3月1日は「反日の日」。日本人の韓国旅行は危険なのか?

 

これは2日前、2月27日のこのブログの検索キーワードだ。
この言葉で検索してたら、このブログが出てきたらしい。

 

一番下の人は「3月1日に韓国旅行をすると危険かも」と不安に思ったのだろう。

何で3月1日か、お分かりですか?

それは1年のなかで、この日が韓国でもっとも反日感情が高まる日のひとつだから。
「一番高まる日」、いっそのこと「3月1日は反日の日」と言い切っていいだろう。
韓国で、3月1日以上に反日ムードが高まる日は思い浮かばない。

それで検索キーワードの人も、「日本人がこの日に韓国旅行をしても大丈夫か?」と思ったはず。

 

 

なんで3月1日が”反日の日”かといえば、99年前、この日に朝鮮半島で独立運動が起きたから。

高校の日本史ではこう習う。

三・一独立運動

1919年3月1日、日本の植民地支配に反対し、「独立万歳」と叫んだ朝鮮全土にわたる朝鮮民族の独立運動。ソウルのパゴダ(タプッコル)公園で独立宣言が読み上げられた。朝鮮総督府・朝鮮進駐軍・警察によって鎮圧される。

「日本史用語集 (山川出版)」

 

今の韓国では、「このときに韓国が誕生した」と考えられている。
言ってみたら、韓国の誕生日。

韓国憲法の前文にもこのことが触れられている。

悠久の歴史と伝統に輝く我が大韓国民は、三・一運動により建立された大韓民国臨時政府の法統及び

大韓民国憲法

 

では、韓国の人たちは三・一独立運動をどう思っているのか?

韓国人のふつうの認識を知るのなら、韓国の歴史教科書を読むといい。
中学生用の歴史教科書にはこう書いてある。

3・1運動直後、国内で民族運動に新たに火がついたように、国外でも民族運動が大いにおこった。満州や沿海州で、上海やアメリカの各地で韓人たちは万歳デモ運動を展開し、独立をなし遂げる新しい闘争を誓った。

また、より多くの闘争をしようと国境を越えた人々がここに集まり、国外の独立運動が大いにおこった。3.1運動が民族をあげて展開された

「躍動する感の歴史 明石書店」

 

ここまでの内容で、「3月1日に韓国旅行をすると危険かも」と思う日本人が出てくる理由が分かると思う。
この日が一年でもっとも「反日的な日」なワケも。

なんせ、先祖が日本に「新しい闘争を誓った」日なのだから。

でも、問題は来年だ。
来年は三・一独立運動が起きてから100周年になる。
どんな3月1日になるんだろう。

「おら、ワクワクすっぞ」という人はぜひ行って、感想を聞かせてほしい。

 

 

では、3月1日に日本人が韓国を旅行するのは危険なのか?

その答えは人によってちがうけど、ボクだったら「特に危険ではない」と言う。

まずは韓国の治安を正確に知っておこう。

外務省が出した「2018平昌冬季オリンピック・パラリンピック安全の手引き」にはこう書いてある。

 

日本に比べると「殺人が約2.5倍、強盗が約1.2倍、強姦が約13倍、強制わいせつが約6.4倍」となっている。
これが韓国の治安だ。

だから、「日本と同じぐらい」ではない。
日本にいるときと同じ感覚ではいけない。

 

 

でも、「3月1日には、この数字がはね上がる」ということはないだろう。

韓国人の男性と結婚して、いまはソウルに住んでいる日本人女性に「3月1日に日本人が韓国の街を歩くのは危険ですか?」と聞いたことがある。

「とくにそう感じたことはありません。反日デモをしている人たちに近づかなかったら、問題はないと思いますよ。私は『今日は3月1日だな』と意識はしますけど、いつも通り行動しています」

ボクもこれでいいと思う。
3月1日だからといって、外出をひかえる必要はない。

 

ただ、韓国人の友人はこう話していた。

「飲み屋の酔っ払いには注意した方がいいです。大きな声で日本語を話していると、変なヤツにからまれるかもしれませんから。韓国人の酔っ払いは、本当にたちが悪いんですよ」

ということらしい。
でも、もし日にちをずらせるのなら、3月1日と8月15日(日本の植民地支配が終わった日)以外の日にした方がいいですよ。

 

 

おまけ

よりによって、3月1日の”反日デー”にサッカーの日韓戦がおこなわれたことがある。

それは1998年の3月1日で、このとき韓国は「1-2」で日本に負けている。

韓国のネットはすさまじいことになっていたはず。
玄海灘に飛びこもうとした選手も2~3人はいたはず。

この日の試合で、城彰二さんが韓国選手からヒジ打ちをくらって前歯を2本折られた。
ボクが知る限りで、3月1日に犠牲者になった日本人は城彰二さんだけ。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

今まで、東南アジア、中東、西アフリカなど27の国・地域に旅をしてきました。以前、中学生に歴史を教えていた経験もあります。 また、日本にいる外国人の友人も多いので、彼らの目から見た日本も知っています。 そうした経験をいかして、日本や世界の歴史・文化・宗教などをテーマに、「読んでタメになる」ブログを目指しています。