アメリカは韓国をどう思う?日韓関係の悪化・慰安婦合意の破棄

 

韓国メディアの報道によると、アメリカを訪問した韓国の国会議長・文 喜相(ムン・ヒサン)氏に、ナンシー・ペロシ米下院議長が慰安婦問題についてこう言った。

「合意を日本が尊重することを望む」

そうそう、まったくその通りだ。
2015年の慰安婦合意で約束したことを日本は全て実行したけど、韓国はまだ履行していない。
それはソウルの日本大使館前にある慰安婦像を見れば一目瞭然。
だから、ペロシ議長が日本が合意を尊重することを望むって言うのも納得…って、日本?
慰安婦財団を解散するとか合意を破壊しているのは韓国なのに、なんで日本にそう言うのか?
主語が完全に逆転している。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

アメリカ下院議長「慰安婦問題では日本が合意尊重を」。は?

「どうもおかしい」と思ったら、この韓国メディアの報道はかなりあやしかった。
それをこれから書いていきます。

 

慰安婦問題は2015年の合意で、日韓両政府が解決を確認した。
アメリカや国連もこれを歓迎している。
「これで終わった」と思ったら、始まってしまうのが韓国という国。
そのときから現在まで、韓国は解決済みの慰安婦問題を何度も持ち出す。
最終的な解決の後に「真の謝罪」を求めてくる韓国には、日本だけではなくアメリカもうんざり。

くわしいことは産経新聞の記事(2017.5.1)を見てほしい。

慰安婦問題をぶり返す韓国に「あきれ顔」の米国…“氷河期”に向かう日韓、トランプ政権は仲裁役を続けるのか

この記事の中で、慰安婦合意を破棄しようとする韓国に対して、元米政府関係者は「もう、どうにもならない」とさじを投げている。

でもまだ甘かった。
韓国はこんなものじゃない。

この翌年、韓国政府は慰安婦財団の解散を発表して、合意を事実上白紙に戻してしまう。
こうなると「あきれ顔」では済まなくなる。
アメリカが日本と韓国に望むことは連携協力で、日韓が対立するとアメリカの国益にも反してしまう。
歯止めがかからない日韓関係の悪化に危機感をおぼえたアメリカの議員が先週、こんな決議案を提出した。

産経新聞の記事(2019.2.13)

米超党派議員、「前向きの日韓関係」求める決議案を上下両院に提出

アメリカの民主党・共和党の議員らが「建設的で前向きの日韓関係」を強調する決議案を議会に提出。

この決議案を支持するシャーマン下院議員は、「日米韓が直面する難題に共同で取り組もうとするのを、日韓の歴史問題が邪魔するようであってはならない」と言っている。

この言葉は、「慰安婦問題などを持ち出して日本に敵対姿勢をとる韓国を暗に批判したとみられる。」という産経新聞の指摘は間違いない。

韓国文政権の反日攻勢はとどまることを知らぬ。
2017年には「もう、どうにもならない」とあきれ顔で言っていたけど、いまはもう、韓国にイエローカードを出さないといけない段階に達しているのだ。

 

アメリカが自国の利益を考えたばあい、日韓が対立している状態に何のメリットもない。
慰安婦問題で日本と韓国がいまだにもめていることにはウンザリのはず。

だからペロシ議長が「慰安婦問題解決努力を支持する」とか「合意を日本が尊重することを望む」と、韓国寄りの発言をすることはイマイチふに落ちなかった。
どうもアヤシイ。

そう思っていたとき出会ったのが、中央日報の記事(2019年02月20日)です。

米下院議長は日本の味方だと?

 

この記事によると、ペロシ議長は文議長に「最近、韓日関係が悪化していて心配だ。この問題が早期に解決することを望む」と言っている。
この発言は、「韓国が韓日慰安婦合意を破ったことに対するワシントンの冷たい視線を反映した婉曲な表現だった」という。
この2つの言葉をつなげると、アメリカは日韓関係悪化の原因を韓国側にあると見ていることになる。

これはよく分かる。
日韓の協力を期待しているアメリカが、慰安婦財団を解散させた韓国政府をこころよく思っているわけがない。
韓国がこうやって合意を破棄してしまうから、アメリカ議員は韓国に冷ややかな視線を送っているのだ。
「建設的で前向きの日韓関係」を望む議員にとってそれは2年前の段階で、いまはもう、決議案を議会に提出にしないといけない状況だ。

 

こうしたアメリカ議会の様子を見ると、ペロシ議長が合意破りの韓国を支持するとは考えにくい。
だから、「合意を日本が尊重することを望む」と見当違いのことを言ったとは思えない。
この発言は韓国側の一方的な解釈か創作だろう。
韓国にはその“前科”がある。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

韓国議長の「(天皇は)戦犯の主犯の息子」を否定→ウソでした。

 

「最近、韓日関係が悪化していて心配だ」とペロシ議長から釘を刺されたことについて、記者から質問された文議長はこれを日本のせいにする。

「日本側が韓国に何とか言ってほしいと働きかけたのか、すなわち怒ってほしいと言ったのか、意図的な発言だと感じられた」

日本にペロシ議長を動かすほどの力があれば頼もしいけど、残念ながらそれはない。
日本が「韓国を怒ってほしい」と言って、アメリカの下院議長がそうするとは思えない。
都合が悪くなると、根拠もなく感覚で「日本の陰謀」を唱えるのは韓国政治家の悪いクセだ。

過去の問題を持ち出して日韓の連携を邪魔する文政権に、アメリカはいま批判的な見方をしている。
それにもかかわらず文議長は「今回の訪米成果はA++」と、糖尿病が心配になりそうなほど大甘の自己評価をした。
この自画自賛には韓国人記者も「言葉が出ない」とあきれている。

訪米中の文議長は天皇陛下を「戦争犯罪の主犯の息子」と言って日本を怒らせてしまう。
これでアメリカの韓国を見る目はさらに冷たくなったはず。
それでも韓国の政治家なら、「この程度で大騒ぎする日本が悪い!」と責任転嫁しそうだけど。

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。