お酒の「徳利」とタイの乗り物「トゥクトゥク」の語源

 

耳で聞いた音がそのままその物の名前になる。
そんなことはよくある。

子どもの赤ちゃん言葉にはそんなものが多い。
車をブーブーと言ったり犬をワンワンと呼んだり。

 

エジプトを旅行中に出会った日本人の旅行者は、「アザーン」という呼び名が分からなかった。
それで彼は、アザーンのことを「アーアーいうヤツ」と呼んでいた。

アザーン(اذان adhān)は、イスラム教における礼拝(サラート)への呼び掛けのこと。ユダヤ教のラッパ、キリスト教の鐘と同じような役割をしているが、肉声で行われることに特徴がある。「神は偉大なり」という意の句「アッラーフ・アクバル」の四度の繰り返しから始まる。

(ウィキペディア)

耳で聞いた音を物の名前にしてしまう。
そんなことはきっと世界中の人がやっているはず。

今回はそんな話。
日本の「徳利とっくり」とタイの「トゥクトゥク」という乗り物をとり上げる。

 

 

お酒をそそぐ容器で、徳利がある。

居酒屋でもおなじみのこんなもの。

ウィキペディアから。

 

この徳利の語源を知ってますか?

「語源由来辞典」を見ていると、徳利の語源として4つの説が紹介されている。
そのなかのひとつが、「酒を注ぐときに出る音に由来する」というもの。

注ぐ時に出る「とくりとくり」という音に由来する説。

また、ウィキペディアの徳利のページにはこうある。

注いだとき「トクトク」と音がするものが好まれ、

徳利でお酒を注ぐと、「とくとくとく」と独特な音が出る。
その音からその容器を「徳利(とっくり)」と呼ぶようになった。

 

徳利の語源にはそんな話がある。

でも徳利の語源では、その可能性もあるけれど、こちらの説のほうが有力とされているらしい。

「雲具理(どんぐり)」の意味とする説で、「雲」は深い瓶の「雲橒(どんたん)」、「具理」は酒壺のこと。

「語源由来辞典」

ちなみに、「徳利」という漢字は「とっくり」の当て字らしい。
だから、「とっくり」という言葉が先にあって、後から「徳利」の漢字がそれに当てられたということなんだろう。

 

アメリカ人が「マジかよっ!」と驚いた日本酒のキットカット

 

タイの乗り物で「トゥクトゥク」ってやつを知ってますか?

こんなやつ。

 

 

バンコクを歩いていると、このトゥクトゥクをよく見かける。
日本のテレビや雑誌でタイを特集するときに紹介されることも多い。
だから、日本人にもなじみのある乗り物だと思う。

このトゥクトゥク、見た目は庶民的だけど運賃はタクシーより高い。
タイの公共の交通機関としては、高級の部類にはいる。

「トゥクトゥクは、タイで愛されている庶民の足だ」なんて勝手に思っていたけど、タイ人に話を聞くとそんなことはない。
そもそも、タイ人はトゥクトゥクにあんまり乗らない。

友人のタイ人は、26年間で2、3回しか乗ったことがないと言っていた。
しかもそのうちの一回は、日本人の友だちがタイに来たときにいっしょに乗ったものらしい。

 

トゥクトゥクとはだしで歩くお坊さん。
タイの朝の風景。

 

このトゥクトゥクの語源は知ってましたか?

この乗り物は、そのエンジン音から「トゥクトゥク」という名称がつけられているという。

○トゥクトゥクの名前の由来

一度耳にしたら忘れることのない「トゥクトゥク」というかわいらしい名前は、トゥクトゥクが奏でる特徴的なエンジン音からそう呼ばれるようになったそうです。

トゥクトゥクに乗ってみよう!

この話を知ってから、意識してトゥクトゥクのエンジン音を聞いてみたけど、ボクの耳には「トゥクトゥク」とは聞こえなかった。

でも、タイ人が「トゥクトゥク」と発音するときには、日本人のように「ク」をはっきり言わない。
「トゥッ・トゥッ」みたいな音になる。

このタイ人の発音を聞くと、たしかにトゥクトゥクのエンジン音に近い気がする。

タイへ旅行することがあったら、自分の耳で聞いて確かめてみてください。

 

タイ人のパスポート
デザインはガルーダというヒンドゥー教の神様。

 

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。