日本人にとって、3月11日は永遠に忘れられない日。
2011年のこの日、東日本大震災が発生して約2万人の死者・行方不明者をだす。
明治以降の地震被害としては関東大震災、明治三陸地震に次いでこれがワーストスリーだ。
あれから11年が経ったいまでも、隣人はこの日に日本語でメッセージを送ってくれている。
台湾と日本は良き友人として、常に相手のことを心から思いやってきました。コロナ禍でも互いを思う気持ちに変わりはありません。近い将来、必ずまた会いましょう!🔗https://t.co/RrrcxVXqdL
🎥:日本台湾交流協会 pic.twitter.com/wYhLZQ5hWG
— 蔡英文 Tsai Ing-wen (@iingwen) March 11, 2022
いつものことながら、コメント欄は感謝と感激であふれている。
・台湾の皆さまの思いやりと真心に、どれだけ勇気づけられたか分かりません。ただただ台湾が大好きです❤近いうちに必ず再訪します!
・台湾ありがとう。
東日本大震災の時は本当にお世話になりました。今の苦しい時代、共に乗り越えていきましょう。
・あの時、台湾の皆さんの支援があったからこそ、今があります!一直以來非常感謝🇹🇼🤝🇯🇵
あのときの台湾人の気持ちで、ぜひぜひ、是が非でも多くの日本人に知ってもらいたいコトがあるのですよ。
地震があった2011年の末、その年をふり返って「台湾にとって、今年最高に幸福な出来事はなにか?」をたずねるアンケート調査が行われた。
その結果に全日本が涙する。
サーチナの記事(2012年1月1日)
11年最高に幸福な出来事「日本への義援金が世界一」=台湾
2011年に起きたことの中で最も幸福に感じたコトとして、台湾の人たちは、日本へおくった義援金の額が世界一だったことを選んだのだ。
*総額ならアメリカで、一人当たりの金額なら台湾が最高。
記事によるとその理由は「愛」。
「『台湾人の愛』であり、受けるよりも与える方が幸福ということで、この愛が台湾人を幸福にさせたのだ」
毎年3月11日、東日本大震災について考えるとつらい気持ちになるけど、こんな台湾人の温かい気持があったも、是が非でも知ってほしい。
困っている人に必要な物資を送って助けることを中国語で「雪中送炭」という。
2年前、台湾がコロナ禍にあってワクチン不足に悩まされていたとき、「今度はわれわれの番!」と日本が大量のワクチンを送った。
するとその支援に感激した、ある台湾人がSNSでこんなコメントをする。
「帶疫情過後希望大家能早日過來日本旅遊, 支持振興日本的觀光產業❣️」
*「コロナ禍が落ち着いたら台湾人が倍返しします。恩返しとして、日本の観光業を応援するためにたくさんの人が遊びに来ます」という意味らしい。
「台湾と日本は良き友人として、常に相手のことを心から思いやってきました」という気持ちは日本人もまったく同じ。
非常時には積極的に手を差し伸べて、ふだんは台湾へ行って美味しいものを食べたり、雄大な自然を見たりして思い切り楽しめばいい。
台湾人にとって、2011年で最高に幸福な出来事は「日本への義援金が世界一」だったことと聞いたら、日本人もとても幸福な気持ちになる。
台湾人の幸せは日本人の幸せだし、当然その逆も同じだ。
日台のそんなすばらしいな関係は、これからも維持・発展させていきたい。
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