韓国人「日本人は、謙虚ですね」 日韓の比較・考え方や社会の違い


 

始めの一言

「閑雅な日本料理を味わうのは、同時に『芸術』を「味う」ことでもある。日本割烹の板前は見る眼に美しいものを想像する芸術家だ。一つびとつの料理とそれぞれ特別の容器に盛られている美しさは眼を驚かすばかりである。清純な味いと鮮麗とを兼ねた佳饌は、一幅の静物画さながらだ(タウト 昭和時代)」
「日本絶賛語録 小学館」

 

 

今回の内容

・インド人、インドネシア人、中国人から見た日本
・日本と韓韓国の大卒の初任給の差
・最低賃金の差
・日本人と韓国人の考え方の違い

 

・インド人、インドネシア人、中国人から見た日本

前回までに、インド人とインドネシア人から見た日本を紹介しました。

インドやインドネシアといえば、ザ・他民族国家。
国内には、いろいろな言葉や民族、宗教の人たちががいる。

そんな多様性のある国の人からは、日本はどこも同じに見えるという。
どこに行っても日本人ばかりいるし、日本語も通じる。

友人のインド人は、新婚旅行でインドのシッキムという場所に行っている。
そのとき、ホテルのインド人と言葉が通じなかったから英語で話をしたという。

日本でそんなことはあり得ない。
そんな外国人から見たら、日本はどこも大きく変わらない。
日本には、人、言葉、建物、服がほとんど変わらない「同質性の高い国」という特徴がある。

 

中国人に日本の印象を聞くと、「日本は、経済格差が小さい平等な国ですね。理想の社会主義の国ですよ」と半ば冗談で言っていた。

今回は、「韓国人から見た日本の特徴」について書いてみたい。

 

 

日本と韓国の共通点は、インド人が言った「同質性が高い」ということ。

韓国も日本と同じく、どこに行っても同じ。
韓国で、別の言葉を話す地域や違う民族や特定の宗教が集中的に住んでいる場所もない。

どこに行っても、同じ肌の色や目の色をした韓国人が圧倒的に多い。
韓国語が通じないところもない。

インドのような「他民族・多言語の国」からはほど遠い。

韓国人の中には、「韓国は単民族国家だ」と考えている人もいる。

韓国の放送局、SBSが韓国人の外国人忌避症と純血主義を集中取材した『SBSスペシャル…単一民族の国、あなた方の大韓民国』の制作者の調査の結果、 回答者の65.2%が「私たちの民族は単一民族」と信じていることが分かった。

(ウィキペディア)

 

この調査は2010年ごろのものだけど、現在の韓国人の意識も大きく変わってはいないだろう。
日本でも一昔前は、「日本は単民族国家である」なんて書いてある本もあった。

日本も韓国も「単民族国家」のように見えてしまうほど、同質性が高いという特徴があるってことですね。

そんな韓国人に日本の特徴を聞いてみた。
やっぱり、多様性のある国のインド人とは違う感想を言う。

 

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・大卒の初任給の差

韓国人の友人が、ワーキングホリデーで1年間ほど東京に住んでいた。

ワーホリが終って韓国に帰る前に、その女の子と一緒に靖国神社に行った(!)。
その子が韓国に帰る前に行ってみたいと言うからさ。

その後、ご飯を食べながら日本の感想を聞いてみた。
その韓国人見た日本は、「日本は、格差がない平等な国です」というもの。
中国人の友人が行ったことと変わらない。

 

その子が日本で驚いたことは、大卒の初任給の差の少なさ。
日本では、大企業でも小企業でも初任給がほとんど変わらないということ。

「韓国では、会社によって初任給がまったく違います。スタートラインから違っているんです。生涯収入も福利厚生も結婚も含めて、韓国ではどこの会社に入るかで、一生がほぼ決まってしまいます」

 

このときその子から、韓国の大企業と中小企業の初任給の差を聞いて驚いた記憶がある。
具体的な数字は忘れたけど。
もう、年だから。

彼女から聞いた話は3、4年前のことだから、今の韓国の事情は変わっているかもしれない。
そこで、2015年の様子を見てみた。

韓国の大卒の初任給を調べると、「ニッセイ基礎研究所」でこんなページを見つけた。

日韓比較(1):大卒初任給―韓国の大卒初任給は本当に日本より高いのか?―  

 

 大卒初任給を企業規模別にみると、従業員数1000人以上の企業が306.6万ウォン(33.7万円)であることに比べて、従業員数100~299人は242.9万ウォン(26.7万円)で、両グループの間に63.7万ウォン(7万円)の差が発生している。

一方、日本の場合は大企業(20.3万円)と小企業(19.4万円)の差が9千円に過ぎない。

 

 

・最低賃金の差

「7万円」といっても、日本と韓国とでは物価違う。

韓国の7万円は日本での7万円と同じ価値ではない。

韓国での7万円が日本だといくらに相当するか、日韓の最低賃金から見てみよう。
まず、2015年の韓国の最低賃金は約509円になる。

2015年の最低賃金は、5580W(2015年5月のレートで約509円)

2015年の最低賃金「5,580ウォン・・・何を買って食べることができますか?」

 

