国名に「カバ・象・ライオン」の動物名がある国って、どーこだ?

 

始めの一言

*日本人の特徴
「ユーモアがあってふざけ好きなのはすべての社会階層に共通する特徴である。
上流の人間は無理にかぶった真面目くさい仮面の下にそれを隠しているが、
威厳を保つ必要なしと判断するや否や、たちまち仮面を外してしまう。
(スエンンソン 江戸時代)」「日本絶賛語録 小学館」

 

 

 

西アフリカに、「マリ」という国がある。
さあ、マリを探してみようか?

 

 

 

この国は、名前が面白い。

「マリ」とは、じつは動物の「カバ」という意味なのだ。

植民地時代はフランス領スーダンと呼ばれていたが、独立時に現在の国名となった。
マリの名は、かつてこの地にあったマリ帝国の繁栄にあやかって名づけられた。
マリとは、バンバラ語で「カバ」という意味で、首都バマコにはカバの銅像がある。
(ウィキペディア)

 

日本だと、カバは穏やかで優しそうなイメージがあるけど、じつは猛獣に分類されるほどの危険な動物。

アフリカで最も危険な動物、それはライオンでもヒョウでもゾウでもない。
それはカバである。
意外に聞こえるかもしれないが、野生動物の絡む事故で最も多くの人を殺しているのがカバなのだ。 カバは気性が非常に荒く、縄張り意識が強い。

アフリカで最も危険な動物、カバ

 

カバは泳ぐことができないけれど、陸上では時速3~40キロで走ることができる。
そして体重は、1~2トン。

こんな巨体が、スクーター並みの速さで襲って来たらたまらない。

 

カバは、旧約聖書に「悪魔」として描かれているという。

旧約聖書で「ベヘモット」という名の悪魔が登場しますが、
これはカバの姿で描かれることが多いようです。
日本のゲームでも、「ベヒーモス」「ビヒモス」のような名前で敵キャラとしてよく登場しますね。これは、カバが昔から人に恐れられていたということではないかと思います。

水陸両棲の危険な動物 – カバ

 

人間にとってアフリカ最凶の動物は、カバだった。

 

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あぶない!にげて~

 

マリの他にも、動物の名前が国名にあるのは「シンガポール」と「ラーンサーン王国」がある。

 

シンガポール

一四世紀、インドネシアのスマトラ島からスリービジャヤ王国の王族がマレー半島南端の島に移住したとき、ライオンに似た動物を見つけたため、そこをシンガプラSinghapura(獅子の町)と名づけたと伝えらている。
(地名の世界地図 文藝春秋)

 

だから、シンガポールは英語にしたら「ライオン・シティ」になる。

ちなみに、「シンガ」はサンスクリット語で「ライオン」を意味する「シンハ(simha)」に由来する。
タイの「シンハ―ビール」の「シンハー」もこれと同じ言葉で、「ライオン」という意味。
シンガポールについては、こちらを。

シンガポールを知りましょ!生活・多民族共生・独立の理由

 

もう一つの「ラーンサーン王国」とは、ラオスの昔の国のこと。
ラオスは、中国の下でタイとベトナムに挟まれている国。
ラオスと隣接する国すべてを言えたら、なかなかの東南アジア通だ。

 

ここに昔、ラーンサーン王国という国があった。

 

この「ラーンサーン」には「象」という言葉がある。

「ラーンサーン王国」(ラオ語: ອານາຈັກລ້ານຊ້າງ)とは、「百万頭の象の王国」という意味である。
ラーンサーン王朝は、現在のラオス領をほぼ覆う領域を支配していたことから、ラオス人にとってはアイデンティティーの支柱となっており、ラーンサーンはラオスの美名として使われることがある。
(ウィキペディア)

 

「サーン」が象という言葉だろう。

で、「百万頭の象の王国」とはどんな国なのか?
あるラオスについての本には、「百万というのは、数えられないほどの象がいる豊かな自然のある国」と書いてあった。

 

でも、ラオスで会ったガイドは違う。

「昔は象といえば、戦いで使う乗り物でした。今でいう『戦車』のようなものですた。だから「ラーンサーン(百万頭の象の王国)」とは、『それほどの軍隊を持つ強大な国』という意味です」

 

ボクもこのガイドの考えが正しいと思う。
その時代のラオス人に、豊かな自然を誇るという発想があったとは思えない。
「強い国をアピールした」と、とらえた方が自然。

マリの人が国名を「カバ」としたのも、「我われは、それほど強大な国だぞ!」ということをアピールしたかったのだろう。

 

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ラオスの農村

 

先ほどのウィキペディアの文を読んでいて、「あれ?」と思わなかった?

「植民地時代はフランス領スーダンと呼ばれていた」

この部分。
なんで、マリが「スーダン」と呼ばれていたのか?
スーダンといったら、エジプトの下にある国のことだったはず。
スーダンは南北に分離独立するまでは、アフリカでもっとも広かった国。

 

そこで、ふと思った。
ひょっとしたら、この「スーダン」という言葉は、もともとは国名ではなくて別のことをさした言葉なんじゃないの?

 

そんな疑問をもって調べてみると、そうだった。

「スーダーン」はアラビア語で「黒い人」を意味する言葉を原義とし、元来は北アフリカのアラブ人たちからみて南に住む黒人の居住地域、すなわち西アフリカから東アフリカに至るまでのサハラ砂漠以南の広い地域を指す地域名称
(ウィキペディア)

 

「スーダン」とは、「黒い人」というアラビア語だったのか。

スーダンとは、サハラ砂漠より下の広い地域をさした言葉だった。
それで、フランス人がマリを含めた広大な地域を「スーダン」と呼んでいたらしい。

 

もちろん今では、「スーダン」いえばエジプトの下にある国をさす。
この国名のスーダンと区別するために、先ほどの「サハラ砂漠以南の地域」は、「歴史的スーダン」というらしい。

まあ、日本で「歴史的スーダン」なんて言葉を使うことはないだろうけど。

 

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今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。