聖書のバベルの塔②神への挑戦!?世界共通語のエスペラント

 

前回、東亜日報(韓国の新聞)のこんな記事を紹介した。

人工知能がバベルの塔を建てる日

聖書における神は、人間が立てたバベルの塔を倒した後、人間の言語を分けてコミュニケーションを遮断した。 文学までを人工知能がすべて翻訳する日は、人間が再び禁断のバベルの塔を建てる日でもある。

 

この記事の内容で、チョイと注意してほしいことがある。

ここでは「聖書における神は、人間が立てたバベルの塔を倒した」と書いてある。
けど、ユダヤ教の聖書(キリスト教だと旧約聖書)の創世記にはそんな記述はない。

ウィキペディアにはこう書いてある。

神は降臨してこの塔を見「人間は言葉が同じなため、このようなことを始めた。人々の言語を乱し、通じない違う言葉を話させるようにしよう」と言った。このため、人間たちは混乱し、塔の建設をやめ、世界各地へ散らばっていった。

「ウィキペディア」

 

神が塔を壊したとは書いていない。

人間たちが天まで届くような巨大な塔を建てている。
それを知った神は怒った。
「人間のくせに生意気な!神に挑戦するつもりか?」と腹を立てたのだろう。

そこで神は、人間たちに塔をつくらせないようにする。
そのために人間が話す言葉を変えてしまった。
互いに違う言葉を話していたら、コミュニケーションをとることはない。
コミュニケーションがとれなかったら、多くの人たちが協力して巨大な塔をつくることできない。

こうして人間は天まで届くような塔の建設をあきらめた。
そしてこのときから、人間の間で話す言葉が違うようになってしまったという。

東亜日報の記事では、神が塔を破壊してから「もう二度と塔をつくらせないように」と「言葉を人間の言語を分けてコミュニケーションを遮断した」と書いてある。
この考えはたぶん古い。
ウィキペディアに書いてあるほうが正しいと思う。

 

とにかく、人間が巨大な塔をつくろうした。
すると神が怒って、人間の言葉を変えてしまう。
その結果、今の世界にいろいろな言葉が生まれることになった。
このところをおさえて、次に読む進めてください。

 

インドのジョードプルにある時計塔。
ワンピースのアラバスタ編に出てきたという話がある。

 

ところで、「エスペラント」って聞いたことある?

世界共通語で、「地球語」と呼ばれることもある。

現在、英語が事実上の国際語として使われていることは否定できません。 しかし、英語は特定の民族、国家の言葉です。

英語でのコミュニケーションは英語を母語とする人々にとっては都合のよいことです が、外国語として勉強する必要のある人間にとっては不都合です。 これは公正なことではありません。

エスペラントとは?

 

もし、世界中の人たちが同じ言葉を話すことができたら?
お互い自由に話をすることができたら、どれだけ楽しいことだろう。
エスペラントには「希望」という意味がある。

この エスペラントは1880年代に、ユダヤ人のザメンホフによってつくられた。

うん?ユダヤ人?
この記事のなかで、さっきもユダヤ人という言葉が出てきている。
気づきましたか?

「バベルの塔はユダヤ教の聖書(キリスト教だと旧約聖書)に出てくる巨大な塔のこと」というところ。

 

ミャンマーの首長族の人たち(パダワン族)
海外旅行をしていると、「言葉の壁がなくて、外国の人たちと自由に話をすることができたらなあ」とよく思う。

 

ユダヤ教徒のザメンホフが、聖書に出てくるバベルの塔の話を知らないはずがない。
ということは、ザメンホフが世界共通語をつくろうとしたのは、「神への挑戦」だったのかも。

バベルの塔の建設に神が怒って人間たちの言葉を乱す。
そして人間は、お互いに話をすることができなくなってしまった。
でも、ザメンホフがつくったエスペラントが世界中に広がれば、人間たちはまたお互いに会話ができるようになる。

 

世界中の人たちが、ザメンホフがつくったエスペラントで話をすることができるようになったら、それは神がおこした言葉の乱れを正すことになる。

ザメンホフがエスペラントをつくって、世界に広めて共通語にしようとした背景には、言葉を乱した神への挑戦という気持ちもあったように思う。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。