マレーシアの観光と基本情報:日本の歴史とザビエル&ヤジロウ


 

マレーシアってどんな国か知ってますか?

今回は、マレーシアの基本的な情報と観光情報、さらに日本との関係について書いていきます。

 

まずは、マレーシアの場所から。
がんばって下の地図から探してください。

 

マレーシアの面積は日本の約90%で、人口は日本の約25%の2933万人(2012年総計)。
人口密度がまるで違う。

 

でもマレーシア観光で感じた日本との一番大きな違いは、国民のバラエティーの豊かさ。
マレーシアはいろいろな民族が住む他民族国家。

駐日マレーシア大使館のマレーシア基本情報によるとこんな感じ。

マレー系(約65%)、華人(中華)系(約25%)、
インド系(印僑)(約7%)、そして先住民族(約1%)

 

マレーシアはイスラーム教を国教としているけど、他にもいろんな宗教がある。
仏教、ヒンドゥー教、キリスト教、そして先住民族の信仰など。

歩いて行ける範囲内に、仏教や道教のお寺、キリスト教の教会にイスラーム教のモスク(礼拝所)などの宗教施設がある。
いろんな宗教の建物を比較することができるのも、マレーシア観光の面白さ。

この点はシンガポールも同じ。
でも、シンガポール人をあまり良く思っていないマレーシア人は多い。
マレーシア人の前でシンガポールをほめるのはやめた方がいい。

 

マレーシアやシンガポールの場合、宗教の共生がうまくていっている。
インドと違って、宗教の違いを原因とする大きな争いは起こらない。
多くの宗教を受け入れる寛容性は、マレーシア人やシンガポール人の素晴らしい特徴になっている。

 

 

ペナン島にあるジョージ・タウンは、ウォールアートがとても有名。

 

 

画像は、下のブログから。

【ジョージ・タウン】水上住宅にウォールアート! 見所をたっぷり紹介なの!【全部無料】

「もろくん」というホワイトタイガーと世界を旅しているほのぼのしたブログです。ご覧あれ。

 

 

日本人とマレーシアの関係といえば、マレーシアは「ロングステイ先」として不動の人気を誇っていることでしょ。

マレーシアナビの記事(2016年04月15日)から。

日本人のロングステイ希望先、マレーシアが十年連続1位

日本のロングステイ財団は、日本人のロングステイの希望先でマレーシアが10年連続で1位になったと発表した。

(中略)ロングステイ財団は声明で、マレーシアが10年連続1位と安定した人気を保っている理由について、長期滞在プログラム「マイ・セカンド・ホーム(MM2H)」プログラム制度の充実度や気候、治安、医療水準の高さを挙げた。またロングステイ希望国トップとしてのイメージも評価されていると分析した。

 

ちなみに、2位はタイ、3位はハワイ、4位はオーストラリア、5位はフィリピンとなっている。
第二の人生をスタートするなら、暖かい場所がいい。

 

マレーシアの首都「クアラルンプール」を観光中、ロングステイをしている日本人に会ったことがある。

その人はマレーシアの生活には満足していた。
けど、嫌なことは「マレーシアには四季がないこと」だという。

 

マレーシアは一年中暖かい。
言い換えれば夏しかない。
その人はずっと日本で生活していたから、春夏秋冬の四季がなくなることに切なさを感じるらしい。

「寒さが恋しいですよ」と笑っていた。

 

ゴミ箱もカラホー

 

日本とマレーシアの関係について、歴史的に見ればやっぱり「これ」が重要。

さてここでクイズです。
この言葉を言った人は誰でしょう?

マラッカでたいへん信心深い、信仰のあついポルトガル人の商人から最近発見された幾つかの大きな島の話を聞きました。その国は日本と呼ばれていて、イエス・キリストの教えを広めるうえでインドより発展しそうなところです。なぜかというと、日本人はどの国民より知識に飢えているからです

 

ヒント、場所はマラッカ。
ここは昔ポルトガルが支配していて、キリスト教の教会がある。

 

答えはこの人。

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フランシスコ・ザビエル
画像はウィキペディアから。

先ほどの言葉は「ザビエルの見た日本 (講談社学術文庫)」からの引用。

 

ザビエル

1506-1552 スペインの宣教師。
1506年4月7日生まれ。ナバラ王国の貴族の子。1534年イグナチウス=デ=ロヨラらとともにイエズス会をおこす。

インド,モルッカ諸島で布教。マラッカであった日本人アンジローの案内で,天文(てんぶん)18年(1549)鹿児島に上陸,日本にはじめてキリスト教をつたえた。

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

 

はい、ここに注目。

「マラッカであった日本人アンジロー」

テストに出ますよ?

