世界の中の明治日本②国際連盟の場で人種差別撤廃を訴える


 

始めの一言
「この章の元となった覚え書きを書いたときには、私の周囲には宮島の魅惑的な美しさが溢れていた。そして、今、ここの本の最後の数行を書いていると、あの優美な日本の桃源郷で過ごした楽しかった日日の思い出が、生き生きと心の中に甦ってきた。(ポンディング 明治時代)」「日本絶賛語録 小学館」

SANYO DIGITAL CAMERA

 

今回の内容

・欧米に追いついた日本
・欧米を追い越した日本

 

・欧米に追いついた日本

前回、欧米列強から迫られて開国してからの日本を書いた。
日清・日露戦争で勝利して第一世界大戦後には国際連盟の常任理事国になって、世界の列強と完全に肩を並べるまでになった。

幕末、福沢諭吉は「子どもが奴隷になるかもしれない」と不安に思っていたけど、日本はその約50年後には「世界の一等国」になっている。
欧米に追いついた。

でも、日本は国際連盟という世界の舞台で欧米の先をいくことをおこなっている。

 

hu

明治時代に生まれた「ラムネ」

ラムネという名称は、イギリスからもたらされたレモネードが転訛したもの。独特な瓶の意匠もこのとき同時に持ち込まれたもので、明治初期に神戸旧居留地のシム商会が日本で初めて製造と販売を行なった。

明治5年5月4日(1872年6月9日)には日本人に初めてラムネ製造の許可が下り、のちに5月4日は「ラムネの日」となった。
1995年には日本ラムネ協会が設立された。
(ウィキペディア)

 

・欧米を追い越した日本

日本が日清・日露戦争で勝って国際的地位を高めたのは、ヨーロッパがつくった国際ルールに基づいたもの。
明治の日本は、その時代のヨーロッパがつくった帝国主義というルールに従って行動していた。

 

でも日本は国際連盟で、ヨーロッパの常識を越えたことをしている。
白人中心の国際社会の中で、勇気ある提言をおこなった。
世界の歴史で初めて国際舞台の場で、人種差別撤廃条約を訴えたのである。

 

フランス人は「フランス革命で自由・平等を勝ち取った」と言います。私が、「日本だって第一次世界大戦の後に、人種差別撤廃条約の提案をしたのよ」と言うと、若い学生たちは皆一様に驚きます。
(意外に日本人だけ知らない日本史 デュランれい子)

 

IMGP9697

 

日本が人種差別撤廃を主張したということは画期的なことだけど、これを知っている日本人は少ないと思う。
ウィキペディアにも書いてあるんだけどね。

国際会議において人種差別撤廃を明確に主張した国は日本が世界で最初である。(ウィキペディア)

 

当時の世界では人種差別という意識はうすかった。
白人を中心に世界がまわっているのはあたり前と思われていた時代。
そんな中で、人種差別撤廃を世界に訴えるのは日本しかなった。

でも、日本の提案は各国の反対にあって否決されてしまう。

 

人種差別撤廃条約が国際社会で認められたのは、1965年に国際連合で採択されたとき。
下は外務省のHP。

人種差別撤廃条約(あらゆる形態の人種差別の撤廃に関する国際条約)
人種差別撤廃条約は、人権及び基本的自由の平等を確保するため、あらゆる形態の人種差別を撤廃する政策等を、すべての適当な方法により遅滞なくとることなどを主な内容とします。1965年の第20回国連総会において採択され、1969年に発効しました。

 

もちろんこれは、第一世界大戦後に日本が提案した人種差別撤廃条約とまったく同じ内容ではないだろう。
日本が提案したものも、現在の人権感覚からしたら足りない部分もあったと思う。
けれど、日本の人権意識は当時の世界では先をいっていた。
人権感覚という点では、当時の欧米を「追い抜いた」ともいえるでしょ。

だから、「明治の日本は、欧米のマネをしただけ」なんてもう言えないはず!

 

SONY DSC

 

ランキングに参加しています。

「読むたび、新しい発見」となるようなブログをめざしています!
今回の記事で、新しい知識などがあったら、下のボタンを押してください。

 

こちらの記事もいかがですか?

海外から見た明治の日本①日清戦争・中国の植民地化・朝鮮独立

明治の日本②海外の反応とは?日露戦争・日本海海戦(東郷平八郎)

海外から見た明治の日本:義和団事件~日英同盟~国際連盟の常任理事国

「乃木坂46」のノギは、乃木希典!知りましょ明治の男気を

日本はどんな国? 在日外国人から見たいろんな日本 「目次」

 

ツイッターで、日本の良いところ、つぶやいてます。
folow me plz.
@amamatsushizuo3

このブログには、姉妹編があります。良かったら、こちらも、ご覧ください。

・英会話ブログ英会話で『ええ会話』」

今、ネイティブから習っているレッスンを復習代わりに、ここで紹介しています。 内容は、中学レベルの英語が中心です。 ただで、レッスンが受けれるようなもので、お得ですよ。

・歴史・文化などの雑学的なブログ「日本と世界のあれやこれや」

日本や世界の歴史、文化、社会のことをあれやこれやと雑学的を書いてます。


投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

コメントを残す