「便器を磨いたスポンジでコップ洗う」は韓国社会の問題だった。

 

ちょっと前に、中国の5つ星ホテルでの衝撃的な実態がニュースになった。

日テレニュース(2018年1月24日)の「便所ブラシで…中国五ツ星ホテルずさん実態」によると、一泊2万円~5万円ほどの高級ホテルでは、こんなことがおこなわれていた。

・洗面台を洗ったブラシで便器も洗う。
・使用済みのタオルを交換しない。
・宿泊客が使うコップを便器用のブラシで洗う。
・コップを洗ったぞうきんでゴミ箱もふく。
・浴槽と便器のブラシは違うものを使うことになっているけど、面倒くさいから従業員は使い分けなかった。

 

これは1つのホテルではなくて、複数のホテルおこなわれていた。
この理由として、ニュースではホテル従業員の話を伝えている。

「1日に12部屋清掃するけど、それ以上できた場合は、一部屋につき12元(約206円)もらえる」と話す。ノルマ以上の仕事を達成し、給料を上げるために、ずさんな清掃を行っていたのだろうか。

「便所ブラシで…中国五ツ星ホテルずさん実態」

マジっすか。 from 唐三彩

 

中国の高級ホテルの中では、こんなことがおこなわれていた。

これを聞いて「まさか」と思う人がいれば、「やっぱり」と思う人もいると思う。

では、これはどうだろう?
韓国の高級ホテルでも同じようなことがおこなわれていた。

このことが発覚して、韓国社会に衝撃を与えている。
韓国の一流ホテルでも中国のホテルと同じように、便器を磨いたスポンジでコップを洗っていた。

ホテルのマニュアルでは、客室の清掃をするときは便器・洗面台・食器で、スポンジや手袋を使い分けることになっていた。
なっていたのだけれど、従業員はそれを守っていなかった。

そのマニュアルを守っていたら、時間内に掃除を終わらせることができないという。
それで従業員は便器をみがいたスポンジで、宿泊客が使うコップを洗っていたわけだ。

 

 

朝鮮日報の記事(2018/02/07)は、時間がなくなる最大の理由は、清掃員が「手当をより多くもらおうと能力以上に多くの客室を担当することだ」と指摘している。

ほとんどの清掃スタッフが割り当てられたものよりも4-5室多く清掃する「オーバールーム」をして、1客室当たり5000-6000ウォン(約500-600円)多くもらう。

元ホテル従業員「10年前も便器磨きスポンジでコップ洗った」

決められた部屋数以上の部屋を掃除すると、その分だけお金をもらうことができる。

それで、マニュアルを守ったら1時間はかかるところを、”マニュアル破り”をすることで45分ほどで掃除を終わらせることができる。

記事ではこの問題について、「これを事実上黙認して宿泊客集めにばかり力を入れるホテル側の責任も避けられない」と書いてある。

 

「マジかよ。韓国よ、おまえもか」と言いたくなるけど、よく考えてみたらボクには関係ない。
ボクが韓国旅行で使うホテルは一泊1500円ぐらいの安宿で、タオルは自分のものを使うし、コップなんて使わない。

ちなみに、「韓国よ、おまえもか」の元ネタはこれ。

ブルータスよお前もか

《〈ラテン〉Et tu, Brute!》カエサル(シーザー)が暗殺されるとき、相手の中に信頼していたブルートゥスを見いだして発したとされる言葉。信頼していた者に裏切られたときに用いられる。

デジタル大辞泉の解説

世界的に有名な言葉だから、覚えておいて損はないですよ。

 

 

1泊数万円もする韓国の高級ホテルで、こんなずさんな掃除がおこなわれていたのは意外だった。

それが韓国人にとって衝撃だったことは分かる。
でも、朝鮮日報はこのことをくり返し取り上げていた。
これには、「ここまで報じることか?」と違和感を感じてしまう。

 

朝鮮日報は韓国最大の全国紙で、社会にあたえる影響は大きい。
その朝鮮日報が「便器を磨いたスポンジで、客のコップも磨いていた」ということについて、記事2本と社説で書いている。

別の記事(2018/02/06)ではこう書いてある。

スタッフは同じスポンジで浴槽も磨いた。コップの水気は宿泊客が使用後、床に落ちていたタオルでふいた。便器・コップ・浴槽を磨く際、スポンジは一度も水ですすいでいない。