ザビエルは、マレーシアのマラッカでこの日本人と運命の出会いをはたした。
これがザビエルの人生と日本の歴史を大きく変えることになる。

アンジローとはこんな人物。

彼はフランシスコ・ザビエルの通訳者、神(デウス)概念や聖句などの翻訳者として活躍し、日本の西日本地域で布教・宣教活動に従事した。

(ウィキペディア)

 

彼の名前は、アンジロウともヤジロウとも呼ばれている。
意味は「天使」。

 

ザビエルと刀を差しているアンジロー。
マラッカの教会。

画像はまたもや「もろたび」から。

【マラッカ】こんなところに日本人!? ちょんまげ姿のステンドグラスなの!

 

このアンジローと出会った後、1549年にザビエルは鹿児島に上陸している。
くわしくはこの記事を。

アメリカ人と京都旅行⑥~ザビエルのキリスト教布教・「ゴッド」と「神」の違い

 

ちなみに、ザビエルはイエズス会の宣教師だった。

イエズス会

1540年の創立。宗教改革に対抗し、スペイン人イグナティウス・ロヨラを中心に、カトリックや東方方面への布教を使命とした修道会。日本布教の中心となる

(日本史用語集 山川出版)

上智大学はイエズス会が建てている。

 

 

さっきも書いたけど、マレーシアではいろいろな宗教の人たちが仲良く住んでいる。

マレーシアは多くの宗教を受け入れる寛容な国だけど、それにも「限度」がある。

「いくなんでも、それはデタラメ過ぎる!」

マレーシア人がそう言った謎の建物が、最近話題になった。

 

これがその宗教の建物。
これの何が問題かわかりますか?

Netizen kesal, marah binaan TOKONG menyerupai Kubah MASJID

 

これは中国の道教の祠(ほこら)なんだけど、なぜかイスラーム教のモスクがデザインになっている。

マレーシアナビ(2017年02月02日)から。

中国の祠がなぜかモスクデザイン、自治体が撤去命令

中国道教神を祀った祠がモスクのドームのデザインになっているとイス ラム教徒から指摘があがり、セランゴール州クラン地区政府(MPK)が所有者に撤去を命じた。マレー語紙「シナル・ハリアン」 が報じた。

問題の祠はブキ・ラジャのジャラン・マ クヨンの公園に置かれており、本体は黄 色に塗られている。その上に緑色に塗ら れたドーム型の屋根が載り、さらに尖塔 に黄色に塗られた三日月飾りまで取り付 けられている。「アンチ野党連合・希望同 盟(PH)」名義のフェイスブックに、建設 される模様を撮影した写真付きで掲載さ れ、注目を集めた。

 

この祠を建てた人が、なんでこんなデザイ ンにしたのかは分かっていない。

1つの街にいろいろな宗教があるのはいいけど、1つの建物に複数の宗教があるのはいくらなんでもデタラメ過ぎる。

 

でも、日本ではそんなデタラメが当たり前。
アメリカ人と京都に行ったとき、そのアメリカ人が清水寺に神社があって驚いていた。

「なんで?わけわかんない!」と言っていたけど、日本人には当たり前過ぎて、逆になにが不思議なのか分からないかも。

日本人のお守りの買い方も、アメリカ人から見たら不思議らしい。

くわしくはこの記事を。

アメリカ人と京都旅行 ~日本人とキリスト教徒の宗教観の違い~ 1~5

アメリカ人と京都旅行 日本人とキリスト教徒の宗教観の違い 6~11

 

 

最後に、今年2017年は日本とマレーシアにとって記念すべき年ということを知ってましたか?

日本とマレーシアの外交関係が始まってから、今年で60年になる。
ということで、「日・マレーシア外交関係樹立60周年」のロゴが発表された。

 

マレーシアに行ったりマレーシアのサイトを見たりしたら、このロゴマークと出会うかも。

 

おまけ

マレーシア旅行に行くなら、マレーシア政府観光局のオフィシャルブログを見ておこう。

ここでは最新の情報を手に入れることができる。

海外旅行の情報はおすしと同じで「鮮度」がとても大切。
古い情報は違っていることが多い。

このブログでは、マレーシアのマスコットキャラクター「シティ」がマレーシアの観光情報を紹介している。

どう見ても「ゆるキャラ」ではない。
「ゆるい」のが好きなのは、日本人的の感覚なんだろうか?

 

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投稿者: kokontouzai

今まで、東南アジア、中東、西アフリカに旅をしてきました。外国に行って初めて気がつく日本の良さや特長があります。以前、歴史を教えていたので、その経験もいかして、日本や世界の歴史や文化などをテーマに、「読んでタメになる」ようなブログを目指します。

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