ではクイズです!
世界の国の中で、面積が広い国を上から3つ答えてください。
答えはこちら。
1位 ロシア(約1710万000㎢)で、地球の全面積の11.5%をしめる。
2位 カナダ (約998万5000㎢)で、地球の6.7%の大きさ。
3位 中国とアメリカ(約958万000㎢)で、地球の6.5%。
*中国とアメリカについては、国の面積順リストを見てください。
海外旅行をしていると、「世界って本当に広い!」とよく感じる。
「世界は大きい」ということは、「日本は小さい」ということでもある。
飛行機にのると、日本は機内地図からすぐに消えてしまう。
日本からエジプトまで行ったときは、乗りかえもふくめて15時間ぐらいかった。
日本はあっという間に消えたのに、エジプトはなかなか地図に出てこない。
ひたすら地図とにらめっこをするしかなくて、退屈で死にそうだった。
外国に着いてからも、日本との違いをよく感じる。
外国では、移動時間がすごく長い。
タイやラオスでは、バスでの移動で1泊2日かかることも何回かあった。
インドや中国では、2泊3日の間ずっと列車の中でゆられていた。
目的地についたときには、もう列車の一部になったような気さえする。
でも、発展途上国のばあい、移動で時間がかかるのは国の広さだけが原因じゃないけどね。
「道の状態が悪い」、「バスがよく故障する」、「休憩がバスの運転手しだい」といった理由も大きい。
なかば「液状」になったドロドロの道
カンボジア
故障のときは、トイレと雑談タイム
では世界の国のなかで、日本の大きさはどのぐらいだろう?
というと、日本(37万7972㎢)で62位。
地球の0.25%をしめる。
ロシアと比べると約45分の1の大きさ。
アメリカでいえば、カリフォルニア州とだいたい同じ大きさ。
中国の最大の省(新疆ウイグル自治区)は、日本の約4.4倍の大きさがある。
そもそも、お隣さんの中国は広すぎる。
北京市の広さが「四国より少し小さいぐらい」ってのがおかしい。
重慶市も「北海道よりも少し小さいぐらい」というバカでかさ。
でも日本は、63位のドイツ(35万7121㎢)よりは大きい。
個人的には、日本がドイツより大きいということが意外だった。
アジアのなかでいうと、今なにかと話題のマレーシア(33万0803㎢)が日本に一番近い。
友だちの韓国人が日本にきてから驚いたことに、「日本の大きさ」があった。
韓国の面積は10万㎢で、世界109位の大きさ。
それにもかかわらず、「韓国って、日本と比べて思っていた以上に小さいことを知ってちょっとショックでした」という。
その韓国人は、日本がまさか韓国の4倍も大きいと想像していなかったらしい。
でもその子の話では、韓国は一般的に「日本は小さい国」というイメージがあるという。
そんなもん、地図を見たらわかることなのに。
首の長さなら、世界一?
ミャンマーの首長族(パダワン族)
彼女たちは、この首輪を取ると死んでしまうらしい。
最近、インドの記事をかくためにインドの歴史の本を読んでいた。
その本のなかで、日本についてこんな文があった。
一九〇五年には日本軍によるロシア軍の敗北は、ヨーロッパの優越という神話をくつがえした。
アジアのいたるところで人々は、ちっぽけなアジアの国がヨーロッパにおける最大の軍事大国のひとつに勝利したというニュースを熱狂的に聞いた。
(近代インドの歴史 ビパン・チャンドラ著)
これは日露戦争のこと。
日露戦争での日本の勝利は、たんに日本だけの勝利ではない。
世界には、これを「アジア人の勝利」と受けとめた人たちがたくさんいた。
インド人が書いた文を読んで、あらためてそれを実感した。
日露戦争
1904〜05年、ロシアと日本が韓国と中国東北部(旧満州)の支配をめぐり争い、日本が勝った。
日本側の死者は約8万4千人と、日清戦争時(約1万3千人)の6.5倍に上った。ロシア側は約5万人。日清戦争後、ロシアは朝鮮での影響力を強めるとともに、極東で不凍港を手に入れるため、1898年に清から旅順・大連を租借、鉄道の敷設を進めた。
朝日新聞掲載「キーワード」の解説
ロシアと日本を比べると、まるで大人と子ども。
日本は45倍の大きさの国によく勝ったと思う。
ポーツマス条約のときに使われたテーブル
愛知県の明治村にある。
ポーツマス条約のときの様子
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