ホテルのインド人スタッフから見た、日本人と韓国人の違い

 

はじめの一言

「日本人は(多くの点から見て根本的に異なっている)近隣の国民から、征服による圧迫もないのに、その全道徳・倫理体系ととも、国語と文学を、かれらじしんのものとして採用した。(オールコック  幕末)」
「日本絶賛語録 小学館」

オールコック」は、日本史の重要人物。
「誰それ?」と思った人は、クリックして確認してみよう。

 

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インドのコルカタ(カルカッタ)に、パラゴンという有名な宿がある。
バックパッカーの間では「伝説の宿」として知られていた。

汚い・臭い・南京虫がいる・インドの長期旅行者が面倒くさい・・・。
でも安い。

ホテル予約サイトの「口コミ(2014年)」にはこうある。

コルカタのバックパッカーの聖地にある、伝説の安宿パラゴン!!泊まる勇気はありませんでしたが、覗いてきました。
現在、ドミートリーはないそう。宿泊者の方は窓がないから、蚊が入ってきめ大変、と。とまらなくてよかった、、と胸を撫で下ろしたのはヒミツです。

4トラベル

マジかよ!ドミトリーがなくなったのかよ!
と、今軽いショックを受けた。

でも、「ドミートリー」って言い方を初めて知った。
今の旅行者はこんなふうに言うのかな?

 

パラゴンホテルのドミトリー

 

15年ぐらい前のこと。
この宿のインド人スタッフと話をしていたときに、彼から「日本人と韓国人の違い」を聞いた。

彼から見た韓国人はこんな感じ。

「日本人と韓国人は、見た目では分からない。でも、質問する内容が違うんだ。韓国人はキリスト教徒が多くて、マザーテレサの施設のことをよく聞いてくる。そこでボランティア活動をする韓国人が多いからね。でも日本人が質問するのは、旅行のことばかり。鉄道のチケットや安くておいしいレストランのこととか」

たしかに、韓国人にはキリスト教徒が多い。

プロテスタントとカトリックを合わせたキリスト教全体では29.2%となっていて

(ウィキペディア)

つまり韓国では、国民の3人に1人がキリスト教徒ということになる。
日本のキリスト教徒は1%以下だ。

かつて、北朝鮮の首都ピョンヤンは「東洋のエルサレム」と呼ばれるほどキリスト教がさかんな場所だった。
今では考えられないけど。

北朝鮮が共産主義の国になったときに、多くのキリスト教徒が韓国に逃げてきたという。

 

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ジロジロ見るなよ、照れるじゃねえか。

 

宿のインド人は話を続ける。

「それと韓国人からは、どこでビールが買えるのかをよく聞かれる。韓国人は本当に酒を飲むが好きだな。ロビーにも酒で顔を赤くした韓国人がたくさん通る。日本人は、韓国人のように酒は飲まない」

そりゃそうだ。
韓国人の酒好きは、ボクから見ても異常なレベル。
韓国人の友人は大学生のころ、大学のキャンパスの中でも酒を飲んでいたと言っていた。

「あれ?日本では、大学の中で飲まないんですか?」と驚くコイツに驚いた。

大学のキャンパスでお酒を飲んでいても、授業で名前を呼ばれたときに返事ができたら「セーフ」らしい。
で、返事ができないくらい酔っていたら「アウト」。
教室から退出させられるらしい。
それは、その友人の大学だけかもしれないけど。

 

「韓国人の大酒飲み」については、1890年代の朝鮮を旅行したイギリス人女性の紀行文にも書いてある。

酔っぱらいは朝鮮の大きな特徴であるといわざるをえない。そしてまた、酔っぱらっても恥ではない。正気を失うまで酒を飲んだとしても、粗野だとは見なされない

「朝鮮紀行 イザベラバード (講談社学術文庫)」

そのインド人がもっていた韓国人のイメージはこんな感じ。

彼らは、昼はマザーテレサの施設で奉仕活動をしていて、夜は酒を飲んで酔っぱらっている。

ヒンドゥー教の考え方では、酒を飲むことは良いだとは思われていない。
だからこのインド人からすると、韓国人は「昼は素晴らしいけど、夜はだらしない人たち」と見えるらしい。

彼は日本人については、「健全な旅行者」という印象をもっていた。
礼儀正しいのだけど、英語ができないから困るらしい。

もちろん、日本人でもマザーテレサの施設でボランティア活動をしていた人はたくさんいる。

 

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インドのジョードプル
ワンピースのアラバスタ編の舞台になったという。

 

おまけ

パラゴンホテルのある凝る肩、いや違う、コルカタの様子。

 

おまけのおまけ

この記事で紹介したイザベラバードの旅行記を19世紀の韓国(朝鮮)の様子がよく分かる。

下のことは中学校の歴史で習ったはず。

一八九五年一月八日、わたしは朝鮮の歴史に広く影響を及ぼしかねない、異例の式典を目撃した。

朝鮮に独立というプレゼントを贈った日本は、清への従属関係を正式かつ公に破棄せよと朝鮮国王に迫っていた

「朝鮮紀行 イザベラバード (講談社学術文庫)」

日本が「朝鮮に独立というプレゼントを贈った」というのは、どういうことか?
これは、日清戦争で日本が勝利したことで、朝鮮が清(中国)から独立したことを意味している。

1895年に日清戦争の講和条約である「下関条約」が結ばれた。
この講和条約では、「清は朝鮮の独立を認め (日本史用語集 山川出版)」とある。
これによって朝鮮は中国から独立することができた。

イギリス人の旅行作家はそのことを、日本は「朝鮮に独立というプレゼントを贈った」と外国人らしい表現で書いている。

 

イザベラバードが書いたことは事実だけど、今の韓国人が読んだら良い気はしない。
韓国では、「朝鮮はずっと独立国だった」と考えている人が多いから。
でも日本人として、日清戦争と下関条約のことは知っておいたほうがいい。

 

中国からの独立を記念して建てられた「独立門」。
ソウルにある。

次回は、「カンボジア人ガイドから見た、日本人と韓国人の違い」を書いていきます。

 

今回の復習

・韓国の約30%をしめる宗教はなに?
・かつてキリスト教がさかんだった北朝鮮のピョンヤンはなんと呼ばれていた?
・19世紀後半、朝鮮が独立するきっかけとなった戦争はなに?
・その戦争の講和条約は?

 

インドの少数民族の村

 

答え

・キリスト教
・東洋のエルサレム
・日清戦争
・下関条約

 

こちらもどうぞ。

日本 「目次」

インド 「目次」

インド人から見た韓国人のイヤなところ「日本人と違ってすぐ怒る!」

 

4 件のコメント

  • 残念なことにこのイザベラバードの本は韓国では読めないんですよねー。ぜひぜひ事実を受け止めて欲しいのですが(´・ω・`)

  • そうなんですか!
    それは知りませんでした。
    「見たくないものは見ない、見せない」ということをやっていると、困るのは自分なんですけどね。

  • 一応韓国版があるらしいですが朝鮮を褒めたたえた内容で本家の英語版と全く違うそうです。

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    今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。