韓国で大人気のフライドチキン店が日本で失敗した理由は?

 

アメリカ人の友人がいる。
彼女は20代の黒人の女性。

韓国に2年間住んでいた後、日本で3年ほど英会話を教えていた。

3年前、その友人に「今度、韓国旅行に行ってくる」と言うと、「じゃ、これだけは食べて来い」と言われたものがある。

それが韓国のフライドチキン。

韓国のフライドチキンは、日本のものとはまったく違うらしい。
そしてそのアメリカ人は、韓国よりおいしいフライドチキンを日本で食べたことがないという。

フライドチキンといえば黒人のソウルフード。
もともとは、黒人奴隷の食べ物だったから。
そんな黒人の彼女が「韓国のフライドチキンを食べろ!」と、強くすすめていた。
*ちなみに、「ソウルフード」はアメリカ英語でイギリス人は使わない。
これも奴隷制度に関係している。

 

韓国でフライドチキンは国民食といっもいいぐらいの人気がある。
韓国人はメクチュ(ビール)を飲むながらフライドチキンを食べることが多い。
チキンとメクチュで「チメク」なんていう。
そんなチメクの店が韓国にはたくさんある。

先ほどのアメリカ人の子に言わせれば、ビールは韓国よりも日本の方がおいしいらしい。
ということは、韓国のフライドチキンに日本のビールという組み合わせが最高ということになる。

 

 

韓国に行ったとき、さっそくフライドチキンを食べてみた。
それが上の写真。

たしかにおいしい。
皮が薄くて、パリパリした食感がいい。
いろいろな味のフライドチキンもあって、それも良かった。
たしかにこれはビールによく合う。

「このフライドチキンなら、日本でも人気が出るんじゃないか?」

この時にそんなこと思いながら食べていた。

 

そしたら、2015年に「韓国のフライドチキンが東京に上陸!」なんていうニュースを聞いた。

2015年12月11日付の中央日報の記事から。

キョチョンF&B関係者は「キョチョンチキンだけの差別化された品質とノウハウを武器に、日本市場で韓流以上の成功を期待することができる」とし「六本木1号店オープンを新たな機会として、外食業最大の激戦地である日本で、グローバルブランドとして飛躍するキョチョンだけの顧客価値と正しい考えを実現していく」と伝えた。

韓国外食ブランド「キョチョンチキン」日本進出…六本木に1号店オープン

韓国旅行で「チメクは日本でも食べてみたい」と思ったから、この記事のことは印象に残っている。

でも、韓国のフライドチキンは日本で成功するだろうか?
日本にはケンタッキー・フライド・チキンという巨大な壁がある。

このフライドチキンの日韓戦にも興味があった。

 

 

でも、このフライドチキンの店のことはすぐに忘れてしまった。

最近のニュースで、その店がいつの間につぶれていたことを知る。

それがこのレコードチャイナの記事。

韓国の国民食「チキン」が日本で受けなかった理由―韓国ネット

韓国でトップシェアを誇りすでに海外展開していた「Kyochon(キョチョン)チキン」が2015年末に東京・六本木に出店、当初は話題と人気を集めたものの、その後9カ月ほどで閉店してしまった。

 

「韓国ナンバーワンの店が何で日本では通用しなかったのか?」

この記事では、その理由としてコンビニの唐揚げやナゲットをあげている。

「味と値段を合わせると、韓国のフライドチキンでは日本のコンビニのチキンには勝てなかった」ということらしい。
そのことについて韓国の人たちは、ネットにこんなコメントをのせている。

「やっぱり日本のコンビニはすごい。何でもそろってるね」
「日本のコンビニのチキンは骨なしとか骨付きとか種類も豊富だしおいしい。その上安いから、韓国のチキンが売れるわけがない」

もちろんこれだけではなくて、他にも理由はある。
くわしくは記事を読んでほしい。

けれど、ボクが想像していた「ケンタッキーのため」という意見はない。
ケンタッキーが最大のライバルになると思ったけど、結局はコンビニのチキンに負けてしまったという。

