日本人と韓国人 親日インド人が感じた“性格”の違い

 

SNSをパトロール(ネタ探し)していると、韓国を旅行中にこんな経験をしたという日本人がいた。

彼がソウルの有名スポットを歩いていると、白人の観光客から、「写真を撮ってくれませんか?」と頼まれたから、「だが断る!」と言うことなく、「もちろん」とこころよく応じた。
彼らはその写真を確認した後、ニコニコしながら「カムサハムニダ(ありがとうございます)」とお礼を言うから、彼はぎこちなく笑うしかなかった。
その後、中国系の外国人にも同じことを頼まれ、同じように韓国語で感謝されたから、「またかー」と苦笑したという。

第三者の外国人から見たら日本人も韓国人も同じで、日本人でさえ確実に見分けることはむずかしい。
10年以上前にインドを旅行していた時、あるインド人がそのことに戸惑ったが、キャラクターの違いを知って問題を解決したという話を聞いた。

 

コルカタに、日本人旅行者が集まる『パラゴン』という有名な宿があって(今も営業しているかも)、日本語を話すインド人が日本人客を目当てに、宿の前で屋台を開いてお土産を売っていた。
彼がそこで仕事をしていると、だんだんと韓国人旅行者が増えていき、やがてちょっとしたトラブルが発生するようになる。
彼が宿から出てきたり、または戻って来たりする人に「コンニチハ!」と声をかけると、相手が韓国人だった場合、「違う! オレは韓国人だっ」と怒られることが多かった。

そう言われても、日本人をよく知る彼でも、外見で日本人と韓国人を区別し、「コンニチハ」と「アニョハセヨ(おはようございます、こんにちは)」を正しく使い分けることは不可能。
そんなことで困っていると、彼はある時、日本人と韓国人では反応が違うことに気づいた。
日本人に「アニョハセヨ」と声をかけても、「違います。わたしは日本人ですよ」と否定するだけで、怒ったり不快な顔をしたりする人は少ない。
経験的に、韓国人に日本語で声をかける方がマズいということが分かり、彼はすべての人に韓国語であいさつをすることにした。
もし、相手が日本人だったら、「オオ〜スミマセンデシタ。アナタハ オゲンキデスカ?」とニッコリして言えば何とかなる。
しかし、韓国人に日本語であいさつをすると、それだけでビジネスチャンスが失われる可能性が高い。

ボクから見てもこれは最適解。
日本人に比べて韓国人は自己主張が強く、腹が立ったら、その気持ちを言葉で相手にぶつける傾向が強い。
日本人が海外でボッタクられると、「これは勉強代だと考えよう」とか言って、受け入れる(あきらめる)ことがよくある。
韓国人の場合は、自分が不当な扱いを受けたと感じたら、泣き寝入りを拒否して、その場で抗議することが日本人よりは多いはず。
日本人の性格を知るインド人なら、その違いに気づくのは簡単だ。

 

インドで、それを“逆利用”する日本人と会ったことがある。
さまざまな店やゲストハウスなどで、インド人から「おまえはどこから来た?」と聞かれると、彼は「韓国から」と答えることにしていた。経験的に、正直に答えるよりも、その方が言い値が安くなると感じると言う。
日本人でこれを”逆手に取る”人もいました。
現地のインド人はこの説をどう思うか?
宿のスタッフに意見を求めてみると、

「見た目だけで、インド人が日本人と韓国人を区別するのは無理。たしかに韓国人の方が好き・嫌いや不満をハッキリ言うから、オレは日本人の方が好きだな。相手が韓国人と分かったら、インド人は対応を変えると思うけど、言い値はそんなに変わらないんじゃないの?」

と話し、「韓国人のフリ作戦」の効果については疑問の様子。
もちろん、この「日本人の方が好き」というのは、扱いやすい、または「舐めプ」ができるということで褒め言葉ではない。
日本人と韓国人のこういうキャラの違いは、いまも変わっていないと思う。
韓国人が日本を旅行中に、外国人に写真を撮ってあげて「ありがとう!」と言われたら、苦笑いを浮かべるのは同じだろうけど。

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。