日本の夏の”異常な”暑さに、外国人観光客の反応は?欧米人編

 

今年7月、イニエスタが日本にやって来た。

スペイン代表のサッカー選手で、世界的なスターのあのイニエスタ選手が。
そのイニエスタ選手が最初に覚えた日本語は「暑い」だった。

朝日新聞の記事(2018年7月20日)から。

この日の神戸市は午前9時の段階で気温30度超。練習後、初めて覚えた日本語は「暑い」であると明かして報道陣を笑わせた

イニエスタ、日本語で「暑い」 J1神戸の練習合流

 

それもそのはず。
今年の夏の暑さは日本人にとっても異常。
各地で気温は40度を超え、テレビで注意を呼びかけていても熱中症の人が続出した。

「旅行Info」のサイトで8月のバルセロナ(スペイン)の最高気温を見たら、「28度」になっている。
イニエスタ選手の日本の第一印象は、「うわ、あつっ!」だったりして。

 

それから1か月後におこなわれたインタビューでも、日本の暑さを強調している。

日刊スポーツの記事(2018年8月28日)から。

日本はとても良いよ。正直、初日からすごくなじめたし、僕を助けようとするたくさんの人たちがいたし。チームメート、クラブで働く人たち、全てやりやすいように整えてくれるから、それは大きな助けになる。それ以外の条件はあるよ、例えば気候とかね。気温とか湿度とか、すごい暑さだと知った。

イニエスタ日本の印象語る「すごい暑さ」一問一答

 

でもこれには日本のネットも納得。

・日本人でも今年の暑さはびびってる
・暑過ぎて契約期間過ぎたらやめるんじゃないかな。
・イニエスタよ
これが日本名物 気温40℃だ
・この暑さだけはどうにもならんねん、ごめんやでイニエ
・そろそろ涼しくなるからがんばれw
・スペインは半分砂漠みたいなもんだから、気温は高くても湿度はほとんどない
・暑いし地震や台風もあったりすまんな

 

 

ここからは個人的な話になる。

8月23日から27日まで、ボクは京都にいた。
それでその期間中に、宿泊先のゲストハウスや旅行中に会った外国人から、日本の夏の暑さについて話を聞いてみた。

アメリカ人・フィンランド人・タイ人・フィリピン人・台湾人の話を聞いたけど、日本の夏に対する反応はそれぞれ違う。

というわけで、これから「外国人観光客は日本(京都)の暑さをどう思ったか?」ということを書いていこうと思う。
今回は欧米人で、次回はアジア人の反応を書いていく。

 

宿の部屋

 

・アメリカ人男性

ゲストハウスの同じ部屋に、カルフォルニア出身のアメリカ人がいた。
カルフォルニアのどこから来たかは分からないけど、先ほどの「旅行Info」によると、ロサンゼルスの8月の最高気温は「25度」だ。

このアメリカ人は当然、日本の暑さにまいっていた。

彼と出会った次の日、一緒に伏見稲荷と金閣寺を見に行くことになる。
伏見稲荷にいたころは、酒のアイスクリームを食べて「The best ice cream ever(最高のアイスクリームだ)!」なんて叫んでいたけど、電車とバスを乗りついで金閣寺に着いたころには、もうそんな元気も枯れていた。

「オレは話し好きだけど、今はダメだ。この暑さじゃ、口を開く気にもなれない」と、弱音はきまくり。

金閣寺を見学したあと、彼は「もういいよ。宿でシャワーを浴びてビールを飲みたい」と言ってゲストハウスに戻ってしまった。
行こうと思えば、エリザベス女王が絶賛した龍安寺にも行けたのに。
でも彼はノーサンキューらしい。

シャワーを浴びて冷房の効いた部屋でビールを飲むと、彼はまた冗談を言い始めた。

 

*エリザベス女王と龍安寺についてはこちらをどうぞ。

イギリスのエリザベス2世が1975年に日本を公式訪問した際、龍安寺の拝観を希望し、石庭を絶賛したことが海外のマスコミでも報道された。そのため、昨今では世界各地での日本のZEN(禅)ブームと相俟って、世界的にも知られるようになった。

龍安寺

この庭園より、ビールを選んだアメリカ人がいるらしい。

 

共用スペース

 

・フィンランド人女性

午前中、共用スペースにあるキッチンで、フィンランド人と出会った。
そのフィンランド人とカップラーメンを食べながら、少し話をする。

ボクが話を聞いた外国人(アメリカ人・フィンランド人・タイ人・フィリピン人・台湾人)のなかで、日本の夏に一番へばっていたのはこのフィンランド人だ。

でもそれも納得。
ウィキペディアの「フィンランドの気候」では、記録に残る8月の最高気温は20度だから。

8月の平均気温はなんと「13.4度」。
日本ではいえば4月で、まだ肌寒い。
これもすごいけど、8月に「-10.8度」というのは、いったい何が起きているのか分からない。

 

彼女は京都駅から10分歩いて、この宿にやって来た。
それで全エネルギーを使い切ってしまった。
午前中にすることは、ここにチェックインすること。
もうそのミッションを達成したから、今はラーメンを食べてエネルギーを回復しているという。

「日本の夏は暑いと聞いていたけど、まさかここまでとは思わなかった。午後になったら、観光に出かけるつもり。どこかおすすめはある?」

と聞かれたから、とりあえず伏見稲荷と酒アイスクリームをすすめておいた。
このフィンランド人が午後に出かけられたかは分からない。

 

次回、タイ人・フィリピン人・台湾人は日本の夏をどう思ったかを書いていきます。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。