これに対して、日本経済新聞の記事によると、2015年の日本の最低賃金は、約800円。

 厚生労働省は24日、2015年度の最低賃金が全国平均で798円となり、前年度から18円上昇したと発表した。

 

韓国の最低賃金を510円、日本の最低賃金を800円とすると、韓国の最低賃金は日本の約0.64倍になる。
これを、先ほどの韓国の大企業と小企業の初任給の差に当てはめて計算すると、約88000円になることになる。

 

大ざっぱな計算だけど、韓国の7万円は日本の9万円の相当する。
だから、先ほどの「ニッセイ基礎研究所」にあった韓国の大卒の初任給の差は、日本の感覚だと大体10倍になる。

 

日本でこんな差はあり得ない。
大小企業で初任給の差は、あったとしても1万円ぐらい。
10倍のも差があることは、日本では想像できない。

日本の会社では、入社してからの給料の上がりぐあいが大小の会社で大きく違う。
でも韓国のように、最初から明らかな差をつけるという考え方がない。

 

でも、「(日本の感覚だと)初任給の差が10倍ある」ということは、韓国の社会では常識の範囲内のこと。
別の韓国人の友人は、よくこんなことを言っていた。

「韓国では、貧しい人と金持ちの格差が大きすぎます。それで競争が激しい社会になってしまうんです。大きな問題ですよ」

とは言うものの、そんな文句を言ってもどうにもならない。
それが韓国という国だと考えていた。
というか、あきらめていた。

 

 

韓国人の友人は、日本人と韓国人の違いをこう話していた。

「日本人は、謙虚だし遠慮もします。人の目を気にしてあまり目立つことは好きじゃないと思います。でも、韓国人は違いますよ。自分の良さを積極的にアピールします。会社の初任給の差も、『自分の会社は、これぐらい出すことができる』と、力の強さをアピールしているのだと思いますよ」

 

今までに、彼女をふくめて何人かの韓国人から、日本人との違いを聞いたことがある。
それと韓国の新聞で読んだことから考えても、韓国人は日本人より積極的。
自分や韓国の良さをアピールしたがる気持ちが強い。

逆にいえば、日本人よりは謙虚さや遠慮はないということになる。

 

日本と領有権を争っている竹島(韓国名:独島)。
韓国では「独島のり」がスーパーで売っていた。
日本への遠慮や配慮はまったくない。

 

この友人の話で思い出したことがある。

呉善花(オソンファ)さんという、日本の大学で教えている韓国人がいる。
日本と韓国の事情に精通した人。

この人が書いた「漢字廃止で韓国に何が起きたか」という本の中で、日本人と韓国人の考え方と発想の違いについてこんなことを書いている。

1988年のソウル・オリンピックのスローガンは、「韓国を世界に世界を韓国に」だった。
それに対して、東京オリンピックのスローガンは、「世界に学ぼう」というもの。

韓国人は、世界に自分をアピールしたい気持ちがとても強い。
大人になってから他人から学ぼうという考えは、韓国人にはあまりないという。

 

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韓国では、建物も自己アピールがすごい。派手だ!

 

日韓のオリンピックのスローガンにも、自分の良いところを積極的にアピールしようとする韓国人と、控え目で遠慮がちな日本人の違いが表れているように思う。

 

でも、韓国人の自己アピールにも「限度」はある。
以前、韓国人の友人にこんな提案をしたことがある。

「韓国って、正式には『大韓民国』でしょ?だったらさ、英語でも『Korea』じゃなくて、『The great korea』にしたらいいんじゃないの?」

友人の答えNo。

「それはダメですね。『大韓民国』と漢字で書くなら、誇らしくていいんですよ。けど、英語で『Great』なんて言葉をつけたら何か恥ずかしいです」

さすがの韓国人も「Great korea」には、抵抗があるみたい。
というか、この質問がイヤらしかったかなあ。

 

と思いきや、そんなことはなかった。

2016年の「マネートゥデイ」という韓国の新聞の記事(韓国語)でこんなものがあった。

我が国の名前が大韓民国である理由~英語表記も本来の意味に合わせて”National State of Great Korea”にすべきだ

 

National State of Great Korea!
それはカッコいい。
ぜひ、そうするべきだ!

 

良かったら、こちらもどうぞ。

韓国を知りましょ! 「韓国カテゴリー」 目次①

外国人から見た日本と日本人 日本を知る15の言葉 ①

中国人から見た日本 「日本は、理想的な社会主義の国です」

日本はどんな国?外国人(インドネシア人)の感想、違いや特徴

日本はどんな国?在日外国人(インド人)から見た違いや特徴

 

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

“韓国人「日本人は、謙虚ですね」 日韓の比較・考え方や社会の違い” への 4 件のフィードバック

  1. 初めまして。

    外国人から見た日本と日本人は参考に
    なりました。

    バラ日記と海外旅行記のブログですが、
    お序の折にでもお越し下さい。

    今後ともよろしくお願いいたします。

    応援完了。 

  2. 宮じいさん コメントありがとうございます!!

    早速ブログを見させてもらいました。
    台湾は、いいですね。
    ボクも大好きです。

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