 

タイのコンビニ

 

外国人に話を聞くと、日本のコンビニの食べものはビックリするほどクオリティーが高いと言う。

最近、新婚旅行で日本に来たイギリス人と話す機会があった。
彼らも日本のコンビニフードを絶賛していた。
フライドチキンを始め、コンビニの食べ物は安い割にクオリティーが高いと驚いてた。
イギリスのコンビニにはサンドウィッチならあるけど、日本のコンビニのようなホットスナックなんてものはないらしい。

 

日本のコンビニのことをアメリカ人の友人に聞いたら、こんなメールが来た。

Fami-chicken and Fam-fries are the best things ever!
(ファミリーマートのチキンとフライドポテトは最高!)

 

この写真は日本を旅行した台湾人の女の子のもの。
コンビニで買った食べものの袋が「気が利いている!」と驚いていた。
台湾のコンビニには、こんなものはないらしい。

彼女はフェイスブックにこう書いている。

很貼心之可麗餅袋子
然後我很鄉巴佬的吃完才發現怎麼使用XD

この子はこれを食べて終わってから、袋の使い方を知ったらしい。

 

 

でもそれだけではない。

韓国のフライドチキンが日本でうまくいかなかった理由は他にもある。

ここでクエスチョン。
これは東京にオープンした「キョチョンチキン」のフライドチキン。
このフライドチキン6本で、いくらすると思いますか?

答えは1800円。
これに消費税がつくから、これだけでほぼ2000円になる。
店が六本木にあることを考えても、これは高いだろう。

この店のフライドチキンの値段を知った韓国人はこんなことを言っていた。
「海外の反応 お隣速報(上の写真も)」から。

あれだけ?マジで超ぼったくりだね。
韓国でもぼったくりなのにあそこはさらにぼったくりだね(汗)
コンビニでからあげ買って食べるよ・・・新大久保のチキン店よりさらに高い。
うわ、日本も手羽先がおいしい店が多いのに何で価格をあんな風に設定したのか(ブルブル)
すぐに潰れそうだね。

韓国人「キョチョンチキン日本に進出!日本でもぼったくり!」→「新大久保のチキン屋に行くのが100倍マシ」

最後のは大当たり。

ここに出ている「手羽先」について、思い出したことがある。
「韓国のフライドチキンはおいしい!」と言っていた先ほどのアメリカ人に「世界の山ちゃん」の手羽先を食べさせたことがある。
それもかなり気に入っていた。

「これはいい!もし韓国のフライドチキンが日本に来たら、ここはきっと強力なライバルになる」

そんなことを言う。

このアメリカ人に、日本に進出した韓国のフライドチキン店がつぶれたことを教えると、「マジで?」と驚ていた。
メールでこう書いている。

Wait, why did they close down? Korean style chicken is huge in the US right now. So popular.
(待って、なんでつぶれたの?韓国風のフライドチキンは、今アメリカで大人気なのに)

「アメリカでも同じ値段なんだろうか?」
値段のことを聞いたらこんな返事がきた。

Yea, Korean chicken is kinda pricey.tasty though lol
(そう、韓国のフライドチキンはけっこうな値段がする。おいしいんだけど。笑)

 

韓国の人たちは、酒のつまみにこんなてんぷらもよく食べる。

 

韓国で大人気のフライドチキンが日本で失敗した理由はなにか?

日本のコンビニが強かったことと値段が高すぎたということらしい。
ケンタッキーではなくてコンビニというのは思わぬ伏兵だったと思う。

ふく‐へい【伏兵】

予期しないときに現れ、たちはだかる人物や障害。「悪天候という伏兵にあう」

デジタル大辞泉の解説

 

ランキングに参加しています。
よかったら、下のボタンを押してください。

 

こちらの記事もいかがですか?

アメリカ 「目次」

日本 「目次」

韓国 「目次」

ツイッターで、日本の良いところ、つぶやいてます。
folow me plz.
@amamatsushizuo3

 

コメントを残す

ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。