韓国人に学ぶ、慰安婦像や徴用工像を阻止する方法。言葉より力

 

弘益(ホンイッ)大学といえば、韓国でもっとも有名な美術大学。

弘大のエリアはオシャレでいつも新しい。
それでたくさんの日本人観光客もここに足を運んで、写真を撮りまくっている。

韓国の情報サイト「KONEST」によるとこんな感じ。

アートや音楽などの創作活動を行なう若者たちが集まるサブカルチャーの発信地。クラブやライブハウスも多く、深夜までにぎわいます。
大通りはもちろん、路地裏には個性的なショップやカフェが立ち並び、次々とニュースポットが誕生するのでいつ訪れても新鮮な発見があります。

若者の街!弘大(ホンデ)おすすめスポットガイド

 

この弘大で、また新しいニュースポットが誕生する予定だった。

それが慰安婦像(少女像)。

ことの始まりは2017年の3月、弘大がある区の議員9人がこんな決議文を出したこと。

「誤った過去を否定し、真心のこもった謝罪なしにカネですべてのことを解決したという日本政府を強く糾弾する」

というわけで、ここに少女像を設置するのだという。
この活動が真心のこもった謝罪に結びつくか?

すてきエリア弘大は韓国の10~20代に人気で、日本人をはじめ多くの外国人もここに訪れる。
中央日報の記事(2018年02月07日)に、そんな場所に慰安婦像を建てる目的が書いてある。

ここに少女像が設置されれば、より多くの外国人に慰安婦被害の歴史を伝えることができると同時に、韓国の若者層にその歴史を記憶するよう促す役割を果たすものとみられる。

外国人観光客にホットな「弘大」に平和の少女像?

 

このニュースに日本の反応は?

・モアイ像みたいに海岸線に並べたらいい
・どんどんヤレ
・牛久大仏級を IT大国にふさわしく動くやつを
・弘前学院大前?
・今度は立像か
ザク並みに派生が生まれそうだな
そのうちウチが本家だ元祖だと争うんだろうな
・各家庭に一体でいいじゃん
・これで日本人にもっと観光に来いって言ってんだから
・各像にスタンプ置いてスタンプラリーやればいーよー
・仁川空港の到着ロビーとか、入国時に必ず通る場所に建てるのが一番効果的だろ
・ニンジャとかサムライみたいのが無いからな
・やっぱりさ巨大慰安婦像を作ろうよ、高さ100mぐらいで人が中に入れる展望台が ついているやつに
もうそれぐらいじゃないとインパクトがないよ

 

顔を真っ赤にして怒っているような人は見当たらない。
冷静というか他人事。

慰安婦像を建てること自体は、日本政府も問題にしていない。
「日本大使館や総領事館の前に設置するな!」というだけ。
だからネットユーザーも弘大に建てるのなら、気にしないのだろう。

 

 

でも、弘大に慰安婦像を建てることに反対する声は多かった。

このエリアの商店主たちが怒った。

「繁華街のど真ん中に少女像はそぐわない」
「日本との交流に支障が出る」

弘大学側はこう反対した。

「大学の正門に特定国の国民が拒否感を抱いている造形物を設置するのは大学の国際化努力に反する」

「国際化努力に反する」という言葉からも、この像は「平和の少女像」ではなくて「慰安婦像」であることが分かる。
本当に平和の像なら、国際化のジャマにはならない。

 

それでも像を建てようとするグループと反対する人たちで激しく対立した。
でも、この勝負は反対派の勝ち。

慰安婦像を設置することはできなかった。
なぜなら、そこに大きな植木鉢があったから。

朝鮮日報の記事(2018/04/10)

三一節(独立運動記念日)の前日、大学側が正門前に大きな植木鉢を置いて設置を阻止したため、結局少女像の設置はできなかった。

弘大前で設置中止の少女像、麻浦図書館前に設置へ

 

「そうか!像の設置を阻止するには、先にデカい植木鉢を置けばええんや!言葉より力やったんや!」と釜山市の区長は思ったはず。
市民団体が「5月1日に釜山の日本総領事館前に徴用工像を建てるぞ~」と息巻いていた。

でも、区長はそれに反対。
それをさせないために、東区は弘大の例にならった。

中央日報の記事(2018年04月24日)から。

日本総領事館前の歩道に大型植木鉢6鉢を設置したと22日、明らかにした。6鉢の植木鉢は「平和の少女像」の横に一列に設置された。

強制徴用労働者像設置予定地に植木鉢…阻止用?

 

慰安婦像や徴用工像を建てさせないためには、どうすればいいのか?

まずは謙虚な気持ちになって、相手の意見に耳をかたむける。
そして時間をかけて、合意形成をはかる。

という話し合いは意味がない。
弘大や釜山のケースがそれを教えてくれた。
言葉を重ねるのではなくて実力行使。

像を設置するところにドでかい植木鉢を置く。
そうやって、物理的に設置不可能にすることが有効だった。
*釜山の場合は、その植木鉢をどかされて失敗した。
移動することのできない巨大なものを置くべきだった。

 

韓国人のやり方には、日本も学ぶところがある。
慰安婦問題や徴用工問題では、心からの反省や謝罪は意味がない。
話し合っても解決はしない。

なんだかんだ言って、結局は損得の問題だ。
だから、「像ができたら自分が損をする」という韓国人たちを増やすようにしたらいい。

その意味では、弘大に慰安婦像ができた方がよかったのかもしれない。
それによって日本人観光客が激減したら、いい前例になった。

 

 

おまけ

大きな植木鉢のために、弘大の前に慰安婦像を設置することはできなかった。

それで市民団体は別の場所に像を建てることにした。
さらに毎年、慰安婦像の祭りをするらしい。

朝鮮日報の記事(2018/04/13)から。

「(少女像の設置は)平和を祈願する目的があるため、建立を記念して毎年、平和の少女像の文化祭も企画する」と表明した。

ソウル市内に新たな少女像 周辺で文化祭開催も計画

この像を建てる目的はこれだったったはず。

「誤った過去を否定し、真心のこもった謝罪なしにカネですべてのことを解決したという日本政府を強く糾弾する」

毎年文化祭をしたら、この目標が達成されるのだろうか?

 

それはこんな祭りだったりして。

TBSの「あさチャン!」から。

安倍首相がひざまずいて、慰安婦像に謝罪している。
こんな祭りだったらイヤだな。

こういうことをすると同時に、「日本のみなさん、韓国旅行に来てください」と呼びかけるのはムリがある。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。