織田信長と黒人(やすけ)の出会いを、英語で学びませんか?

 

今回の記事はこのタイトルのとおりです。

戦国時代に、「織田信長が黒人と出会ったときのことを英語で学びましょう!」というものです。

まずは織田信長とその黒人の出会いを日本語で知っておきましょう。

 

 

その黒人は16世紀、戦国時代の日本にやってきた。

といっても、本人が日本に来たいと思って来たわけではない。
キリスト教の宣教師の奴隷として日本に連れてこられただけ。

あるとき、その宣教師(ヴァリニャーニ)が織田信長にこの黒人奴隷を見せる。
生まれて初めて黒人を見た織田信長はどう思ったか?

「カルチャーショックであったに違いない(詳細 日本史研究 山川出版)」という。
ま、そりゃそうだわな。

 

信長はこの黒人を見て、その肌の色に強い興味をもった。
この世に黒い肌の人間がいるとは信じなかった信長は、「きっとコイツは、からだにすみをぬっているにちがいない」と思いこむ。

信長に仕えたアフリカ人

イエズス会宣教師が、ポルトガル人によってアフリカから連れてこられた黒人奴隷を初めて信長に会わせたとき、信長はからだに墨を塗っているものと思い込み、それが肌の色であると説明してもなかなか信じようとしなかったという

(詳細 日本史研究 山川出版)

 

このとき織田信長はうたがった。

「本当に肌が黒いのか?」
「からだに墨をぬっているのではないのか?」

それを確かめるために、信長は彼にからだを洗わせた。

その黒人奴隷がからだを洗っても色が落ちない(当たり前)!
からだに墨をぬっているのではなく、本当に黒い肌をしていることが分かった信長は、その黒人を気にいってしまう。

そして「弥助(やすけ)」という日本人名をあたえて、その黒人をさむらいにした。
日本の歴史で黒人の侍は、この弥助だけだろう。

くわしくは、弥助を見てください。

 

無題

織田信長 (織田信長公画像まとめ!!から)

 

3年前に、上の話を黒人のアメリカ人にした。
そのアメリカ人は今ニューヨークに住んでいる。

それで最近、黒人の記事を書くためにこのアメリカ人にメールをした。
するとこんな返事が返って来る。

さあ、次の英語を訳してみよう。

Hey! You told me about him right?
He was the first black person the king met. And The king thought he was just dirty and forced him to take a scrub bath. Once they found out that that was his real skin color the man became a friend and later his right hand man.

(意訳)

ヘイ!前に話してた人のことね?
彼は王が会った初めての黒人。王は「彼はただ汚いだけだ」と思って、お風呂でからだを洗わせた。でもそれが本当の肌の色だと分かると、彼と友だちになる。その後、彼を自分の右腕にした。

 

Hey!というのは、ニューヨークの若いアメリカ人っぽい。

ここでいう「the king」とは、織田信長のこと。
でも信長は王ではなくて戦国大名だから、「a warlord」のほうがいい。

just dirtyはちょっとちがう。
信長はその黒人がからだに墨をぬっていると思ったから。

「right-hand man」は、そのまま「右腕になる」で日本語になっている。
「最も信用し、頼みにしている部下(デジタル大辞泉)」という意味。

弥助やすけはこの後、本能寺の変のときに主君の信長を守るために明智光秀の軍と戦っている。
だから、信長の「right-hand man」でもまちがいではない。

 

 

おまけ

アメリカ人は「Hey!」と言うけど、イギリス人が「Hey!」言ったのを聞いたことがない。
たまたまかもしれないけど。
友人で30代のイギリス人女性がいるけど、彼女は絶対にこんな言葉を使わない

今まで出会ったイギリス人のなかには、日本人の「かん違いしたアメリカンなノリ」を嫌う人がいた。
会話のなかで、「ハ~イ」とハイタッチを求めてきたり体に触れてきたりする日本人が「面倒くさい」と言う。
それに応えてハイタッチをしてしまう自分もイヤになると言っていたけど。

アメリカ人とイギリス人を「英米人」とひとくくりにしない方がいい。
たぶん、イギリス人のほうが嫌がる。
イギリス人にはボディタッチをひかえ目にして、少し距離をとったつき合いのほうがいいと思う。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。