はじめの一言
*明治天皇について
「国内の各所に、離宮や御用邸があるが、それらの一つにかれが、気晴らしのため、相当長期にわたって滞在したことは決してなかった。かれは華美な祭典や公式の行列を好まなかった。この点で、かれの個性は、とかく半ば神秘的な存在と見たがる日本人一般の天皇観と一致する(ベルツ 明治時代)」
「日本絶賛語録 小学館」
明治天皇(ウィキペディア)
明治天皇(1852~1912)は王政復古を発し、五箇条の御誓文を宣布し、近代天皇制国家を確立した偉人。
たった一枚で人生が変わることがある。
それを証明したのが、「1000人に1人の美少女」と言われる橋本環奈さん。
「奇跡の一枚」がネットでアップされると、たちまち注目を集めて今では押しも押されぬアイドルになっている。
でもボクはアイドルのことは知らないから、この話はここまで。
パキスタンでも「奇跡の一枚」によって人生が一変したという青年がいる。
それが、「イケメンすぎるチャイ屋さん」と話題になっている「アルシャッド・カーン(Arshad Khan)」さん、18歳。
「インターネットに投稿された1枚の写真によって人生が一転した──。」
下のAFPの記事(2016年10月25日)にそう書いてある。
パキスタンのチャイ売り青年、世界中で「イケメン」と話題に 社会問題にも
このカーンさんはパキスタンの首都「イスラマバード」のチャイ屋さんで、チャイを売っている。
ところで、「チャイ」という飲物を知ってる?
チャイ(〈トルコ〉chay)
茶。インド・トルコなど西アジアでの茶は紅茶のことで、ミルクティーが主流。
(デジタル大辞泉の解説)
インドのチャイはシナモンなどの香辛料も煮ているから、日本のミルクティーとは違う。
インド料理の店で、飲んだことがある人も多いと思う。
この写真のように、インドの列車に乗っているとチャイ売りが来る。
うまい!
パキスタンのカーンさんも、こんな仕事をしているのだろう。
あるとき、このカーンの写真がインスタグラムに投稿された。
すると、「イケメンのチャイ売りがいる!」とパキスタンで話題となる。
そして彼をひと目見ようと、多くの人が集まるようになった。
14日の写真投稿から数日後、この若く、ハンサムなチャイワラ(チャイを売る人)を一目見ようと、大勢の人々が市場に殺到した。
(同記事)
あんまり引っぱってもなんだから、彼のご尊顔をお見せしよう。
画像はJiah’s Photographyから。
もし日本で、「イケメンすぎるカフェの店員」がいたとしても、これで終わりだろう。
話題になって、それを聞きつけた地元の雑誌やテレビで取り上げられるぐらい。
でも、厳しいイスラーム教の国パキスタンでは違う。
ラホール(Lahore)在住の社会学者の女性も、「特権階級のエリートたちがセクシーなチャイ店主に熱をあげ、労働者階級の男性を物扱いしている」とツイッター(Twitter)に批判的なメッセージを投稿している。
(同記事)
パキスタン国内の階級問題や性的対象化の問題にまで発展して、大きな議論になった。
話題を呼んだら、次は社会的な論議を呼んでしまったらしい。
歴史の教科書で見たことない?
「断食するブッダ」の像。
パキスタンのラホール博物館で。
ボクは、パキスタンに1回だけ行ったことがある。
どこまで正しいか分からないけど、その国についてこんな話を耳にした。
「パキスタンには同姓愛者がとても多い」
バックパッカーなら聞いたことがあるだろう。
イスラーム教の考え方のため、女性と知り合うきっかけがないためにそうなるという。
「パキスタンのラホールで、男性の旅行者が宿の男性スタッフから襲われた」といった話を何回か聞いたことがある。
男性が親戚以外の女性と会話するなどまずありえない。
町中で知らない女性に声をかけるような男は変態。 いまだに親の紹介での結婚しか許されない。
こんなワケで男性の同性愛者が多いという。
先ほどのイケメンのチャイ売りの青年も、「性的対象化」として物のように見られているのではないか?
そんな非難がパキスタン国内であるらしい。
やっぱり、日本とまったく違う社会なんだなあ。
こちらの記事もいかがですか?
コメントを残す