イギリス「プラスチック製品をなくそう」←日本人の反応は?

 

去年、イギリス人のカップルが新婚旅行で日本にやって来た。

それで彼らに浜松を案内した。

新婚旅行で日本を選ぶだけあって、彼らは日本のことを知っている。
浜松城に行ったときは、下の銃を見た奥さんが「プリンセス・モノノケ(もののけ姫)!」と大声で叫ぶほど。

いったいどれだけジブリが好きなのか?

 

その新婚さんに日本の印象を聞いてみた。

「ずっと行きたいと思ってたんだ。イギリスでもK-popは有名だからね。若者は韓流のとりこだよ。キムチやビビンバとかのK-foodもイギリスでは大人気だよ。韓国文化の世界化は大したものだね」

夫のジェームスはそう言って笑う。
というのはウソ。
でも、20年ぐらい前、タイで会ったイギリス人が「知ってる日本人?ジャッキーチェンかな。彼の映画はよく見たよ」と言いやがったのはホント。

なんなら「PSY(サイ)」を日本人と思ってたラオス人もいた。
*PSYはカンナムスタイルという歌で有名な韓国人歌手。

 

 

夫のジェームスは日本について、こんなことを言ってた。

「浜松に来るまでに東京、横浜、箱根に行ったんだ。電車や地下鉄が時間に遅れたことは一度もなかった。1分の遅れないって信じられないよ。街もきれいでゴミが落ちてない。それもいいね」

時間の正確さと街のきれいさ。
日本に来た外国人はよくそれを言う。

確かに外国に比べれば、日本の街はきれい。
ボクもそう思ってました。
大阪の西成区に足を踏み入れるまでは。

 

このとき奥さんが「教えてほしい日本語がある」と言う。

「日本語で『ビニール袋(プラスチック・バッグ)はいりません』って何て言うの?」

なんでこんな日本語を知りたいのかというと、日本人がプラスチックを使いすぎるから。
日本好きの彼女でも、これには不快になるらしい。

「コンビニでガムを1つ買っただけで、店員はプラスチック・バッグに入れてしまう。その必要は全然ないのに。何よりプラスチック製品は環境に悪い。だから、なるべく店で袋はもらいたくないの」

と奥さんは言う。
夫も日本でそれは気になっていた。

 

 

「日本人はプラスチック製品を使いすぎ。もっと環境に配慮したほうがいい」

そう言う外国人はこのイギリス人カップルだけじゃない。
今までに、何人もの外国人からそんなことを聞いてきた。

「黙れ!ここは神州日本の地だ!文句を言う外国人は失せろ!さもなければたたき斬る」なんて、幕末の攘夷志士みたいことは言えない。
それまではまったく気にしてなかったけど、外国人の話を聞いているうちに見方が変わった。

たしかに日本人はプラスチック製品を使いすぎる。
それは環境に悪いし、もったいない。
そう思ってから変わった。

コンビニでアイスを買ってビニール袋に入れてもらう。
それをアイスのパッケージと一緒に外のゴミ箱に捨ててしまう。
こういうことに罪悪感を感じるようになった。
だから今は、なるべくビニール袋をもらわないようにしている。

少し文明開化しました。

 

 

「プラスチック製品を使うのはやめよう!環境を守ろう!」という動きはイギリスで盛んだ。

つい最近もロイター通信にこんなニュース(2018年4月20日)があった。

英国は、海洋ゴミ問題対策として、プラスチック製ストローやマドラー、綿棒、などの使い捨て製品の販売を禁止を検討している。

英国がストローや綿棒など使い捨て製品の禁止検討、海洋ゴミ対策で

 

イギリスはこれを外国にも積極的にうったえている。
19日からイギリスで開かれる会合でも、参加する首脳たちに「プラスチック製品を使うのはやめましょう」と行動を呼びかけるという。

 

このニュースを日本人はどう思うか?
ネットの反応を見ると、この考えに賛成の人がけっこう多い。

・コーヒー買う度にマドラーやストローを消費するの胸が痛んでたよ
・ポッキーで、ストローとマドラー作れば解決ですよ!
・個人的には出来る限り要らないと伝えて来たけど
使われないまま捨てられてるのもたくさん目に付いてた
・BB弾ですら生分解性の出てるんだし
日本の化学メーカーも環境の事考えろよ
・プラスチックの綿棒てあるんだ
初めて知った
・これからは「MY ストロー」の時代
・店やってたけど、ストローは流石に使い捨てだけど、マドラーは洗って次の客に出してたぞ
・うちのばあちゃんラップ洗って干してた。
・稲藁ストローの時代キタ
・日本の常識は世界の非常識なのがまた一つ証明された
・妻楊枝「私は?」
・出来ることはやりたいね。これは賛成。
・スタバとかのコーヒー屋のカップの蓋、店内で飲むには要らない

多くの日本人も、プラスチック製品のムダ使いを感じているらしい。

 

「脱プラスチック」の流れは日本でもこれから進むと思う。
「環境に悪い」というのは、自然を大切にする神道の考え方に反する。
「不必要でムダ」というのは、日本人の「もったいない精神」に反する。
これに反論するのはなかなか難しい。

 

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。