日本の偏見②「自衛隊(軍隊)は人殺し」という職業への差別

 

最近のできごと。

11月26日の「NEWS ポストセブン」の配信記事から。

企業がテレビCMを流したところ、世間から「不適切だ!」とクレームを受けて、CMの内容を変更した。

記事には、こんな事例が書いてある。

 

・エーザイ「チョコラBBドリンク」(1991年)
桃井かおりの「世の中、バカが多くて疲れません?」のセリフが話題に。「世の中、お利口が多くて疲れません?」に変更。

・日産自動車「スカイライン」(1996年)
牧瀬里穂の「男だったら乗ってみな」のキャッチコピーに「男女差別」の声。「好きだったら乗ってみな」の別バージョンに変更。

・コカ・コーラ「からだ巡り茶」(2007年)
広末涼子の「ブラジャーが透けるほど汗をかいた最後っていつだろう」のセリフを一部の消費者が「不快」と指摘。「こんなに汗をかいた最後っていつだろう」のバージョンをオンエア。

・岩手県奥州市「蘇民祭」(2008年)
ふんどし姿の男性や、髭面で毛深い半裸の男性がアップで写るポスターを、JR東日本が「不特定多数のお客様に不快感を与える可能性がある」として奥州市にデザイン変更を要求。駅構内での掲出が見送られる。

・ホクト「きのこ」(2013年)
スーパーで買い物をする鈴木砂羽に、“きのこ精”の要潤が「奥さん、普通のきのこと立派なきのこ、味がいいのはどっち?」と背後から囁くCMに「卑猥」との声。「総合的な判断」(同社営業企画課)によって差し替えられた。

・ルミネ(2015年)
「変わりたい? 変わらなきゃ」がテーマのネットCM。男性上司が女性部下に発した「大丈夫だよ、(あなたは美人とは)需要が違うんだから」のセリフが「セクハラ」と大炎上。打ち切り、不買運動を呼びかける声も出た。

 

今でも、CMやテレビ番組の内容にクレームがつくことはよくある。

ふつうの言葉ではCMとしてのインパクトがないし、狙い過ぎると苦情が来る。

難しいもんだ。

 

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前回、日本の国会議員が、防衛費を「人殺しの予算」と言って問題になったことを書いた。

このことは、「藤野氏個人の失言」ということで一件落着している。

 

・・・・したはずだったけど、またすぐに同じようなことが起きている。

 

7月20日の産経新聞の記事では、奈良の共産党の議員団体がつくったチラシが問題になっていると報じている。

このチラシで、「陸上自衛隊は『人殺し』の訓練」と書いてあった。

おいおい。

 

「陸上自衛隊は人殺しの訓練」共産党、奈良への駐屯地誘致反対チラシに記載

奈良県が誘致を進める陸上自衛隊駐屯地をめぐり、共産党奈良県会議員団などでつくる団体が昨年10月、駐屯地誘致に反対する講演会の案内のチラシに「陸上自衛隊は『人殺し』の訓練」などと記していたことが19日、分かった。

 

指摘を受けた奈良の共産党の議員団は、「誤解を受ける表現だった」と弁明している。

同県会議員団は「説明不足で誤解を受ける表現だった」と釈明している。

 

これも藤野氏の発言と同じで、共産党の「党の方針と矛盾する」ということだったのだろう。
それにしても、「無能な味方は、最悪の敵」なんていう言葉が頭に浮かんでしまう。

 

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最近の世論調査では、安倍政権の支持率は60%を超えている。

それが良いか悪いかはおいといて、「与党が強すぎるのもどうか?」と思ってしまう。

 

でも、野党の議員が「自衛隊=人殺し集団」なんていう、とんでもない考え方をしていて、失言で自滅していったら、与党が独走するのは当たり前。

自分たちで国民の選択肢をなくしていって、どうするんだ?

 

まあ、「暴言・失言をして、弁明をして・・」というのは、共産党だけではなくて自民党や民進党(民主党)の議員もあることだけど。

 

問題発言をしないような常識的な認識を身につけることは、難しいのかな?

それとも、そんな議員を選んだ国民が悪いのか?

 

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困ったもんだにゃ~

 

今まで書いてきたことは、一人の政治家の失言や地方の一団体によるミスだった。

けれど、自衛隊や軍隊を「人殺し」という差別的で一面的な見方をしている人は、他にもいるように思う。

 

今ではほとんどないだろうけど、昭和40年代には、この「自衛隊=人殺し」という差別的な見方が日本に広くあって、学校でそんなことを言う「トンデモ先生」がいたという。

 

「自衛隊=人殺し集団」なんて、あまりに悪意に満ちている。

この記事の始めに、CMの不適切な発言を書いたけど、この言葉はそのどれよりも悪質で不適切な言葉だ。

 

自衛隊が、日本国内にある偏見と戦っているというのはおかしい。

こんな差別的な見方は、ふつうの日本人が良心によってなくしていかないといけなんだろう。

そんなことを考えたから、今回こんな記事を書いてみた。

自衛隊で働いている友人からいるから、ということもあるけどね。

 

 

おまけ

「軍隊のない国」として、時どきコスタリカの名があげられる。

でも、コスタリカは戦争を否定していないし、軍隊に近い組織もある。
コスタリカの事情は、日本とは大きく違う。
最後に、そんなことが書いてある資料を載せておきます。

 

「平和主義」コスタリカに本当に軍隊はないのか?

常設軍はないものの、現行憲法でもアメリカ大陸の安定や国防のための交戦権は否定されていません。そのため、有事に臨時の軍事組織を編成することは憲法上可能で、その場合に国民は予備役として参集することが求められます。この点で、日本と異なります。

また、通常の警察と異なり、諜報活動を担う諜報安全省の監督下にある特別強襲隊(UEI)と呼ばれる部隊は、自動小銃などの装備を備えており、これは米軍が主催する中南米諸国の合同軍事演習にも参加しています。

その一方で、コスタリカ政府は警察の中に国境警備を専門とする特別部隊を新設することを発表。

これらにより、2014年のコスタリカの治安関連予算は4億2000万ドルと、ニカラグアの軍事予算8500万ドルを上回ります(ミリタリー・バランス)。戦闘機などの高性能兵器を持たず、公式には軍隊がないものの、コスタリカの非武装はグレーなものといえるでしょう。

こうしてみたとき、日本の安全保障法制の問題を考えるとき、コスタリカの事例をそのまま用いることはできないといえるでしょう。

 

 

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