名のことも覚えておこう。
新疆という名称は、清の乾隆帝(けんりゅうてい)がつけている。

「世界史の窓」から。

この乾隆帝の時代、18世紀の中頃、清はその領土を最も広げ、世界最大にして最強と思われる国家となった。

乾隆帝自身が数度にわたって辺境に遠征を行い、モンゴルのジュンガル、中央アジアの東トルキスタンのウイグル人居住区(乾隆帝の時領有して、「新疆」とした)、四川南部の苗族の平定、ビルマへの遠征などを展開した。

この結果、満州人・漢人・モンゴル人(蒙)・ウイグル人(回)・チベット人(蔵)という、多民族国家としての現在の中国の「五族協和」という体制ができあがった。

乾隆帝

 

 

ウルムチへ向かう列車のなかで、1人のアラブ人と知りあうことになる。

寝台列車のシートの上で彼がいきなりお祈りをはじめたから、「え?」とビックリしてしまった。

 

インド礼拝

これはインドのムスリム(イスラーム教徒)のお祈り
このときのモロッコ人も、列車のなかでおなじように礼拝をしていた。

 

 

お祈りが終わると、彼が声をかけてくれた。

「ボクはイスラーム教徒だから、一日に5回のお祈りをしないといけないんだ」と笑う。

彼はモロッコ人のイスラーム教徒で、中国の大学に留学していた。
休みを利用して、イスラーム教徒が多くすんでいる新疆ウイグル自治区に旅行にいくつもりだという。

そのモロッコ人もボクとおなじく死ぬほど退屈していたから、イスラーム教とキリスト教とユダヤ教の話をしてくれた。

彼の話で初めて知ったことがある。

「イスラーム教もキリスト教もユダヤ教も、信じている神はおなじなんだ。ただ、よび方がちがうんだよ」

そんなことは、それまでまったく知らなかった。
イスラーム教とキリスト教とユダヤ教は、それぞれまったく別の宗教だと思っていたから。
「信じている神はおなじなんだ」と言われてもよくわからない。

 

インドネシア人のイスラーム教徒の女性。
ヒジャブをかぶって髪をかくしている。

 

 

そんなデキの悪い生徒に彼は丁寧に説明してくれた。

その話の前に、「預言者」ってきいたことある?
「2030年に地球はほろぶ」なんていう「予言者」じゃないよ。

「神の言葉を預かる者」という意味の預言者。
この預言者が神から言葉(教え)をもらって、人びとにその教えを伝えた。

 

「ヤハウェ」という神は、モーゼという預言者に教えを伝えた。
モーゼが人びとに伝えたのがユダヤ教になる。

「ゴッド」はキリストになって地上にあらわれ、神の教えを人びとに伝えた。
これがキリスト教になった。

「アッラー」は、ムハンマドに教えを伝えた。
そのムハンマドが人びとに神の教えを広めたのがイスラーム教になった。

 

だから預言者がちがうだけで、イスラーム教もユダヤ教もキリスト教もすべて同じ神から言葉(教え)をもらったことになる。

それと、彼がいうように神のよび方もちがう。
イスラーム教ではアッラー、キリスト教ではゴッド、ユダヤ教ではヤハウェと呼ぶ。
でも、すべておなじ神のこと。

 

天使のジブリール(ガブリエル)から、神(アッラー)の教えを伝えられているムハンマド
画像はウィキペディアから。

 

うえの話を図にすると、こんな感じ。

 

このときのボクは、宗教のことなんてほとんど知らなかった。

まさか、イスラ-ム教もユダヤ教もキリスト教も同じ神を信じているとは。
高校で世界史を習ったときは、先生はそんなことを教えてくれなかったぞ。

広大な中国のおかげで、モロッコ人のいい先生にであうことができた。
謝謝中国。

でも、中国人は列にならんでくさい。
目的地のウルムチについたとき、列車から出るのは大変だったじゃないか!笑。

 

 

今回の復習

・北京市の面積は、日本だとどこに近い?
・中国の面積は世界で何位?
・「新疆(しんきょう)」という地名は、いつ誰がつけた?
・ユダヤ教・キリスト教・イスラーム教の神と預言者は?

答え

・四国(1万8297㎢)
・世界第3位
・清の時代に乾隆帝(けんりゅうてい)がつけた
・ヤハウェとモーゼ
・ゴッドとキリスト
・アッラームとハンマド

 

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