AIが渋谷区民、ロボットが市民になる21世紀。人間は大丈夫か?

 

個人的に、「これが21世紀か!」と思った”人”がいる。

それが3DCG女子高生の「Saya」。

下はその動画。
この画像だけだと、本物の人間かコンピューターでつくられた画像か分からない。

Hashem Al-GhailiのCGI is getting better and better!から。

 

この動画を見た外国人がこんなコメントをしていた。

Will this make Hollywood stars jobless?

「これは、ハリウッド・スターを無職にさせないか?」

 

本物の人間がCGに見えたりして。

 

最近、「AI(人工知能)が渋谷区民になった」ということが大きな話題になった。

それが「7歳の男の子」という設定の「渋谷みらい」。
日本で初めて特別住民登録されたAIだ。

 

AIの渋谷区民「渋谷みらい」。

住民AI 渋谷 みらい」から。

「人とのおしゃべりが大好き」で、LINEアカウントで会話ができるらしい。

よく分からないけど、とりあえず昭和がとても遠くになった。

 

これは厚生労働省のキャラ「君野ミライ」

なぜ役所は、「みらい」という名前が好きなのか?

 

渋谷みらい君の”先輩”に、アザラシの「タマちゃん」がいる。

タマちゃん(ウィキペディアから)

 

2003年に横浜市西区が特別住民票を与えたことで、アザラシが横浜市民になった。

西区役所によると、住民票上の名前は「ニシ タマオ」。住所は「西区西平沼町、帷子川護岸」で、生年月日は「不詳」。性別は「オス」と記載する。

タマちゃんに「住民票」/住所は横浜市西区

このとき日本にいる外国人が、「なんでアザラシに住民票を与えて、オレたちにはくれないんだ!」と怒っていた。

 

 

渋谷区が日本で初めてAIに住民票を与えたなら、サウジアラビアは世界で初めて女性型ロボットに市民権を与えている。

イギリスのデーリーメール紙が報じるなど、世界的な話題になった。

History has been made in Saudi Arabia as a humanoid robot has been granted citizenship for the first time.

Saudi Arabia becomes the first country to grant citizenship to a ROBOT as critics say it now has ‘more rights than women’

世界で初めてロボットに市民権を与えたサウジアラビアは、まさに歴史をつくった。

 

これがサウジアラビア市民になったロボットの「ソフィア(Sophia)」。

動画は「YouTube」から。

 

「ロボットは、人類の未来に悪い影響を与えないのだろうか?」

そんな質問に対して、ソフィアはこう答えている。

‘You’ve been reading too much Elon Musk and watching too many Hollywood movies.

「そんなもん、ハリウッド映画の見すぎだ」と。
ロボットがこんな会話をできるというのがすごい。

これが21世紀か。

 

 

「人間がロボットに支配される!」というのはハリウッド映画のことでも、「ロボットが人間の仕事をうばう」ということは、これから確実に起きる。

例えば、銀行の窓口業務では、人間がAIやロボットに取って代わられるという。
日経新聞の記事(2017/9/14 )にこう書いてある。

人工知能(AI)やロボットが銀行の雇用を奪うのか――。米大手銀シティグループの元最高経営責任者(CEO)のビクラム・パンディット氏は13日、「銀行の仕事の3割は今後5年間で消滅する可能性がある」と米ブルームバーグテレビのインタビューで語った。

AI・ロボで「銀行の仕事3割消滅」 シティ元CEO

「ロボットが人間の仕事をうばう」というのは近未来の話。

でも、世界の歴史を見ると、「機械が人間の仕事をうばう」ということは起きている。
そのとき、怒った人間たちは機械を破壊してしまった。

それを「ラッダイト運動」という。
これは高校の世界史で習う。

産業革命で繊維工業の機械が発明され使用されるようになると、多くの手工業職人は失業しなければならなかった。それへの反発から、産業革命の展開中から、機械破壊運動が起こっている。

機械うちこわし運動/ラダイト運動

織機を破壊する労働者(1812年)。
ウィキペディアから。

 

CGが進化したら、俳優の仕事をうばってしまうかもしれない。
ロボットやAIが進化したら、いろいろな人間が職を失うかもしれない。

そんな不安から、「ネオ・ラッダイト」という言葉が生まれた。

ネオ・ラッダイト

現代文明において、ITなどのハイテク技術の進化と台頭によって、個人の雇用機会が次第に奪われていくのではないかと懸念し、それらの開発を阻止し、利用を控えようという考え方がある。これはかつてのラッダイト運動になぞらえ、ネオ・ラッダイトと呼ばれている。

「ウィキペディア」

まさに、「歴史はくり返す」ですね。

こうなると、AIで小説を書ける今、「ロボットやAIにはできない、人間にしかできないことって何だろう?」なんて考えてしまう。

 

おまけ

これを間近で見る迫力は、CGではつくり出せない。
スリランカの象の孤児院。

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。