韓国人が旅行したい国No.1・日本。その理由や魅力とは?

 

前に、日本人の”韓国離れ”について書いた。

ここ数年、海外旅行で韓国を選ぶ日本人の数が減り続けている。

聯合ニュースの記事によると、その理由は「韓流以外に興味を持てる対象が必要」が一番多い。
つまり、「韓流以外で、韓国に行く目的がない」ということなんだろう。

ハッキリ書いて申し訳ないのだけど、「韓国は全体的に観光地としての魅力が薄い」ということになる。

でも、これは当たっていると思う。

韓流に興味がない日本人が海外旅行で、台湾やタイやハワイではなく、韓国を選ぶ積極的な理由が思い浮かばない。
今の日本には、韓国はあふれている。
韓国人がつくる本格的な韓国料理なら、日本でも食べることができる。
歴史的建造物や雄大な自然を見たいなら、中国に行けばいいい。

 

ボクは韓流には興味を感じないけど、歴史なら興味がある。
だから、景福宮や宗廟で、無料の日本語ガイドがあることはとてもうれしい。
いろいろなガイドの話を聞きたいと思ったから、景福宮や宗廟には3、4回行った。
韓国の歴史を知ると日本の歴史が分かってくるから、国立中央博物館にも3回行ったことがある。

ボクにとって韓国の魅力の1つは、王宮や博物館の入場料が格安か無料で、さらにガイドによる説明があること。
でもこれが、「韓流以外に興味を持てる対象」になるには弱いような気がする。

 

 

日本では旅行の”韓国離れ”が進んでいる。

でも、韓国ではまったく逆だ。

韓国人の旅行先として、日本が大人気。

中央日報の記事(2017年11月16日)によると、「2018年に海外旅行で行きたい国」の1位に日本が選ばれている。

来年海外旅行に最も行きたい場所に日本を選んだ人が21%で最も多かった。
ベトナムとタイが7.6%でその後に続いたほか、米国7.2%、グアム・サイパン6.5%、オーストラリアと香港・マカオ4.8%などとなった。

韓国人の来年の海外旅行希望目的地1位は「日本」

しかも、日本が21%で、2位のベトナムとタイの7.6%を大きく引き離している。
韓国人の旅行先として、日本の人気がダントツであることが分かる。

 

 

日本人は「韓国は観光地としての魅力に欠ける」とみていて、旅行に行く人が年々減っている。
一方、韓国では観光地として日本の人気が爆発している。

「なんで韓国人は日本を選ぶのか?」
その理由を考えると、知り合いの韓国人の言葉が思い浮かぶ。

 

その韓国人は20代の女の子で、ワーキングホリデーで東京に住んでいた。
日本語はペラペラで、日本人の男性とつき合っていたこともある。

その韓国人の子から、「観光地として韓国と日本と比べた場合、日本はあまりに魅力的です」ということを聞いた。

 

その韓国人が日本に来る前、「東京の新宿は、韓国でいう明洞(ミョンドン)だ」と聞いていた。
でも、実際に新宿へ行ったら、本当に驚いてしまったという。
明洞とは「別世界」というほど、新宿は栄えている。
店の数も人の数も、明洞とはけた違い。

巨大な新宿駅を歩いただけで、明洞とはスケールが違うことに気づいた。
その子は、韓国から来る友だちに「新宿は、明洞とは全然違うから!」と言っていたらしい。

 

 

韓国の古都「慶州」もそう。
慶州は新羅の都だったところだ。

しらぎ【新羅】

古代朝鮮の王国名。4世紀中ごろ、朝鮮半島南東部、辰韓12国を斯盧(しろ)国が統一して建国。7世紀後半、唐と結んで百済(くだら)・高句麗(こうくり)を滅ぼし、668年、朝鮮全土最初の統一国家となった。都は慶州。律令や仏教文化など大陸の制度・文物を移入し、中央集権的統治を行ったが、935年、高麗(こうらい)の王建に滅ぼされた。しんら。

「デジタル大辞泉」

*ちなみに、首都ソウルの地名はこの新羅の都にちなむ。だからソウルだけは片仮名で書いて、漢字では書かない。

「日本の京都は、韓国の慶州のようなところだ」と聞いていたその子は、京都に行ってビックリする。
魅力的なお寺や神社がたくさんあるし、祇園の街歩きでも、慶州にはない古都の雰囲気を感じることができた。

京都を楽しむには、2泊3日ではとても足りなかった。
でも、慶州観光なら1日でじゅうぶん。
見どころ、街歩き、買い物、食べ物の点で、京都と慶州は比べものにならない。

 

ボクも慶州に行って同じことを思った。
慶州には仏国寺や石窟仏(せっくつぶつ)があるから、行く価値はある。
でも、1日あればいい。
釜山からなら、日帰りでもいい。
「韓国のロッテワールドは、日本でいうディズニーランドだ」ということを聞いたことがあったから、韓国人の子にそれを聞くと、彼女はこう言う。

「ロッテワールドですか?ダメですよ。ディズニーランドやUSJと比べることは不可能です」

 

この韓国人は韓国が大好きで、韓国に誇りを持っている。
歴史や領土認識はボクと正反対。
日本語で話をするときも、絶対に「日本海」とは呼ばずに「東海」と言っている。

そんな韓国人でも、「観光地としての魅力」を公平に見ると、日本が韓国に勝っていることは認めていた。

ボクも海外旅行をすると、観光地としての日本の力は相当なものだと感じる。
見どころ、食べ物、遊ぶところ、治安、交通などを総合的に考えると、日本の観光力はかなり高い。

 

 

韓国はIT大国で、日本よりもWi-Fiは通じる。
でも、相手の立場になって考えるサービスの精神はイマイチ。

だから、朝鮮日報がなげいている。

宿泊予約をするのに「accommodation」を4回も押さなければならないのだ。

部屋はあっても予約を受け付けていないのか、全ての部屋が予約で埋まっているのかも分からなければ、キャンセル待ちが可能なのかも分からない。日本語・中国語のサイトも同じ状態だ。

「平昌五輪:外国人お手上げ…劣悪すぎる公式宿泊予約サイト」

おまけ

ソウルの明洞。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。