これまで、同じことでも国によって価値観は違うから、その見方も異なってくるということを書いてきた。
しかし、国の価値観の違いを超えて、多くの人の支持を集める価値観や行動もある。
それが、インドをイギリス支配から解放したガンディーのやり方だ。ガンディーは、インド大反乱の12年後、1969年に生まれている。
ガンディーが唱えた「非暴力・不服従運動(サティヤーグラハ)」は、当時のインド人の多くの共感を呼び、その運動に続々と人びとが参加することで、インド独立を達成させる鍵となった。
「サティヤーグラハ」
ガンディーが提唱した非暴力・不服従運動。サティヤ(真理)とアーグラハ(堅持)を合成したガンディーの造語
(世界史用語集 山川出版)
この「サティヤ」という言葉は、インドのサンスクリット語なのだが、残念なことに、「オウム真理教」の「サティアン」と同じ言葉だ。
「サティアン(Satyam)とは、オウム真理教の宗教施設の名称である。本来はサンスクリット語で『真理』の意(ウィキペディア)」
同じ言葉でも、使う人間が違うと、こうまで結果が違ってくるのかと不思議にさえ思ってしまう。
と、まあ、そこまでは知ってた。ここまでは学校で習った。
で、「非暴力・不服従運動(サティヤーグラハ)」って、結局、何だろう?
ここは、ガンディー本人の話を聞いてみよう。
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