日本で味の素がでたとき、伊藤博文は安重根に射殺された。


 

日本で箱入りの森永キャラメルが販売されたのは、1914年。
この年、世界では第一次世界大戦がおきた。

前にそんな記事をかいた。

こんな記事をかこうと思ったのは、「日本人が一番驚いたロングセラー商品はなにか?(gooランキング)」を見たことがきっかけ。

三ツ矢サイダーも!実は“100年超え”のロングセラー商品ランキング

 

今回の記事はその続き。
「日本人が一番驚いたロングセラー商品」の5位を紹介して、そのとき日本でなにか起きていたのか?ってことを紹介していきたい。

チョイと日本の歴史を勉強してみませんか?

 

ミャンマーで見た味の素

「SINCE 1908」と書いてある。

 

「日本人が一番驚いたロングセラー商品」の第5位は「味の素」。
味の素は1909年(明治42年)に販売が始まった。

 

では、味の素ができた背景はなにか?

ドイツへ留学した帝国大学の池田博士が、ドイツ人の体格を見てビックリしたことが味の素がうまれる大きなきっかけになっている。

池田博士はドイツ人を見て、その体格と栄養状態の良さに驚いた。
日本人とドイツ人の体のちがいから、「日本人の栄養状態を改善したい!」と願うようになったという。

ドイツから帰国後、池田博士は研究に研究をかさねる。

そしてついに、「昆布だしの味の成分がグルタミン酸というアミノ酸の一種であることを発見し、この味を『うま味』を命名する(味の素グループの100年史)」。

これが、上の写真にあった1908年のとき。
味の素ができた瞬間。

そして次の年の1909年に、日本で味の素が販売されるようになった。

 

インドネシアでも、味の素は台所には欠かせない調味料のひとつ

 

では、味の素が日本で初めて販売された1909年に、日本や世界ではなにがあったのか?

 

わかりますか?

 

答え。

1909年に、日本の総理大臣だった伊藤博文が韓国人の安重根(あんじゅうこん)に射殺される事件がおきた。

安重根(アンジュングン、あんじゅうこん)
1879~1910

朝鮮の独立運動家。1907年沿海州で愛国啓蒙運動と義兵闘争に参加。朝鮮の植民地化を決定づけたとして、09年10月に伊藤博文をハルビンで暗殺した。

(世界史用語集 山川出版)

 

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安重根(ウィキペディア)

 

世界のナベアツ

画像は、世界のナベアツ、落語家に! [芸能]から

 

この安重根という人物は、ほんとうに複雑な人物。
日本と韓国で、評価が正反対にわかれている。

韓国からみたら、安重根は義士であり民族の英雄になっている。
彼は国のためを思って、伊藤博文を射殺したのだから、

でも、日本ではちがう。
首相の伊藤博文を暗殺されたのだから、英雄になるはずがない。

日本政府は、安重根をテロリストだと認識している。

2014年1月20日のNHKニュース「アン・ジュングン記念館完成で抗議」では、このように報道している。

菅官房長官は、「アン・ジュングンは、わが国初代の内閣総理大臣を殺害し、死刑判決を受けたテロリストだと認識している。

日本と韓国の立場は異なっているが、一方的な評価に基づいて韓国・中国が連携し、国際的に展開するような動きは地域の平和と協力の関係構築に資するものではないと言わざるをえない」と批判しました。

 

これは、大連の駅。
大連駅のモデルは東京の上野駅。

 

安重根は、英雄か?テロリストか?
どっちも正解。
立場がちがうから、見方もちがうだけ。

たとえば、2人の人が「人の頭」を見たとする。

正面から見たら、その人の顔が見える。
後ろから見たら、その人の後頭部が見える。

でも、見え方がちがっても、同じ「頭」であることにはかわりはない。

「オレには顔が見えるんだ!」
「いや、オレには後頭部が見えるんだ!」

なんて、頭の見え方について言い争っても意味がない。
どっちも正しく、立っている位置がちがうだけなのだから。

 

 

安重根は韓国では英雄。
でも、日本ではテロリスト。
お互いのちがいを認め合えばいいだけのこと。

「オレには英雄に見えるのだから、おまえもそう思え!」
「テロリストだ!おもえもそう思うべきだ!」

なんて、自分の見方を相手に押しつけることがまちがっている。

 

インドを旅行していたとき、一人の韓国人旅行者とであった。
日本と韓国の歴史の話になったとき、彼が安重根についての日本の見方を聞いてくる。

このときボクは、日本政府とおなじことを言う。

「日本では、安重根はテロリストだと考えられている」

怒るかな?
と、ちょっと怖かったけど、そんなことはなかった。
日本の立場から話をしたら、その韓国人の旅行者は納得していた。
もちろん、彼は安重根を英雄と考えていた。

ボクが韓国人と話をするときは、自分から歴史の話をもちだすことはしない。
でも、相手から聞かれたら、自分が考えていることを正直に話すようにしている。

韓国人にしても、日本人がどう考えているのかを知りたいと思っているはず。
「こんなことを言ったら、相手は怒るかも」なんて不安に思っても、言ってみたらまったく問題はなかった、なんて経験が多い。

伝える態度や言葉には注意しないといけないけどね。

 

 

このブログの韓国記事でめざすことは、この3点です。

・「戦後のつくり話」ではなく事実を伝える。
・「日本人が韓国に謝罪することはない」ということを伝える。
・「被害者と加害者」という意識からぬけだし、人と人による日韓関係をきずく。

そんなことを考えながらかいてます。

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

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