トルコのアタチュルクは日本の明治天皇、タイのラーマ5世のような人。

 

最近、トルコがNATO(北大西洋条約機構:ナトー)に激怒した。

ナトーとは、アメリカやヨーロッパを守る軍事機構のこと。

北大西洋条約機構(NATO:North Atlantic Treaty Organization)は「集団防衛」,「危機管理」及び「協調的安全保障」の三つを中核的任務としており,加盟国の領土及び国民を防衛することが最大の責務です。

北大西洋条約機構(NATO)とは

ノルウェーでおこなわれたナトーの軍事演習で、「敵一覧」の中にトルコのエルドアン大統領とアタチュルクの写真が使われていた。

これにトルコが激怒した。

AFPの記事(2017年11月18日 )にそのことが書いてある。

エルドアン大統領はアカル参謀総長とチェリキ欧州連合(EU)相から知らせを受けたといい、「ちゅうちょせずに今すぐ引き揚げろと言った。このような同盟関係はあり得ない」と憤慨した。

「トルコ、NATO演習から兵士撤収 エルドアン大統領と初代大統領アタチュルクの名前が演習の「敵」に使用されたことが理由 」

これは完全にナトーが悪い。

ナトーの事務総長はこう言っている。

「気分を損ねさせてしまったことを謝罪する。個人の行動の結果であり、NATOの見解を示すものではない」
「トルコは大事な同盟国だ」

でも、トルコの怒りは収まらないだろう。

 

このニュースに対して、日本のインターネットではこんな反応があった。

・さすがにそれはひくわー
・これは怒るの仕方ない
・これは普通に怒るだろ…
>個人の行動の結果であり、NATOの見解を示すものではない」と弁明。
で、その個人って誰だよ?
・越えちゃいけないライン考えられないんか
・アタチュルクを侮辱したのはマズイだろ、どう考えても。
・ケマル・アタテュルクは政教分離進めてトルコの世俗主義進めた偉人やん
イスラム主義のエルドアンとは逆やな

 

中にはこんなコメントもあった。

・納豆は腐ってる

 

トルコと日本

 

エルドアンはトルコの大統領だから、日本でいえば安倍首相のような人。

もう1人のトルコ人「アタチュルク」は聞いたことありますか?
この人は高校の世界史で必ず習う重要人物で、トルコでは英雄になっている。
今回は、この人物と彼がしたことを書いていこうと思う。

 

アタチュルクの本名は「ムスタファ=ケマル」という。
ムスタファ=ケマルはオスマン帝国の軍人で、トルコ共和国の初代大統領だった。
トルコ共和国を建てたことから、1934年に議会が「アタチュルク(父なるトルコ人)」という尊称を与える。

ムスタファ=ケマル

イズミルを占領していたギリシア軍を破って連合国と休戦、22年にスルタン制を廃止し、翌年トルコ共和国を建てた。大統領として諸改革を断行、近代国家としての基礎を築いた。

「世界史用語集 (山川出版)」

トルコ政府観光局のHPには、アタチュルクについてこうに書いてある。

オスマン帝国が衰退した後、兵士でありながら非常に野心家であったムスタファ・ケマルという若者が、第一次世界大戦での敗北を期に、外国の侵略者からトルコの自由を勝ち取りました。
ムスタファ・ケマル・アタチュルクは1923年の10月29日にトルコ共和国を建国し、平和と安定を築くことにより驚異的な経済発展と徹底した近代化を実現しました。

トルコの歴史

まさにトルコの英雄。

 

トルコの市場

 

アタチュルクはトルコを近代化するために、トルコを「脱イスラーム化」してヨーロッパに近づけた。
その中に文字改革がある。

文字改革(ローマ字採用)

西欧化を目指し、アラビア文字を廃止、トルコ語表記にラテン文字を採用した。同時にヒジュラ暦にかわりグレゴリウス暦が採用された。

「世界史用語集 (山川出版)」

トルコに行ったとき、「なんでアラビア文字ではなくて、ラテン文字なんだろう?」と疑問に思ったら、それはアタチュルクがおこなった改革のためだった。

 

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トルコ語で、「ごはん+鶏+ヨーグルトドリンクで、5トルコリラ(約240円)」と書いてあるらしい。

画像は、こちらのブログから使わせてもらいました。

トルコと言えば!の【サバサンド】を超えた料理 ~百太の舌調べ~

 

アタチュルクがトルコの「近代国家の基礎を築いたリーダー」ということなら、日本では明治天皇、タイならラーマ5世にあたる。
どちらも、日本やタイでとても尊敬されている。

明治天皇が軍事訓練の「敵」になっていたら、日本の首相も激怒して、きっと自衛隊にこう言う。

「ちゅうちょせずに今すぐ引き揚げろと言った。このような同盟関係はあり得ない!」

 

トルコの首都イスタンブールにある橋で、魚釣りをしているところ。
この橋の近くで、サバサンドを売っている。

このサバサンドが、なぜか今では福井のソウルフード第3位になっている。

・「やきサバサンド。テレビで紹介されていて、なかなか衝撃的な組み合わせだと思った」(30歳/電機/秘書・アシスタント職)

・「やきサバサンドは他県では食べられないから」(32歳/金属・鉄鋼・化学/技術職)

フランスパンに焼いたサバをはさんだという、画期的な福井県のご当地グルメです。この料理、もともとはトルコの名物なのだとか。福井県とトルコがどこでつながったのでしょうか。

【ご当地グルメ】福井のソウルフード! 3位「やきサバサンド」、2位「おろしそば」、1位は?

ホント、なんでトルコのサバサンドが福井のご当地グルメになったんだろう?

 

 

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今まで、東南アジア・中東・西アフリカなど約30の国と地域に旅をしてきました。それと歴史を教えていた経験をいかして、読者のみなさんに役立つ情報をお届けしたいと思っています。 また外国人の友人が多いので、彼らの視点から見た日本も紹介します。