インドネシア基準:BLACKPINKもアリアナグランドも“ポルノ”

 

世界の国には、それぞれ放送基準がある。
日本のアニメ「クレヨンしんちゃん」は、インドネシアやアメリカでは「お尻丸出し」が“わいせつ”とポルノあつかいされて放送禁止になってしまった。

くわしいことはこの記事をどうぞ。

インドネシアとアメリカでは、クレヨンしんちゃんは“ポルノ”

 

でも、日本人のボクからすると、インドネシアの基準には首をかしげてしまうこともある。
以前、知り合いのインドネシア人がSNSでシェアしていたメディア記事を見たら、交通事故での死体がモザイクなしでうつっていてショックを受けた。
「しんちゃんのお尻はダメだけど死体はOK」という感覚が分からない。

でも、良否や善悪が国によって違うのは当たり前。
インドネシアは日本に比べて、性的なものに対する基準が厳しいということなんだろう。

 

だから去年、韓国のアイドルグループBLACKPINK(ブラックピンク)がダメだしをくらった。

中央日報の記事(2018年12月14日)

インドネシア放送委「BLACKPINKの広告は中止せよ…露出が激しい」

BLACKPINKのパフォーマンスに対するインドネシア国家放送委員会の見解は、「多くの女性が服をほぼ着ずに歌を歌って踊る」、「(インドネシア)大衆が守る品位と道徳規範に従っていない」というもので、テレビ局に放送禁止令を出した。

でも、これを先に問題視したのはインドネシア市民だ。
「子供に見せるべきではない」「低俗な広告を中止せよ」といった意見に、11万人以上のネットユーザーが賛同した。
こうなったら、国としても規制せざるを得なくなる。

このグループのMVを見たけど、たしかに子供にはすすめられない。
太ももとへそを丸出しにして、腰をくねらせて激しく踊っている。
韓国(きっと日本も)ならOKだけど、インドネシアでは“わいせつ”になるのもやむなし。

韓国ではこれがOKなら、しんちゃんのお尻もきっとOK。

 

 

上のニュースは去年のもの。
最近では、世界の歌姫アリアナ・グランデまで“ポルノ認定”されてしまった。

ニューズウィークの記事(2019/3/2)

アリアナ・グランデ、ブルーノ・マーズなど、インドネシアで17曲放送禁止に

「ラブ・ミー・ハーダー」のMVのなかで、アリアナ・グランデが下着のようなきわどい衣装で踊っていたことと、「もっと激しく、もっと激しく」といった歌詞がインドネシアの放送委員会に問題視されたらしい。

他にもエド・シーランやブルーノ・マーズといった世界的スターの曲も放送禁止になっている。
この2人は男だけど、歌詞がまずかったのか?

ちなみにこのニューズウィークの記事には、先ほどのBLACKPINKについて「下品で淫らである」と書いてある。
もちろんこれはインドネシアの視点。

 

でも、こんな措置をとったところで、現実的にはあまり意味がない。
いまのインドネシアでは、テレビ放送が禁止されても、ネットでいつでも好きなものを見ることができる。
だから、実際にはほぼ関係ない。

でも、子供にとっては無意味でも、政治家にとってはきっと意味がある。
BLACKPINKやアリアナ・グランデについて、「ああいう連中はけしからん!」というインドネシア市民はたくさんいる。
テレビ放送を禁止にして、そういう人たちをよろこばせれば、自分たちに支持が集まる。
しかも、ネットで見られるから、この措置に対する反発も少ない。
だからこれはきっと、政治家にとって有意義な措置だ。

本気でやるなら、これぐらいしないと。

AFPの記事(2018年11月28日 )

インドネシアの村でWiFi提供禁止令、子どもが勉強せずにポルノに夢中?

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。