韓国人とインド人が日本を「世界の先進国」と考える理由とは?

 

近ごろ韓国のネットの掲示板に、「日本を世界で指折りの先進国と考える理由」がいろいろと書きこまれたらしい。

そこには、日本の技術力・経済力・教育といったことがあげられていた。
これらは他の国からも評価されていることだから、特に目新しくもない。

韓国人は他にこんな点を指摘している。

・国家だけに依存して泣きわめき闘争するのではなく、市民が協力して街と社会の繁栄を考える
・冷静、着実、安定感。治安が良く、社会的紛争が少ない

くわしいことはこのレコードチャイナの記事をどうぞ↓

韓国人が日本を「世界有数の先進国」と考える理由とは?

 

まあ、「韓国人から見た日本」と「日本人から見た日本」は当然ちがうし、日本にもウンザリしたくなることはたくさんあるんだけどね。

過労死とかイジメとか痴漢の問題とか。

 

 

韓国人から見て「日本のこんなところは先進国にふさわしい」と思うことは、裏返せば、それが韓国の欠点になるのだろう。

先ほどの指摘を反対にすると、「泣きわめき闘争することがあって、冷静さや安定感が少なく、社会的紛争が多い」ということになる。

これが韓国の欠点で、具体的には「韓国はデモが多すぎて、騒々しい」ということだと思う。

 

日本と韓国の大きなちがいに、デモがある。
韓国はしょっちゅうデモをやっている。

最近でも、朝鮮日報の記事(2017/08/18)でデモが頻発する韓国社会をなげいていた。

「『デモをやるな』と訴える韓国大統領府近隣住民のデモ」

 

この記事によると、ソウルの小学生が担任の先生を糾弾するデモをおこなっている。
驚いたことに、韓国では小学生によるデモは他の地域でも起きている。
「三つ子の魂百まで」で、ろうそくデモの根源を見た思いがする。

韓国でデモがおこなわれるところは、大統領府の近く。

この付近では1か月に300件ほどのデモが行われるという。
これに迷惑しているのが近隣の住民だ。

「民主主義の国でデモは大切」という考えは理解できるとしても、実際、デモはうるさいし交通も不便になる。
それで、近隣住民が「もうガマンできない。デモをやめろ!」というデモをおこなったという。

あいかわらず韓国はおもしろいなあと思う。

 

でもこうなると笑いごとではない。

消防隊員たちは「消防車が出動するので場所を空けてほしい」と繰り返し懇願していた。この地域周辺には国立盲学校やろう学校など障害者のための施設もあるため、デモによる混乱で事故も懸念されている。

「デモをやるな」と訴える韓国大統領府近隣住民のデモ

でも朝鮮日報は、いくら「デモはやめろ!」というデモをおこなったとしても、韓国からデモがなくなることはないだろう、と書いている。

そもそも今の文大統領は「ろうそくデモ」から生まれた政権だしね。

それに、長所も反対から見たら短所になる。
日本でデモが少ないというのは、「日本人は政治に関心がない」ということでもあると思う。

 

人びとの熱気を感じるけれど、付近の住民にはたまらない。

 

「日本はこういう点で、世界でも指折りの先進国だ」という韓国人のコメントに対して、日本人はネットでこんな反応を見せている。

・遠くから見るだけにするべき

・歴史が最古なので

・クルマさえ持たなければマクドのバイトでも生きていける国

 

でも一番多かったのが、「日本に目を向ける必要はないですよ。韓国は韓国のことに集中してくださいね」といったコメントだ。

・日本は衰退していく最低の国です
だから関心をもってはいけません!

・日本なんか相手にするなよ

・隣の芝生は青く見えるだけ
だから日本なんて気にする事なく頑張って下さいね

日本のネットでは、韓国について「わたしはわたし、あなたはあなた」と切り離して考えるような見方が多い。

韓国では、ノーベル賞やサッカーなど、いろいろなことで日本と比べる。

そのことによって、日本人の間には「比べられ疲れ」が広がっている。

 

 

前に友人のインド人は、高速鉄道を見て日本が先進国であることを実感していた。

インド人の友人3人と高速道路を使って富士山に行ったときのこと。

高速道路を走行中、1人のインド人こんなことを言う。

「さっきから高速道路を走っていて、インドのハイウェイとはずい分ちがうと感じていたんだ」

どんなところが?

「この高速道路には、非常用の電話がたくさんあるだろ?インドのハイウェイでは、SOSの電話を置いている間隔がすごく離れているんだ。これだけ非常用の電話があったら、日本ではいつ何が起きてもすぐに助けを求められる。でも、インドはそうなっていない」

インドを旅行していてハイウェイを走ったことはあるけど、そんなことにはまったく気がつかなかった。

「それに、さっき渋滞になったとき、電光表示板があったじゃないか。あれで、渋滞の理由やこの渋滞を抜ける時間がわかるだろ?インドじゃありえないよ。ドライバーにそんな情報を知らせてくれない。不親切だよ」

後ろの座席にいたインド人も話に加わる。

「そうそう。もし、インドにそんな電光表示板ができても、すぐに壊れるよ。それがインド製なんだ。それに壊れても、誰も直さないんだ。それがインド人なんだよ。だからいつまでも壊れたまま。そんなものがインド中にあるんだ」

「たしかに!」と、他のインド人も笑う。

 

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「インドは発展はしている。イオンみたいなショッピングモールもできている。インドのハイウェイには、BMWやベンツといった高級車も走っている」

だろうね。

インドは金持ち大国だから。
ウィキペディアによると、ビリオネア(10億ドル以上の個人資産を持つ富豪)の人数が、インドは84人で世界4位。
日本は27人で、世界15位になっている。

人口のちがいはあるけれど、インドには日本より金持ちが多くいることはたしか。
インドのハイウェイに高級車が走っていても、まったく不思議ではない。

「でも、高級車は金持ちの『スタイタス』を示すだけものなんだ。スポーツカーや高級車が走っている国が先進国というわけじゃない。それは、『その国に一部の金持ちがいる』ということだけだよ」

 

これに他のインド人が続ける。

「そうなんだよ。インドは、金持ちと貧しい人の差が激しすぎる。先進国っていうのは、国民のことを第一に考える国のことだよ。高速道路もそう。ドライバーのことを考えて、質の良い道路をつくる日本のような国が先進国だ。『走りやすい道路をつくる』『必要な情報をドライバーに知らせる』『何か起きたときのための安全を確保している』、そんなハイウェイがある国が先進国なんだ」

これに、助手席のシク教徒もうなづく。

「彼の言うことに賛成だ。ハイウェイに、たくさんの高級車が走っている国は、まだまだ発展途上国だな。日本のハイウェイにみたいに、車じゃなくて道の質が高い国が先進国なんだよ」

そりゃ、どうも。

 

これが日本の高速道路を絶賛していたインド人のシク教徒。
シク教徒は頭にターバンをまいている。
彼は生まれてから一度も髪を切ったことがない。

 

さっきも書いたけど、長所は裏返せば短所に変わる。
でも、この高速道路については欠点が見えてこない。

あえていえば、「出る杭は打たれる」で、才能のある人間をたたいてつぶそうとする日本社会の風潮か?
他人をいじめたり攻撃したりする背景には、「自分との差が気に食わない」という考え方がある。

でも、金持ちをたたいても、自分が金持ちになるわけでもない。
才能のある人間をけなせば、自分が有能になるわけでもない。

日本の場合、ふつうの人と才能がある人の格差をもっと認めてもいいかもしれない。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。