「便器を磨いたスポンジでコップ洗い、韓国一流ホテルの衝撃的な客室清掃」

こうした実態は1つのホテルだけではない。
カメラを設置していた3つの高級ホテルすべてで、こんなことがおこなわれていた。

 

それで朝鮮日報は「これは一部の問題ではなくて、韓国社会全体の問題」と、とらえたらしい。

社説(2018/02/06)にはこう書いてある。

見た目は大理石で覆われて豪華だし、高価な芸術作品をロビーに多数展示するなどしているが、その実、宿泊客が口にするコップを便器磨きのスポンジで洗っているとは。まるで韓国社会の内情を見ているかのようだ。

「便器を磨いたスポンジでコップ洗う韓国の一流ホテル」

「韓国社会の内情」とは「韓国社会そのもの」と考えていい。

 

 

「外見は立派だけど、中身がそれにともなっていない」
「見た目を重視して、細かいところでは手を抜く」

韓国を旅行した人なら、こうした問題を韓国社会のどこかで感じると思う。

ボクの場合は、スーパーやコンビニで買ったお菓子を見てそんなことを思った。
経験上、韓国のお菓子は袋の大きさとお菓子の量が合っていない。

 

中を見たら、あまりに中身が少なくて「ナンジャコレ感」や「だまされた感」をよく味わわされた。
韓国人に言わせると、「韓国のお菓子には袋をふくらませるチッソがつまっていて、お菓子はおまけのようなものです」ということらしい。

それでおもしろい発想をして、「スナック菓子をつなぎ合わせてイカダを作って、漢江をわたる」ということにチャレンジした大学生もいた。

逆に友人の韓国人が日本に来たとき、日本のお菓子には中身がたくさん入っていることに驚いていた。
「韓国の菓子メーカーは本当に不誠実です。ウソばっかりですよ」と怒る。

 

コチュジャンには中身が詰まっていたけど、カップ麺はイマイチ麺が少なかった気がする。

 

今、韓国でおこなわれているオリンピックでも、いろいろとお粗末なところが表面化している。

韓国は予算をカットするために、開会式のスタジアムに屋根をつけなかった。
それで韓国紙が「シベリア開幕式」と呼ぶほどの、極寒の開会式になってしまった。
体調の悪化を心配した日本人選手は、7割も欠席している。

 

待遇が悪いことなどから、1000人以上のボランティアスタッフは、五輪がはじまる前に平昌を去って行った。
開会式の前にはボランティアによるボイコット宣言が出て、大会を運営する側が謝罪している。

ヒドイ目にあったのはボランティアスタッフだけではない。
練習を終えた日本人選手にはバスが来なかった。
サンスポのニュース(2018.2.8)から。

「22時丁度のバスが待てど暮らせど来ない!気温は-14℃ 他のチームはとっくの昔に帰っちゃって、日本チームだけ取り残される。しかも40分も!!」と、怒った顔文字とともに、極寒の中、長時間待たされたことを明かした。

葛西紀明、極寒の中40分…バス来ない 日本チームだけ取り残される

百歩ゆずってボランティアスタッフならまだいいけど、選手に対してこんなことがあっては困る。
「アスリートファースト」で、五輪ホスト国として選手の体調は守ってほしい。

 

そしてノロウイルスの流行だ。

平昌五輪の警備員の間で、下痢や嘔吐などを訴える人がたくさん出てきた。
そこで韓国の五輪組織委は1200人を現場から外して、韓国軍から約900人を補充することを決めた。

幸い今のところ、選手にノロウィルス患者は出ていない。

でも、AFPは記事(2018年2月8日)でこう警告する。

ウイルスが選手に拡散し、その中に一人でもスター選手が含まれるようなことがあれば、開催国の韓国にとっては大失態をさらすことになる。

平昌でノロウイルス患者が3倍に、組織委は緊急対策に躍起

ノロウイルスの流行は天災ではなくて、ほとんど衛生管理の問題。

一流ホテルで、宿泊客のコップを便器磨きのスポンジで洗うことを「まるで韓国社会の内情を見ているかのようだ」と指摘した朝鮮日報は正しかったらしい。

 

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。